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【 後編 】犬のストレスになる飼い主さんのNG行動

飼い主さんが愛犬のために良かれと思って取っている行動。

実は、愛犬にとっては逆にストレスになっていることもあります。

この記事では2部構成で飼い主さんが愛犬にストレスを与えるNG行動と、愛犬がストレスと感じた時のサインをご紹介します。

前編は食事・散歩のシーンですが、後半は別の状況でのNG行動になります。

 

犬がストレスと感じた時のサイン

 

犬がストレスを感じた時、どのような仕草をするのでしょうか。

例えばこのような仕草は犬のストレスサインだと考えられます。

 

■ 犬がストレスを感じた時のサイン

・ あくびをする
・ 目をそらす
・ 鼻を舐める
・ 体をかく  など…

 

こうした仕草は愛犬がストレスを感じている時のサインです。
詳しい内容はこちらの記事をご覧下さい。

 

■ しぐさから分かる|犬のストレスのサイン20パターン
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犬のストレスサイン、しぐさ、行動、カーミングシグナル

 

続いて実際の飼い主さんのNG行動を見ていきましょう。

 

飼い主さんが犬にストレスを与えるNG行動①: 愛犬への接し方

気合入りまくりでお手入れをする

 

愛犬をあまりに愛するあまり、飼い主さんがお手入れの目標を立て、気合を入れてお手入れをすることは返って逆効果になる場合があります。

愛犬が飼い主さんの気合を感じ取ってしまい、それがストレスに繋がるからです。

お手入れも無理のない範囲で、スキンシップの延長上でお手入れするなど適度な対応を心掛けましょう。

 

毎日必ず決まった時間トレーニングする

犬の集中力はその日の体調や気分によって変わります。

例えば30分間集中してトレーニングするとなると、多くの犬は集中できずストレスになります。

こうした状態が継続すると、愛犬の飼い主さんに対する気持ちも下降気味に。

関係の悪化もありうるので、トレーニングはその日の体調や気分などを考慮して、ほどほどに行いましょう。

 

愛犬が苦手なお手入れを一度に全部すませる

 

お手入れでは、長時間の拘束が一番のストレスになります。

ですので一度に終わらせようとすると拘束時間が長くなり、強いストレスに繋がります。

お手入れは一度に長時間ではなく、回数を分けて1回あたりの時間を短めにしましょう。

 

厳しい態度でトレーニングを行う

犬は飼い主さんの声や表情をよく見ています。

トレーニングの時だけ指示の区長や表情が厳しくなると、『何で怒っているの?』と愛犬が戸惑いストレスに繋がることも。

いつもの態度で十分トレーニングは可能ですので、トレーニングの時だけ態度を硬化させるのは止めましょう。

 

おねだりには全て応えてあげる

全てのおねだりに応えてあげることはしつけ上の観点からも非常によくありません。

甘やかせすぎると、少しの我慢もできなくなりことあるごとにストレスを感じやすくなり、逆効果です。

おねだりをされやすいおやつや遊びは、ご褒美として与えるようにしましょう。

 

飼い主さんが犬にストレスを与えるNG行動②: 生活環境

トイレは見えにくい場所に設置している

 

愛犬のことを考えて、人目につかない廊下などの場所にトイレを設置することがあります。

確かに犬にとって排泄を見られるのは落ち着かないのですが、普段過ごしている場所から遠いところにしかトイレがない場合は、そこまでいくのが億劫になり排泄を我慢することがあります。

その状況だけでもストレスになりますし、膀胱炎などの病気につながることも考えられます。

トイレは愛犬が行きやすいところに設置するようにしましょう。

 

室内をフレグランスでいい匂いにしている

香りが充満した環境は犬にとってはストレスになりやすいです。

犬の嗅覚は人間のそれとは比べ物にならないほど敏感です。

犬はニオイで情報を得ています。

フレグランスなどの芳香剤はそのニオイ情報を遮断してしまうことになり、結果それがストレスになります。

芳香剤はほどほどに、愛犬が嫌な反応をしているなら止めるようにしてあげて下さい。

 

ハウスは家族が集まるにぎやかな場所においている

 

愛犬にとってハウスは一人でくつろげる場所。

そのハウスがにぎやかな場所にしかないと、くつろげずストレスになることも。

ハウスを移動したり、静かな場所にもう一つ設置して、愛犬だけのリラックスできる空間を作ってあげるとよいでしょう。

 

飼い主さんのNG行動を減らす4つのポイント

 

それでは、愛犬のストレスを少なくするための飼い主さんの心がけをご紹介します。

この心がけを忘れずに愛犬と接することで、あなたの愛犬のストレスはグッと減るはずです。

 

犬の特徴を理解する

犬にとって、モノをかんだり、ニオイを嗅ぐなどの行為は本能的な欲求です。

人間には理解しがたいかもしれませんが、それはそういうものであるということを心得ておくとよいでしょう。

本能を我慢させることはストレスに直結しますので、犬の特徴や習性を理解してあげることが大切です。

 

飼い主さんの思い込みに注意

お世話にの時間、食事の時間などキッチリと決めすぎ、『こうあるべき』論で行動すると犬にも負担が掛かりストレスに繋がります。

あくまで飼い主さんも愛犬もお世話して、されて、心地よい・楽しいと思えることが大切です。

真面目な飼い主さんは陥りやすいポイントなので、ある程度気を抜きながら接することも大切です。

 

人間が決めたルールやマナーを強要する

極端な社交性を求めたり、行儀の良さや厳しいマナーを強要しすぎは禁物。

人間が決めたルールをあまりに強要しすぎると、強いストレスになり、飼い主さんとの信頼関係にも支障がでるので注意が必要です。

 

お世話やしつけの放棄

今度は逆に、しつけが可哀そう、愛犬の気持ちを優先したい、などの理由から最低限のしつけも教育もせず、完全犬任せにするのもNGです。

飼い主さんは飼い主として愛犬が楽しく安全に、社会にもなじんで快適な人生が送れるようにするための責任があります。

全てを放棄して、愛犬任せ、他人事のように振舞うことはあってはなりません。

 

【 後編 】犬のストレスになる飼い主さんのNG行動 まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

何事も適度に、リラックスできる程度で行うことが、愛犬も飼い主さんにも双方のためになることがお分かり頂けたかと思います。

飼い主さんが愛犬の特性をしっかりと理解して、犬に対して相応しい対応を心掛けることで、両者の関係はますますよくなっていくことでしょう。

本記事の前編はこちらです。

 

■ 【 前編 】犬のストレスになる飼い主さんのNG行動

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