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犬の皮膚病、皮膚炎、膿皮症、治療費、症状、シャンプー、治し方、予防方法

犬の病気ランキング|皮膚炎(膿皮症)の症状・治療法・予防法と治療費用

この記事では犬がかかりやすい病気の種類トップ10についてランキング形式でご紹介しています。

その中から特に【 膿皮症 】の症状や治療法、予防方法、治療費用の相場や膿皮症になりやすい犬種に至るまで詳しくご紹介をします。

皮膚に関する病気は犬にはつきものですが、その中でも膿皮症は多くの犬がかかる可能性のある病気です。

治療を行うためには愛犬の変化に気づき、早めの受診を行うことがカギです。

膿皮症についての知識を深め、愛犬を皮膚病の脅威から守ってあげましょう。

 

犬のかかりやすい病気の種類ランキング

 

まずはじめに犬のかかりやすい病気について、ランキング形式でご紹介します。

ランキングはアイペット損害保険株式会社 ペットの傷病ランキングを元に作成しています。

 

犬の病気ランキングと治療費用

 

犬のかかりやすい病気の種類ランキングトップ10で、第1位は皮膚炎です。

皮膚炎には色々な種類があり、それらを総合して第一位となっています。

本記事では皮膚炎の中でも膿皮症についてこれからご紹介します。

第2位は外耳炎です。

耳が大きく垂れている犬種ではかなり要注意な病気です。

第3位は下痢、第4位は腫瘍(がん)となっています。

第5位は異物の誤飲です。

誤飲は飼い主さんの配慮で防ぐことができるので、極力避けたい病気です。。

第6位は胃腸炎、第7位は骨折、第8位は嘔吐となっています。

第9位の歯周病は3歳以上の犬全体の80パーセント以上がかかっているとも言われており、全犬種共通の病気です。。

第10位は膝蓋骨脱臼(パテラ)です。

膝蓋骨脱臼は英語ではパテラ(Patellar Luxation)と言われる病気です。

この記事ではランキング第1位の皮膚炎(膿皮症)について、症状や治療方法を見ていきます。

 

犬の病気ランキング第1位: 皮膚炎(膿皮症)とは

膿皮症(のうひしょう)とは、主に皮膚の常在菌であるブドウ球菌の感染が引き起こす皮膚炎です。

膿皮症は犬全体に見られる病気です。

犬の皮膚は人間の1/6程度と非常に薄く、皮膚のpHが細菌の増殖しやすい弱アルカリ性であるため、特にかかりやすい病気と言われています。

体(皮膚)の抵抗力が落ちた時にかかりやすく、赤い発疹や膿を持つ発疹である膿疱が現れ、かゆがります。

症状によっては脱毛をすることもあります。

近年ではコロナ禍になり、ストレスで免疫力が低下した犬が増え、受診数も増えたと言われています。

膿皮症は顔やおなか、ワキ、内股などに発生することが多いです。

膿皮症は『表示性(浅在性)膿皮症』と『深在性膿皮症』とあり、犬の多くは『表示性(浅在性)膿皮症』です。

表在性膿皮症は表皮付近の炎症で、深在性膿皮症はそれより下の真皮や皮下組織で生じる炎症です。

 

犬の病気ランキング第1位: 皮膚炎(膿皮症)の症状

 

このような症状が多く見られると膿皮症の可能性があります。

 

【 膿皮症の症状 】

・ 赤い発疹(丘疹)ができる
・ 膿を伴う発疹(膿疱)ができる
・ かゆみ
・ 脱毛
・ ふけがでる

・ 皮膚が黒ずむ

膿皮症は顔、おなかやワキ、内股などで発症が多く見られます。

発疹ができたり皮膚が赤みを帯び、同時に犬がその場所をとてもかゆがります。

脱毛やふけなどの変化も見られます。

犬がかゆさのあまりに患部を舐めたり掻いてしまうことで、炎症が広がる可能性があります。

重症になると膿瘍や発熱、痛みが発生する場合もあります。

 

犬の膿皮症

引用: みのわ動物病院ホームページ

 

犬の病気ランキング第1位: 皮膚炎(膿皮症)の治療方法

一般的には内服薬を用いて治療を行います。

膿皮症は細菌感染なので、細菌(ブドウ球菌)に有効な抗生物質を服用します。

表示性膿皮症であれば3週間程度、深在性膿皮症であれば1~3ヶ月程度治療期間が必要です。

その他抗菌作用のあるシャンプーや消毒薬を用いることもあります。

 

犬の病気ランキング第1位: 皮膚炎(膿皮症)の治療費用

 

冒頭の犬の病気ランキングでは、12,500円でした。

上記は様々な皮膚病にかかった費用の平均値となります。

一例によると、膿皮症にかかった場合の治療費はこのようなものです。

 

・ 診療: 1,000円
・ 皮膚検査: 2,500円
・ 最近版用検査: 7,000円
・ 処方: 2,000円合計: 12,500円

ランキングの費用とぴったりでした。

ただし、症状や治療が長期化した場合はさらに費用が掛かることになります。

 

犬の病気ランキング第1位: 皮膚炎(膿皮症)にかかりやすい犬種

犬種問わず膿皮症になる犬は多いのですが、その中でも強いて言えば、被毛の多い犬種やブルドッグなどの短毛で硬い毛質の犬種がなりやすいと言えます。

 

【 皮膚炎(膿皮症)にかかりやすい犬種 】

・ ブルドッグ
・ ボストン・テリア
・ ジャックラッセル・テリア
・ ミニチュア・ピンシャー
・ シェットランド・シープドッグ
・ 柴犬
・ パグ
・ シー・ズー

 

犬の病気ランキング第1位: 皮膚炎(膿皮症)の予防方法

 

愛犬の皮膚炎(膿皮症)を予防するために大切なことは、適切なスキンケアです。

肌を清潔に保つことも必要ですが、【 過度なシャンプー 】もまた逆効果になってしまいます。

ブラッシングも適度に行いましょう。

特にブラッシングはスリッカーでしないで下さい。

愛犬の肌を傷つける原因となり、注意が必要です。

また、膿皮症は夏場に増える皮膚病であり、高温多湿な環境にならないようにすることが必要です。

人間が快適だと思う室内(室外)環境を準備してあげることが大切です。

 

犬の病気ランキング|皮膚炎(膿皮症)の症状・治療法・予防法と治療費用 まとめ

今回は犬の病気ランキング第1位の皮膚炎(膿皮症)について、症状や治療方法などについてご紹介しました。

本記事のまとめはこちらです。

 

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その他の皮膚炎に関する記事もあります。

 

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