日々の愛犬のお世話、我流になっていませんか。
小型犬、中型犬、大型犬、犬種などによって、お世話のしかたや頻度は変わってきます。
この記事ではあなたの愛犬にぴったりな【 数字で理解できる 】お世話の方法についてお伝えします。
1日の食事の回数: 2回以上
まずは1日の食事回数から。
■ 1日の食事回数の目安
成犬: 朝晩2回
子犬: 3~4回
シニア犬: 2~4回
消化しやすい感覚を保つことが重要です。
成犬は1日2回が適正と言われています。
消化機能が低い子犬やシニア犬の場合は、1回の量を減らして回数を増やすとよいでしょう。
1日の水分量: 50ml/1kg(体重)
犬は身体の半分以上が水分で出来ています。
体重1kg当たり50mlは必要になります。
体重 | 水分量の目安 |
2kg | 100ml |
3kg | 150ml |
4kg | 200ml |
5kg | 250ml |
6kg | 300ml |
8kg | 400ml |
10kg | 500ml |
12kg | 600ml |
15kg | 750ml |
20kg | 1000ml |
水を飲む量が少ないとナイタイの水分バランスが崩れ、体温調節などに影響が出ることがあります。
夏場や運動後はいつもよりも多めに水を飲ませてあげるとよいでしょう。
1日のおやつの量: 食事量の10パーセント
総摂取カロリーのおおよそ10%まで、が1日に与えてもよいおやつの目安と言われています。
フードの量とおやつの量の目安を比べてみましょう。
サイズ | 1日のフードの量 | 1日のおやつの量 |
超小型犬(2kg未満) | 50g | 体重2kgの場合約5g |
小型犬(10kg未満) | 80g | 体重5kgの場合約8g |
中型犬(25kg未満) | 150g | 体重10kgの場合約15g |
大型犬(25kg以上) | 310g | 体重25kgの場合約31g |
ちなみに愛犬に初めて与えるおやつの種類は1日1種類までを目安にしましょう。
おやつは愛犬のしつけにも役立ちます。
■ おやつを使った子犬のしつけ方法5選
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1回の散歩時間の目安: 30分~、1日2回
犬たちにとって最も楽しい時間の一つ、散歩の時間。
犬種や年齢にもよりますが、基本的に散歩はできるだけ連れて行くようにしましょう。
愛犬の社会性、健康寿命を高めることに繋がります。
また、室内犬だと特に散歩は気分転換にもなるもの。
おおよそ以下の目安で散歩に連れて行ってみてはいかがでしょうか。
■ お散歩時間30分未満
・ チワワ
・ パグ
・ シー・ズー
・ フレンチ・ブルドッグ
・ ボストン・テリア
・ ペキニーズ
・ その他持病のある犬など
■ お散歩時間30~60分
・ コーギー
・ ポメラニアン
・ 柴犬
・ トイ・プードル
・ ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
・ ヨークシャー・テリア
・ ビション・フリーセ
・ ミニチュア・ピンシャー
・ イタリアン・グレー・ハウンド
・ マルチーズ
・ ミニチュア・シュナウザー
・ キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
・ スピッツ
・ ミニチュア・ダックスフンド
・ その他の小・中型犬など
■ お散歩時間60分以上
・ ジャック・ラッセル・テリア
・ シェットランド・シープドッグ
・ ボーダー・コリー
・ ラブラドール・レトリーバー
・ ゴールデン・レトリーバー
・ アメリカン・コッカ―・スパニエル
・ ダルメシアン
・ ビーグル
・ シベリアン・ハスキー
・ 甲斐犬
・ 秋田犬
・ ワイマラナー
・ サモエド
・ その他大型犬
ワクチンの種類: 5種程度
日本の場合は混合ワクチンの種類は5種類以上を推奨している動物病院が多いです。
かかりつけの獣医師に相談しながら何種のワクチンを接種するかを検討して下さい。
アウトドア派の愛犬であれば、種類も増やすことも検討してもよいかもしれません。
ワクチンに関する細かい内容を知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
■ 犬のワクチン|子犬のスケジュール、混合ワクチン種類表や値段をご紹介
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1日のオシッコの回数: 3回以上
1日のオシッコの回数は、3回以上が目安です。
家の中ではいつでも快適に排泄ができる環境を準備しておきましょう。
犬は綺麗好きですので、トイレが汚れていると我慢をしたり、トイレ以外の他の場所で排泄してしまうことがあります。
愛犬が気持ちよく排泄できるように、いつも綺麗なトイレ環境を整えてあげて下さい。
■ 【 成犬のトイレのトレーニング 】100均にあるアイテムでトイレの囲いを作り覚えさせる方法
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健康診断の回数: 10歳以上なら年4回
健康診断の受診回数の目安は以下となります。
■ 健康診断の受診回数目安
10歳以上の小型犬: 3カ月に1回(年4回)
成犬・子犬: 1年に1回以上
■ 腫瘍好発犬種
・ ゴールデン・レトリーバー
・ ラブラドール・レトリーバー
・ シェットランド・シープドッグ
・ ウェルシュ・コーギー・ペンブローク など
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ブラッシングの回数: 1日15分
ブラッシングの回数の目安ですが、完全室内犬の短毛種であれば1日15分以内、が目安となります。
ダブルコートの犬種は個体差もありますが、もう少し回数を増やしてもよいかもしれません。
ブラッシングのやりすぎは逆効果になるため、様子を見つつ適切な回数と時間で行って下さい。
■ 愛犬の健康チェック|毎日のお手入れで病気を早期発見する(体拭き&ブラッシング編)
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歯磨きの回数: 毎日2回
理想は毎食後がベストとなります。
前歯の裏側など、犬の歯は磨くのがかなり難しいため、できる限りのケアは行いつつ、定期的に動物病院で診てもらうようにしましょう。
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爪切りの回数: 年10回
犬種や体格などによって異なりますが、爪が床で擦れない長さをキープすることが一つの目安になります。
そのためには、2週間や1ヶ月に1回、年10回以上は爪のケアを行いましょう。
爪切りが苦手な飼い主さんや愛犬は、プロにお任せするのがよいでしょう。
シャンプーの回数: 月に1回以上
ニオイが気にならなければ基本的には半月から1ヶ月に1回程度を目安にするとよいでしょう。
皮膚の状態や季節によっても変わりますので、気になる場合はトリマーや獣医師に相談してみることをオススメします。
耳そうじの回数: 汚れていなければ0回
汚れていなければ0回で大丈夫です。
生まれつき耳垢が多い犬出なければ、耳垢は自然と体外へ排出されるので、頻繁に耳掃除をする必要はありません。
愛犬がかゆがっておらず、軽い汚れが見られるくらいなら、専用の洗浄液を浸したコットンで軽くふく程度のケアで問題ありません。
■ 愛犬の健康チェック|毎日のお手入れで病気を早期発見する(歯磨き&マッサージ編)
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【 数字で理解 】一目で分かる愛犬のお世話のしかた|健康編 まとめ
いかがでしたでしょうか。
数字で大まかに理解しておくと、あまり外れたお世話にはならないので、愛犬をよい健康状態に保つことができます。
お世話ができる幸せをかみしめつつ、愛犬と毎日の愛おしい日々を過ごしましょう。
記事は後編に続きます。
後編の記事はこちら。
■ 【 数字で理解 】一目で分かる愛犬のお世話のしかた|生活編
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