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犬の貧血、原因、症状、鉄分、食事、食材

犬の貧血|実は食事や食材が原因ではないことがほとんどです

犬も人間と同様貧血の症状ができることがあります。

鉄分が不足が貧血の一番の原因と思われがちで、鉄分の多いものを摂取することで改善されると考えている人が多いと思います。

したがって食事やサプリメントなどで改善すると思われがちですが、実は犬の貧血は食事や食べ物の成分が原因のケースはむしろ少ないです。

この記事では放っておくと危険な犬の貧血の症状について詳しく解説します。

 

犬の貧血とは

 

人間の貧血は鉄分不足による病気で女性に多いというイメージがあるかもしれません。

犬の場合は鉄分の接種不足の原因の貧血はほとんどなく、何かしらの病気が原因になっていることが多いです。

血液の成分のひとつである赤血球は酸素を運ぶ役割があるヘモグロビンを含み、体内に酸素を運んでいます。

この赤血球の数やヘモグロビンの猟が病気や炎症など、何らかの原因で減少した状態が貧血です。

体内に酸素が生き渡りにくく元気消失、食欲減退、疲労を感じやすいなどの体調不良が起きます。

犬の貧血は様々な病気や炎症の症状として現れるため、貧血の症状が現れたら病院で検査してもらい原因を発見することが大切になります。

 

犬の貧血: 貧血には2つのタイプがあります

犬の貧血は赤血球の数やヘモグロビンの猟が減少する理由により、2つのタイプに分類されます。

犬の貧血のタイプ①: 赤血球が作られても失われる

ひとつは脊髄で赤血球が正常に作られていても、どこからか出血していたり免疫の病気などが原因で赤血球が壊れたりして貧血になるタイプです。

 

犬の貧血のタイプ②: 作られる赤血球が少ない

慢性腎疾患や甲状腺機能低下症、重度の感染症などの炎症が原因で新しく作られる赤血球の数が減り貧血になるタイプです。

どちらのタイプの貧血であるかを調べることがその後の治療方針において重要になります。

 

犬の貧血: 貧血の症状がでる主な病気

 

それでは貧血の症状がでる主な病気はどういったものでしょうか。

貧血につながる代表的な病気をご紹介します。

 

① 消化管や腫瘍からの出血

消化管内がただれたりえぐれたりする胃潰瘍や十二指腸潰瘍は潰瘍部分から出血の症状がみられます。

吐血やタール状の黒い便などが見られます。

症状が進行すると貧血の症状が出るようになります。

潰瘍が破れて出血し貧血になることもあり注意が必要です。

脾臓や肝臓の腫瘍は破れることが珍しくありません。

 

② 慢性腎疾患

腎臓の機能が徐々に低下する病気でシニア犬に多く見られます。

腎臓は赤血球の生産を促すホルモンを作るのですが、慢性腎疾患があるとこのホルモンを作る量が低下します。

その結果作られる赤血球の数が減少して貧血の症状が現れます。

急激な体重減少や多飲などの症状に注意しましょう。

慢性腎疾患についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

 

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③ 甲状腺機能低下症

甲状腺に異常が発生して細胞の代謝などを行う甲状腺ホルモンの分泌が低下する病気です。

シニア期の犬に多く見られる病気です。

甲状腺機能低下症の犬の25パーセントから40パーセントに軽度の貧血が見られると言われています。

元気消失、皮膚疾患を繰り返す、脱毛といった症状も現れます。

 

④ そのほかの病気

先ほど紹介した貧血のタイプ①(赤血球が作られても失われる)には、ネギ類に含まれる物質が赤血球を破壊する玉ねぎ中毒や免疫機能に異常が起こり自分の赤血球を破壊する免疫介在性溶血貧血などがあります。

タイプ②(つくられる赤血球が少ない)には慢性的な重度の感染症や臓器の炎症があります。

炎症が長期間続くと赤血球がうまく生産できずに貧血になることがあります。

 

犬の貧血: 貧血の症状は

貧血の状態は体中に酸素が十分に運ばれないため、酸欠の状態になります。

元気や食欲がなくなったり疲労を感じやすくなります。

散歩に連れて行ってもすぐにしゃがみこんでしまう犬もいます。

また重症になると貧血の状態は赤血球が減少しているため、歯茎や結膜などの粘膜、舌の色が白っぽくなっていたり青っぽく見えます。

 

犬の貧血: 定期健診の重要性

 

症状が軽度の貧血の状態を発見することは難しく、病院の定期健診が重要になります。

様々な病気の症状として貧血が見られるため、ほかの病気を発見する目的でも軽度の症状の段階で発見しておきたいところです。

愛犬を定期健診に連れていきましょう。

過去の数値の変化から病気の発見につながるメリットもあります。

 

犬の貧血: 数値でみる貧血

血液検査等で特定される犬の貧血状態ですが、一般的には血液検査の結果のHb値(ヘモグロビン濃度)は基準値を下回った場合に貧血とされます。

具体的には

犬: 12g/dL未満

猫: 8g/dL未満

が目安となります。

犬種や年齢、性別や使用機種により基準値は変わりますので上記はあくまで参考数値となります。

 

犬の貧血: 貧血の予防について

貧血の原因によっては予防ができるケースもあります。

タマネギ中毒はネギ類に含まれる成分が犬の赤血球を破壊することで貧血の症状を引き起こします。

そのためこれらの食材を食べさせないようにすることが予防になります。

タマネギ中毒は食材が加熱されていても引き起こされるので注意しましょう。

犬に与えてはいけない食材のリストも参考までにご紹介します。

 

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また、ノミやマダニの寄生による貧血は駆除薬などで予防ができます。

 

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犬の貧血: 鉄分不足の貧血は犬にも起こるのでしょうか

 

人間の場合には鉄分の接種不足による貧血は若い女性に多く見られます。

しかし犬の場合にはほとんど見られないようです。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍、重度の歯周病など慢性的な出血に伴い血中の鉄分量が減少することはありますが、出血の原因である病気を治療することで改善される場合がほとんどです。

 

犬の貧血|実は食事や食材が原因ではないことがほとんどです まとめ

いかがでしたでしょうか。

犬の場合は人間と違い、鉄分の不足による貧血の症状はほとんどないことが分かりました。

貧血の症状は様々な病気から引き起こされることがあるため、ほかの病気の早期発見につながるためにも定期健診をしっかりと受けさせることが大切です。

ちなみに貧血に有効とされる食材としてはレバーや魚介類、卵黄、チーズ、納豆、大麦若葉、ブロッコリー、ほうれん草などがオススメとされています。

いずれにしても、貧血の疑いが見られた場合は獣医師と相談しながら治療方針を決めていきましょう。

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