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犬の感染症(ウイルス、細菌、寄生虫など)

犬の感染症には死亡の可能性もある重大なものや、人間に感染するものなど多種多様です。

寄生虫、ウイルス、咳やくしゃみなど、感染源のルートも様々であり、飼い主としても注意しておきたいところです。

この記事では、犬の感染症の代表的なものと、症状や予防方法についてお伝えします。

 

犬の感染症: ウイルスが原因の感染症

犬の感染症①: ケンネルコフ

 

ケンネルコフは子犬が咳をしだしたら疑われる病気です。

成犬やシニア犬にも移る病気です。

咳による飛沫や感染した犬との食器の共有などでも発生します。

パラインフルエンザウイルスやあでのウイルスⅡ型など多くのウイルスが原因になります。

症状としては立て続けに咳をしたり、乾いたような咳、痰が絡むような咳など様々です。

 

犬の感染症②: パルポウイルス

治療をしない場合の死亡率は70パーセントとも言われる大変恐ろしい病気です。

主な症状は嘔吐や下痢で、吐しゃ物やうんちから感染が広がります。

ワクチン接種により罹患は激減しましたが、ウイルスは死滅すると言われる56℃でも生きられるほど強く、変異型も出てきています。

この病気を予防するためにはワクチン接種が必須となっています。

 

犬の感染症③: 犬伝染性肝炎

犬伝染性肝炎は肝臓の機能が低下していく恐ろしい病気です。

突発的に発症し、危険な状態におちいることもあります。

アデモウイルスⅠ型が原因の感染症で、肝臓に炎症が起こり、嘔吐や下痢、高熱、黄だんなどが現れます。

ウイルスは尿がうんち、唾液や鼻水なdに含まれ、感染した犬との食器の共有などで移ることもあります。

子犬では死に至ることもあり、危険な病気です。

ワクチンを接種することで予防することができます。

 

犬の感染症④: ジステンパー

 

 

ジステンパーウイルスに感染した場合、高熱や咳、嘔吐や下痢、大量に目やにが出たりけいれんなどの症状が見られます。

吐しゃ物や飛沫、うんちなどで感染します。

タヌキなどの野生同部tも感染するため、野生動物がいる場所では食糞などさせないように気を付けましょう。

集団感染し、死亡する確率も高い病気ですが、ワクチン接種で予防することができます。

 

犬の感染症⑤: 犬コロナウイルス

犬コロナウイルスと聞くと新型コロナウイルスを想起させますが全くの別物です。

ワクチン接種で予防することができる感染症です。

主な症状は下痢や嘔吐。

パルボウイルスも一緒に感染した場合は死に至るケースもあります。

感染した犬のうんちを触ったり舐めたりすることで感染します。

 

犬の感染症⑥: SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

SFTSは人間も感染する可能性がある感染症で、ウイルスを持ったマダニに吸血されることで感染します。

元気消失、食欲不振、黄だんや発熱などの症状が見られます。

死亡する確率は犬が30パーセント、猫に至っては70パーセントとも言われている恐ろしい感染症です。

予防ワクチンがないので、マダニがいる場所に近づけないことが最大の予防方法となります。

こちらの記事では、マダニの脅威を予防するための情報を記載しています。

 

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人間もマダニから感染しますが、SFTSに感染した犬の唾液、うんちやおしっこ、血液から感染したケースもあります。

高齢になるほど死亡するリスクも高くなるため注意が必要です。

 

犬の感染症: 寄生虫が原因の感染症

犬の感染症⑦: ジアルジア

 

ジアルジアは感染力が強く、一頭でも感染すれば次々に感染するため多頭飼いの場合などは全員感染することもあります。

症状としては下痢や食欲不振などが見られますが、成犬では無症状のこともあります。

ブリーダーの犬舎、子犬や保護犬に多く見られ、迎える際は必ず検査することをオススメします。

新たに愛犬を迎え入れる場合、先住犬がいるのであれば1週間は先住犬から隔離し、動物病院で糞便検査あるいはPCR検査を受けさせましょう。

また、水たまりの水なども飲ませないようにして下さい。

人間にも移る可能性があり、注意が必要です。

 

犬の感染症⑧: エキノコックス

多包条虫(たほうじょうちゅう)が寄生したネズミを犬が食べることで感染します。

北海道のみの感染症でしたが、本州のキツネや野犬のうんちからも多包条虫の卵が発見されました。

犬の場合の症状は軽く、下痢の症状程度で済みますが、人間の場合は多包条虫の幼虫が肝臓に寄生して肝機能が低下します。

愛犬がネズミを食べた可能性があれば、駆除薬の服用が必要です。

かかりつけの動物病院に相談しましょう。

 

犬の感染症: 細菌が原因の感染症

犬の感染症⑨: ブルセラ症

 

感染した犬の胎盤や母乳、おしっこなどに細菌が排出され感染が広がります。

交尾が原因になることもあり、いわば犬の性病のような病気です。

目立つ症状はありませんが、メスは流産を繰り返し、オスは睾丸炎を起こします。

治療は長期間に及び、再発の可能性もあり、完治することが難しい感染症です。

交配を予定しているのであれば、ブルセラ症抗体検査を行った後に行いましょう。

不特定多数の犬と接する機会が多い犬は年1回検査を行いましょう。

人間も感染する場合があり、流産や男性の不妊症の原因になる可能性があります。

 

犬の感染症⑩: 犬レプトスピラ

犬レプトスピラは、ネズミの腎臓に住み着いたレプトスピラ菌がおしっこと共に排出され、感染源となります。

レプトスピラは水中や湿った場所で数カ月生存することから、川や湖などで感染することもあります。

洪水のあとの汚泥の上を愛犬に歩かせても感染することもあり、注意が必要です。

突然発熱したり、黄だんが出る。

元気消失などの症状が見られます。

ワクチンで予防することが可能です。

また、感染した犬のおしっこから人間に移ることもあります。

人間が感染した場合は高熱、筋肉痛、食欲不振、黄だんなどの症状が現れます。

 

犬の感染症⑪: 膿皮症

犬の皮膚に常駐するブドウ球菌が、皮膚のバリア機能が低下することで増殖し、発症する細菌感染症の一つです。

皮膚のバリア機能が弱い4歳未満の犬や10歳以上の犬が感染しやすいと言われています。

皮膚が赤くなり、ブツブツが見られたり、痒がるしぐさ、脱毛などの症状が現れます。

膿皮症に関してはこちらの個別記事で詳しく解説しています。

 

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犬の感染症⑫: Q熱

犬は無症状の感染症で、飼い主がQ熱と診断されて愛犬の感染が疑われる病気です。

人間では急な発熱、関節の痛みなどインフルエンザに似た症状が出ますが数週間で回復します。

感染源はマダニなどからQ熱に感染した犬のうんちやおしっこ、感染犬の出産時に出る胎盤などが主な原因となります。

 

犬の感染症⑬: パスツレラ症

感染源は犬の口腔内に常在しているパスツレラ菌です。

主に犬に嚙まれることが原因で人間に感染します。

犬は無症状でも人間に感染した場合は、噛まれた部位が異常に腫れ激しい痛みが伴います。

抵抗力が弱い人は重症化しやすい傾向があります。

犬に噛まれたらすぐに病院に行き、診察をうけることをオススメします。

 

犬の感染症: 感染を防ぐためにはワクチン接種が大切です

 

犬の感染症を防ぐためには、感染源に近づかない、食器の共有や過度なスキンシップを控えるなどの注意が必要です。

また、今回ご紹介した感染症の中には、ワクチン接種をすることで予防することができるものが含まれています。

愛犬と利用できる施設(ホテルやドッグランなど)はワクチン接種証明が必要な場合がほとんどであり、大切な愛犬を守るためにもワクチン接種をしっかりと受けさせましょう。

犬のワクチン接種に必要な情報については、以下の記事で詳しく解説しています。

合わせてご覧下さい。

 

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