私たち人間同様、犬にもケガはつきものです。
いぬのきもちをもとに、犬に多いケガランキングをご紹介します。
どんな時にケガしやすいのか、またケガをしてしまった時の対処法を事前に知っておくことで、愛犬をケガのリスクから守りましょう。
犬に多いケガランキング
まずはランキング結果をご紹介。
犬に多いケガのランキングはこのようになりました。
【 犬のケガランキング 】
1位: 骨折・ねんざ・脱臼(38%)
2位: 切り傷・すり傷(31%)
3位: 噛み傷(10%)
4位: やけど(2.5%)
犬のケガランキング:1位 骨折・ねんざ・脱臼
何となく納得の1位のケガの理由ですが、意外なのはケガをする場所。
外が多いと思いきや、室内の骨折が増えているようです。
滑りやすい階段や床、段差などが原因になっている模様。
このようなケガの体験が寄せられています。
・ インターフォンの音に驚き、ソファから転落して前足を骨折
・ 同居犬と追いかけっこの最中に方向転換してひざを脱臼
・ ボールを取ろうとジャンプして、着地時に足をひねってねんざ
ケガをした時の応急処置
ケガをしてしまった時は、すぐに動物病院に連絡し車を手配しましょう。
患部にはできるだけ触れずに愛犬をタオルでくるんで、動物病院へ急行しましょう。
大型犬の場合はケガをした足を固定し、3本足で歩かせるか台車などに乗せて移動させましょう。
犬のケガランキング:2位 切り傷・すり傷
散歩中・室内、様々な場所で起こりうるケガです。
このような事例が紹介されています。
・ 抱っこから飛び降りた時に飼い主さんのバッグの金具にしっぽが引っ掛かり出血
・ 散歩で興奮し、引っ張り癖もあり肉球が擦りむけた
・ 散歩中にビンの破片を踏んで肉球が切れた
ケガをした時の応急処置
まずは水で傷口を洗いましょう。
炎症を予防するためです。
スプレーのようなもので吹きかけると洗いやすく、水の代わりにお茶でも代用可能です。
その後傷口にワセリンを塗り、ガーゼなどで傷口を多い、動物病院に連れていきましょう。
人間用の消毒薬は犬の皮膚には合わないため、良かれと思って使用しないように注意して下さい。
犬のケガランキング:3位 噛み傷
散歩中のあいさつやドッグランで発生することがあります。
残念ながら起こりうる事故でもあります。
飼い主さんは愛犬の特性をしっかりと理解して、ケガのリスクから身を守ってあげましょう。
このようなケースが報告されています。
ケガをした時の応急処置
感染予防のため、できるだけ早く傷口を水で洗いましょう。
その後は指にガーゼを巻いて止血して下さい。
強く握る必要はなく、傷口を軽く抑える程度で大丈夫です。
それから動物病院へ急行しましょう。
連れていく最中は『大丈夫、大丈夫』と愛犬の心のケアも行ってあげて下さい。
犬のケガランキング:4位 やけど
夏場は散歩の時間帯によっても、肉球がやけどする可能性があります。
やけどの場所で圧倒的に多いのは『肉球』のようです。
夏場の散歩の時間は特に注意が必要ですね。
やけどの原因としてはこのようなケースがあるようです。
・ 熱い鍋を運んでいる時に愛犬が飼い主さんの足に絡みつき、鍋のスープが愛犬に掛かりやけどしてしまった
ケガをした時の応急処置
まずはすぐに水で冷やしましょう。
やけどは冷やさないと、症状がどんどん進行してしまうからです。
患部を充分に冷やしたらワセリンを塗り、ガーゼと包帯で処置を動物病院に連れていきましょう。
応急処置に必要なアイテムをそろえておきましょう
応急処置に便利なアイテムを事前に揃えておくと安心です。
大体このようなアイテムがあると安心です。
①ガーゼ
傷口を覆って保護したり、指に巻いて止血するために使用できます。
②包帯
関節には伸縮性、足先には粘着性があるもの、顔周りには綿タイプの包帯と3種類用意しておきましょう。
③スプレータイプの容器
ノズルを回して噴射量が調整できるタイプのものがオススメです。
傷口を洗うときは噴射量を直線的に調整しましょう。
患部に直接吹きかけることができ、水道で洗う場合に比べてずいぶん洗いやすくなります。
④ワセリン
傷口の保護、乾燥防止のために使います。
薬局で販売している一般的なもので大丈夫です。
⑤使い切りポリ手袋
感染予防のため、愛犬の傷の処置でも使い捨てのポリ手袋を使用すると安心です。
汚物入れ用の袋
感染予防のため、使った手袋やガーゼは袋に入れ、口を縛って廃棄するようにしましょう。
犬のケガランキング&応急処置方法をご紹介します まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬は運動して、遊んでナンボの存在です。
そんな愛しき愛犬たちをケガから守るためには、飼い主さんの気配り目配りが重要です。
ケガの予防の観点が分かると、室内にいても外出しても、愛犬をケガから防ぐことはそんなに難しいことではありません。
それでもケガをすることはあります。
急を要するケースもありますので、できればかかりつけの動物病院を2か所見つけておきたいところです。
動物病院の選び方に関する情報もご紹介しておきます。
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