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【 前編 】犬のストレスになる飼い主さんのNG行動

飼い主さんが愛犬のために良かれと思って取っている行動。

実は、愛犬にとっては逆にストレスになっていることもあります。

この記事では2部構成で飼い主さんが愛犬にストレスを与えるNG行動と、愛犬がストレスと感じた時のサインをご紹介します。

 

犬がストレスと感じた時のサイン

 

犬がストレスを感じた時、どのような仕草をするのでしょうか。

例えばこのような仕草は犬のストレスサインだと考えられます。

 

■ 犬がストレスを感じた時のサイン

・ あくびをする
・ 目をそらす
・ 鼻を舐める
・ 体をかく  など…

 

こうした仕草は愛犬がストレスを感じている時のサインです。
詳しい内容はこちらの記事をご覧下さい。

 

■ しぐさから分かる|犬のストレスのサイン20パターン
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犬のストレスサイン、しぐさ、行動、カーミングシグナル

 

続いて実際の飼い主さんのNG行動を見ていきましょう。

 

飼い主さんが犬にストレスを与えるNG行動①: 食事のシーン

フードボウルを手に持って与える

 

愛犬が食べやすいようにと、フードボウルを手に持って与えている飼い主さんの行動は、実は愛犬にとってはかなりのストレスになっている可能性があります。

飼い主さんがフードボウルを手に持っていると、いつかフードが取り上げられてしまうかもしれないという不安を愛犬に与えてしまい、ゆっくりと食事をすることができなくなってしまいます。

食べやすくしたいのであれば、フードボウルを食事台に置くなどの工夫をしましょう。

 

食事中ずっとそばで見守っている

食事量のチェックや食べっぷりを観察したいということで愛犬の食事をそばで見守っている飼い主さんは意外と多いもの。

しかしその状態では、愛犬も落ち着いて食べることができません。

人間も、食事の様子を他人から観察されているとよい気分はしないでしょう。

強いストレスを感じると、消化不良や食欲不振を引き起こすことも。

見守りたいなら、そっと遠くからお願いします。

 

フードの種類を頻繁に替える

味に飽きさせないために様々なフードを与えていると、犬も舌が肥えてきてフードを選ぶようになります。

好きなフード出ない場合はストレスになりますし、シニアになった時に必要になる可能性もある『療法食』にもかなりの抵抗を示す可能性もあり、良いことはありません。

栄養価が高く、バランスが良いフードで愛犬がある程度落ち着くなら、大きな体調の変化がない限り同じフードで固定化する方が無難です。

その方が飼い主さんにとっても愛犬にとってもハッピーになるでしょう。

 

愛犬にも決まった時間のおやつタイムを設けている

 

時間を決めておやつを与えていると、その時間に食べられないのがストレスになります。

そもそも犬にはおやつの習慣は必要ありません。

無駄なストレスと与えるきっかけになってしまうので、おやつはしつけやご褒美などの場面で活用するようにしましょう。

 

ご飯の時間を厳密に定めている

食事の時間をキッチリと決めることは規則正しい生活にもつながって一見よさそうな気もしますが、実は少し時間がずれるだけで早くご飯が食べたいあまりストレスに感じることもあります。

食事の時間はざっくり大雑把な時間帯に決め、その時間の範囲内で与えられれば問題ありません。

要求吠えなどの防止にもつながります。

 

フードボウルを出しっぱなしにしている

 

愛犬がいつでも好きな時に食事が摂れるようにフードボウルを出しっぱなしにするのは実はNGな行動とされています。

外出時など、食べたい時に食べられない状態になるとストレスを感じるようになります。

フードが入ったままのフードボウルはその都度下げましょう。

愛犬の食事のスピードが遅ければ、時間を決めて与えるように。

食事の上げ下げは、衛生面の観点からも推奨します。

 

食事の前に長時間のマテをさせている

これもマナーを身に着けるという意味で大変よい行動のようにも見受けられます。

数秒程度の短時間なら問題ありませんが、何分にも及ぶ長時間のマテは完全な逆効果です。

愛犬に強いストレスを与えるだけでなく、飼い主さんに対する信頼感も下がってしまい、良いことはありません。

しつけを優先するあまり、行き過ぎた行動にならないように気を付けて下さい。

 

飼い主さんが犬にストレスを与えるNG行動②: 散歩のシーン

散歩は毎日しないようにしている

 

愛犬が疲れてしまうかもしれないと、散歩をしない日を『敢えて』作っているのは実はNG行動。

犬は通常の散歩で疲れるということはほぼありません。

むしろ散歩は犬にとって一日のうちで最も楽しくリフレッシュができる時間です。

短時間でもいいのでできる限り毎日連れていくようにしましょう。

 

ニオイ嗅ぎは最小限にさせている

誤飲防止などの目的でニオイ嗅ぎを極力させていない飼い主さんがたまにいます。

犬にとってニオイ嗅ぎによる情報集は、とても貴重な時間です。

むしろ散歩中はニオイを嗅ぐ時間を十分に与えて下さい。

ニオイ嗅ぎができないことは犬にとってストレスになりますので、散歩中もゆっくり立ち止まって、愛犬のペースでニオイ嗅ぎをさせてあげましょう。

誤飲などが怖いという場合は、確実に安全な場所でしっかりニオイ嗅ぎさせてあげるとよいでしょう。

 

散歩中他の犬に積極的に挨拶させる

 

社交性を高めるために、散歩中でも他の犬に積極的に挨拶させることも実はNG行動な可能性があります。

犬にも苦手な犬がいます。

相性の良くない他の犬に無理に挨拶しないといけないのは、私たち人間でも同様に強いストレスになることがあります。

他の犬に挨拶する時は愛犬が嫌がっていないか確認してからするようにしましょう。

 

散歩中は常に走っている

運動量アップや健康促進のため、散歩中は常に走っている飼い主さんをみかけますが、実はNG行動だと言えます。

散歩の目的は運動量の確保もありますが、それ以外に外の空気を吸って心身のリフレッシュをしたり、ゆっくりとニオイ嗅ぎをして情報収集をすることも非常に大切な目的になっています。

散歩中常に走っていると、こうした行為が十分にできないため、基本的にはゆっくりとリラックスした状態で散歩をするように心がけるとよいでしょう。

 

噛むおもちゃでは遊ばせない

 

噛み癖が付くからと言って、噛むおもちゃを与えないと、本来の犬の本能として備わっている『噛みたい』という欲求が満たされずストレスが溜まり、逆に噛めないことが原因で噛み癖に繋がることもあります。

愛犬の口のサイズに合った噛みやすいおもちゃはむしろ与えるべきであり、噛むおもちゃで適度なストレス発散をさせてあげることが大切だったりします。

 

毎日長時間の散歩をさせている

これも良かれと思って行動する飼い主さんのNGパターンです。

犬は通常の散歩では疲れないですが、半日以上の散歩レベルになるとさすがに身体の負担が大きすぎます。

何事も適度に、散歩は1日2回、1時間程度か、短時間でも回数を増やして散歩するようにしましょう。

 

【 前編 】犬のストレスになる飼い主さんのNG行動 まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

良かれと思って取っていた行動が実はNGパターンだったことを知るのはいささかショックではあります。

しかし、こうしたことを知っているのと知らないのでは、愛犬の生活の質がグッと違ってきます。

飼い主さん・愛犬、双方のためでもあるので、ぜひ後編の記事もお読み下さい。

 

■ 【 後編 】犬のストレスになる飼い主さんのNG行動

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