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飼いにくい犬種、ランキング、飼育しにくい、飼うのが難しい

【 人気犬種なのに 】飼いにくい犬種ランキングTOP10をご紹介します

メディアによく取り上げられていたり、飼っている人も多いと聞く人気犬種の中にも、飼うのが難しい(注意が必要)な犬種がいます。

いわゆる上級者向きの犬種となる、とっても可愛くも飼育するのが難しい犬種について、この記事ではランキング形式で徹底解説します。

専門家の意見と実際の飼い主の声をもとに、理由や注意点もまとめました。

犬を迎える際の参考になれば幸いです。

飼った後に『こんなはずじゃなかった』とならないために各犬種の特性を知っておきましょう。

 

目次

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第10位 フレンチ・ブルドッグ

 

シワシワ顔にクリクリの目ぺちゃ鼻に大きなコウモリ耳。

イビキはかくし、オナラもするし、どことなく人間臭い愛嬌たっぷりのブサカワ犬。

ハマったら抜け出せない『ブヒ中毒』者が続出しています。

 

飼うのが大変な理由

・ 皮膚炎、呼吸系などの病気に罹りやすい

・ 体温調整が苦手で暑さにも寒さにも弱い

・ 意外と力が強く、噛む力、突進力、引っ張る力などが強力

・ 抜け毛、体臭、イビキ、よだれが多め

・ 食いしん坊なのに運動が苦手なこともあり、太りやすい犬種

・ 医療費、保険料、電気代など、想像以上にお金が掛かる

 

健康管理が大事

10歳の壁などと言われるほど病気が多く、比較的短命であると言われています。

皮膚炎や呼吸器系の病気など、事前に症例を把握しておくことと毎日の健康チェックが重要です。

 

愛らしさのうらにあるもの

フレンチ・ブルドッグのルーツである闘犬は、牛に噛みつき戦うために、より重心を低くしたり潰れた鼻に改良されました。

今も残る健康上の問題は、人間の都合で品種改良されてきた結果なのです。

迎入れを検討中の方は、愛らしさの裏にあるフレンチ・ブルドッグの歴史やリスクを理解したうえで迎え入れてあげてください。

 

性格(魅力)

抱っこ大好きな甘えん坊さんです。

明るく人懐っこい性格で何事にも一生懸命。

思慮深い表情からくりだす愛嬌ある行動は、人をあっという間に魅了します。

とても愛情深く、家族と過ごすことを好みます。

 

性格(注意点)

闘犬の血を引いているため気が強く頑固な一面を見せる場合もあります。

また何かに夢中になり暴走しがちです。

興奮スイッチには要注意です。

 

迎える前の心構え

暑さ対策を万全にしましょう。

夏はエアコンフル稼働状態になります。

散歩中は朝と夜にして、熱中症に要注意して下さい。

また、フレンチ・ブルドッグは皮膚が薄く敏感なため、皮膚病になりやすいため、皮膚ケアを怠らないようにしましょう。

顔周りのしわの間のお手入れ、口周りの衛生ケア、マメなブラッシングが必要です。

太りやすい個体も多いため、肥満予防をしっかり行いましょう。

毎日の食事管理と適度な運動が大切です。

しつけも大変重要になります。

突進、噛み癖の制御は、しつけ次第で改善可能です。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第9位 ジャック・ラッセル・テリア

 

小さな体に驚きのパワーを秘めた、イギリス原産の小型テリア。

活動的でエネルギッシュ、いつもワクワクしているような無邪気な明るさが魅力です。

 

飼うのが大変な理由

・ パワフルすぎる底無しの体力と抜群のスピード

・ 吠えやすく反応性が高い

・ 落ち着きがなく、好奇心が強く、突発的に動く

・ 抜け毛が多い

・ 気の強さはトップクラスで序列意識が強い

・ とにかくヤンチャでイタズラ好き、家中ボロボロにする破壊王

 

捨て犬ナンバーワンの過去も・・・

ジャック・ラッセル・テリアは映画などの活躍で一気に人気が広まった反面、愛らしい容姿とパワフルな気質とのギャップから、飼いきれずに飼育放棄が多発したという悲しい過去があります。

同じ悲劇を繰り返さないよう、犬種の本質を理解し、適した環境を整えることと、何があっても生涯育てる覚悟が必要です。

本当はしつけさえしっかりしていると賢い犬種なのです。

 

性格(魅力)

天真爛漫で好奇心旺盛なまさに犬らしい犬と言えるでしょう。

人間や他の犬も大好きで、いつも楽しませてくれる元気いっぱいの性格が魅力です。

とにかく愛犬といっぱい遊びたい飼い主向きです。

 

性格(注意点)

気の強さはトップクラスで、飼い主の力不足を見抜くと暴君と化する恐れもあります。

夢中になると一直線なので、事故やトラブルに要注意です。

 

しつけのポイント

遊びの中で欲求を満たしながら、叱るときは低い声で短く叱る、褒めて伸ばすのがコツです。

動くものへの反応性が高いため、待て、呼び戻しの訓練は必須となります。

犬の飼育に慣れた上級者向けの犬種です。

 

迎える前の心構え

ジャック・ラッセル・テリアに限っては、『小さい=飼いやすい』という概念は捨てましょう。

パワーと運動量は大型犬並みです。

元はキツネ狩りの猟犬であり、獲物を追う噛む吠えるといったハンターの本能を宿しています。

迎え入れを検討する際は運動時間を十分に取れるか、根気よくしつけを行えるかなど、飼い主自身の体力や余裕などを考慮する必要性があります。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第8位 パピヨン

 

マリーアントワネットも愛した優美で気品あふれる愛玩犬です。

まるで蝶が舞うような耳からパピヨン(蝶)と名付けられました。

IQは小型犬でトップクラスの賢い犬種です。

 

飼うのが大変な理由

・ 見かけによらず活発、家でも飛び跳ねたり脱臼、骨折しやすい

・ 吠え癖、噛み癖がつきやすい

・ 警戒心が強く興奮しやすい

・ お手入れが大変、絹のような長い毛は絡まりやすく毛玉になりやすい

・ 悪知恵がつきやすく、人を見て賢く行動する

・ 可愛すぎて叱りづらく、甘やかすとワガママになりやすい

 

性格(魅力)

明るく活発で人懐っこい性格です。

好奇心旺盛で、遊び好きで愛情深く、飼い主以外の人間や他の犬のも好意的です。

子供の遊び相手としても最適と言われます。

多頭飼いしたい飼い主にも向いてる犬種です。

 

性格(注意点)

悪いことを覚え、いたずらにも相当な知恵が回るので注意が必要です。

家族の気持ちや空気を察して上手に振舞うことが出来ますが、行き過ぎて神経質になる子もいます。

怖がりで物音にも敏感なため、吠え癖につながりやすい傾向があります。

 

迎える前の心構え

飼育の完了をしっかりと整えましょう。

滑りにくい床にしたり、変える高さのある家具にはステップをつけるなど、安全面の工夫が必要です。

子犬のうちにしっかり社会化をすることが大切です。

様々なものや人に触れ警戒心を和らげましょう。

運動時間を長めに取ることも有効で、外でしっかり運動すれば家で落ち着きがでやすいと言われています。

家族のしつけに一貫性を持つことも大切です。

飼い主自身が『甘えさせる』と『甘やかす』を間違いないようにしましょう。

子犬のうちにブラッシングに慣れさせることが必要です。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第7位 ボーダー・コリー

 

IQテストでは全犬種NO.1の超頭の良い犬種です。

ずば抜けた知能と観察力、運動能力を持っています。

吠えず、噛まず、圧力だけで家畜を操る優れた牧羊犬として活躍してきました。

 

飼うのが大変な理由

・ 賢こすぎて能力を持て余す、飼い主との果てしない知恵比べが続く

・ 運動欲求が高いので、散歩をサボればすぐに問題行動に

・ 牧羊犬気質で、動くものへの執着警戒心が強く神経質

・ しつけをミスれば手に負えなくなる、噛み癖、吠え癖、攻撃性と破壊行動が出ます

・ 放っておいてはいけない犬で、人間が好きすぎて並外れた要求をすることも

 

ボーダー・コリーは全犬種の中で賢さNo.1

犬の知能は適応・本能・服従知能の3つに分けられています。

指示を何回で理解するか、1回目の指示で従うかを基準に、訓練士に調査を行い数値化を行いました。

その結果、ボーダーコリーが圧倒的なNo.1に輝きました。

ボーダーコリーは新しい指示を5回以内に覚え、その後も95%正しくそれに従う能力があるとされます。

ただし従うべき相手かをしっかり見透かしてきます。

 

性格(魅力)

明るく従順で家族に愛情深く、犬よりも人間と遊ぶのが好きです。

賢く活発で作業意欲が強、注意深さや洞察力に優れ、訓練をこなす忍耐力も持っています。

 

性格(注意点)

リーダーと認め信頼する人への服従心は非常に強い反面、あいまいな態度はすぐに見破り、自己判断で吠えたり噛んだり問題行動につながる恐れもあります。

 

必要な運動量

行動欲求を満たすためには、散歩など単純運動の他にもアジリティやドッグダンスなど、知能やエネルギーのはけ口を与えてあげるのが理想的です。

愛犬と何かに挑戦したりたくさん遊びたい人向けです。

 

しつけのポイント

なんでもすぐに覚える子犬期に、して良いこと悪いことの区別を一貫して教えることが重要です。

本能から行う車追いなど、危険行為の制御は必須です。

飼い主自身がしつけを学ぶ必要があります。

 

迎える前に心構えを

『賢い=飼いやすい』ではありません。

実際にボーダーコリーは飼育放棄の多い犬種であり、その理由として特に多いのはコントロールが困難だからというものです。

並外れた行動欲求に見合うトレーニング、適切なしつけが最も求められる犬種であり、飼い主自身もともに成長し生涯寄り添う覚悟が必要です。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第6位 柴犬

 

素朴で凛々しく個性的。

小さい体に日本犬の魅力を存分に秘める、国を超えて愛され続ける日本犬唯一の小型犬です。

 

飼うのが大変な理由

・ 愛玩犬ではない、もともとは猟犬気質の荒いことが多い

・ 噛む犬種でしつけは簡単ではない

・ 警戒心がずば抜けて高く、吠え癖の制御が必要

・ 抜け毛が多い、換毛気はバケツいっぱいになることも

・ アレルギー体質で、皮膚病対策は一苦労

・ 認知症を発症しやすい犬種で、13歳から急増

 

2タイプの柴

柴犬の見た目は大きく分けて2種類あります。

縄文時代の祖先犬に近い特徴を持つシャープなキツネ顔と、進化の過程で発生した丸みのあるタヌキ顔です。

また、柴犬は気質の個体差が激しい犬種でもあります。

猟犬気質の柴を飼うには心構えが必要なためブリーダーに血統や親犬を確認することをおススメします。

 

柴犬はオオカミに最も近い犬種?

近年の研究で犬と狼は同じ祖先から分岐した近縁だということが分かってきました。

中でも最もDNAが狼に近いのは柴犬であることが明らかになっています。

ペットとして飼われるようになってからまだ数十年、柴犬には野生の気質が色濃く宿りことを忘れてはいけません。

 

性格(魅力)

主人に向ける忠実さと賢さは家族に対する愛情の深さの証です。

環境への順応性の高さ自立心が強く、クールさと愛嬌を合わせ持つのも魅力です。

主人に一途な性格はまさに忠犬の代名詞と言えるでしょう。

 

性格(注意点)

本来の気質は優秀な猟犬です。

ずば抜けて警戒心が強いため、テリトリーを犯す他者に対して攻撃性が激しく出る場合もあります。

家族でも主人と決めた一人にしか懐かない傾向もあります。

 

迎える前に心構えを

当然ながらしつけが重要ですが、そもそも気質の個体差が激しいということに理解が必要です。

立派な忠犬に育て上げるには家族の中に一人、厳格なリーダーがいることが理想的です。

また、社交性を養うためには子犬期から他犬や人、場所に慣れさせる社会化も重要です。

適度な距離感を保ちましょう。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第5位 ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ

 

大きな耳にクリクリの目、胴長短足のプリっとしたお尻が愛くるしく最大の魅力です。

常に人と共に歩んできたイギリス原産の牧畜犬です。

 

飼うのが大変な理由

・ 牧畜犬としての習慣で、噛み癖・吠え癖がつきやすい

・ 運動量が多いので、軽い散歩だけでは済まない

・ 攻撃性が出やすい、筋肉質で力も強い

・ 抜け毛が多く、歩くだけで毛が抜ける

・ 食欲旺盛で太りやすい

・ ヘルニアになりやすい、胴長犬種は太ると特に足腰を痛めやすい

 

歴史から見るコーギーの特性

コーギーのルーツは牧畜犬、牛などのかかとを噛んで追い立てるヒーラーという方法で活躍していました。

動くものを追いかける噛むという行為は人が与えた仕事だったのです。

その習慣を理解し、人間社会で事故やトラブルなく安心して暮らすために、愛犬を導くことがしつけであり飼い主としての重要な役割となります。

 

性格(魅力)

天真爛漫でフレンドリーでとにかく人間と遊ぶのが好きです。

子供との相性も抜群です。

状況判断能力に優れ、物覚えが良く働き者です。

 

性格(注意点)

オスは特に縄張り意識が強く、攻撃性が高い傾向があります。

また、興奮しやすい面があり、遊び方も激しく荒っぽいので他の犬を怯えさせてしまうことも。

外見とは裏腹に、まったり飼う犬種ではありません。

 

迎える前に心構え

噛み癖、吠え癖などのしつけが必要です。

車追いなど危険行為には『オスワリ』『マテ』を徹底させましょう。

足腰の負担が少ない環境作りが必要です。

ソファーにスロープを設置、滑らない床、抱きかかえる時には体を水平にするなどの生活環境の工夫をしましょう。

肥満予防をしっかり行うことが必要です。

運動、食事のバランスが大事ですが、体重より体格でチェックしましょう。

パワフルを楽しむコーギーは、撫でられるより一緒に遊ぶのが好きなので、退屈させない工夫が必要です。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第4位 ビーグル

 

チャームポイントは大きな垂れ耳。

陽気で活発、体も丈夫なイギリス原産の中型犬です。

優れた嗅覚で警察犬や麻薬探知犬としても活躍しています。

スヌーピーのモデル犬としても有名ですね。

 

飼うのが大変な理由

・ 吠える噛む引っ張ると、猟犬特有の習慣がある

・ 吠え声が太く大きいので、ご近所トラブルのリスクになる

・ 外耳炎になりやいのでマメな耳のお手入れ必須

・ やんちゃでズル賢い性質があり、物を隠す壊すイタズラ大王でもある

・ ストレスをためやすいので、運動やスキンシップ不足は禁物

・ 食いしん坊で太りやすい

 

歴史から見るビーグルの特性

ビーグルのルーツは猟犬です。

集団で連携し、吠えながら獲物を追い詰めていくのが狩猟スタイルです。

吠えやすく声が大きいのはその名残です。

そのためビーグルを都会で飼うなら早めの吠え対策は必須です。

また自己判断で動く狩猟犬の性質が残っているため、細かい指示に忠実に従うのは得意なほうでななく、初心者には、しつけが難しい傾向にあります。

 

性格(魅力)

好奇心や冒険心にあふれ人が好きでいつも楽しそうにしています。

群れで狩りをしていたので協調性・社会性が高く、他人や他犬にもフレンドリーです。

 

性格(注意点)

イタズラ好きでズル賢く、初心者は手を焼くこともあります。

マイペースで頑固な面があり、嫌いなものは嫌と引かず逆に好きなものへの執着は強いです。

気分屋な面を理解して向き合う必要があります。

 

しつけのポイント

欲求以外に集中力が向かず、しつけには根気が必要です。

団体行動は得意なので、身近にお手本となる先輩犬がいるとトレーニングしやすい傾向があります。

 

迎える前の心構え

吠え癖の対処が必要です。

吠え癖の原因を突き止め、要求吠えには毅然とした態度をとらねばなりません。

ストレスを溜めさせないために、しっかり運動させてあげ、孤独な時間を減らすことも大切です。

太らせない食事量、運動量を適正に管理し、早食い防止をしましょう。

食べ物は常に届かない場所に置いておきましょう。

しつけは根気よく、じっくり丁寧に行って下さい。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第3位 ポメラニアン

 

丸っこくてふわふわな姿、世界中の人を魅了するドイツ原産の小型犬です。

中型のそり犬サモエドなどのスピッツ属を小型化した犬種です。

小さくて飼いやすそうですが、注意点もたくさんあります。

 

飼うのが大変な理由

・ 警戒吠え、要求吠えなど、吠え癖がつきやすい

・ 吠え声が甲高い

・ 意外に活発で自己主張が強い、社会化不十分だと気性が荒くなる傾向がある

・ 手足が細くて骨折しやすい、段差から飛び降りたり抱っこからの落下に注意

・ 毛量、抜け毛が多いのでお手入れが大変

 

デカポメ

ポメラニアンは繁殖を繰り返しながら徐々に小型化された影響で体格の個体差が出やすい犬種です。

いわゆる先祖返りにより、中型犬並みに大きくなる場合もあります。

そのため、数値上の理想体重が必ずしもその子にとって最適とは言えず、体の大きさに合った適正体重の維持が必要です。

1歳時点の体重が、その子の理想体重とされています。

 

性格(魅力)

飼い主大好きの甘えん坊です。

感受性豊かで、寄り添いそっと癒してくれます。

とても活発で好奇心が強く、楽しいことを見つけるのも上手です。

本来は自立心が強く協調性も強い傾向があります。

 

性格(注意点)

やや神経質で警戒心が強く、繊細さが表面化してしまうと人間に過度に依存したり、吠えやすかったり噛みやすいといった。飼いにくい犬になる恐れもあります。

過保護にならず外に出て社会性を養うことが重要です。

 

迎える前の心構え

さまざまなものや人に触れ、警戒心を和らげるために子犬のうちに社会化をすることが大切です。

滑りにくい床、高さのある家具にステップをつけるなど、怪我のない環境作りをしましょう。

社会化の時間としてな散歩時間をしっかりと確保しましょう。

外でエネルギーを発散すれば家で落ち着きやすくなります。

悪いことはしっかり叱るなど、しつけを怠らないことも大切です。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第2位 ラブラドール・レトリバー

 

原産国イギリスをはじめ多くの国で飼育数1位の人気犬種です。

盲導犬の他、人間の病気を察知し教えるアラート犬など、様々な分野で人を支えてくれています。

 

飼うのが大変な理由

・ わんぱくすぎる

・ 破壊王、床も壁も家具もボロボロに

・ 食欲旺盛で太りやすい

・ 誤飲・誤食事故を起こしやすいので、そのたびに医療費がかかる

・ 運動量が多いので雨の日も風の日も散歩は欠かせない

・ 大型犬の介護は人間並みに大変

 

歴史から見るラブラドール・レトリーバーの特性

ラブラドール・レトリーバーは元々漁師の手伝いをする水中作業犬でした。

1日中狩人に付き添い、撃ち落とした水鳥を泳いで咥えてもってくるといった仕事をしていました。

ラブラドール・レトリーバーがすぐ物を咥えるのは、泳ぎが得意で人と遊ぶ(作業する)ことをしてきた歴史を考えると納得ですね。

まずは特性を理解することで遊びやしつけに活かしましょう。

 

性格(魅力)

明るく素直で遊び好きで人に喜ばれることを好み、愛情深く家族に接してくれます。

また攻撃性が少なく友好的で子供や他のペットにも優しい。

服従性と自己判断能力に優れています。

 

性格(注意点)

興奮しやすい面があり、優しさの余り人や他犬に飛び掛かり迷惑かけがちです。

特に2歳ころまではヤンチャで何かと手を焼きます。

とにかく人が好きなので番犬には向かないかもしれません。

 

毛色によって性格が違う

ラブラドール・レトリーバーは毛色によって性格に特長があると言われています。

ブラック: 大胆でやんちゃ、興奮スイッチで大騒ぎ

フォーン: 落ち着きがあり甘えん坊、、盲導犬として活躍する子が多い

チョコレート: ワイルドで感情表現が激しくて活発

 

しつけのポイント

咥えていいものと悪い物の区別を徹底的に教えることが重要です。

日常の中で役割を与えることで作業意欲が満たされ、イタズラを減らせる場合があります。

非常に賢く従順なので、正しく教えればすぐに覚えます。

必要な運動量として、散歩は目安60分×1日2回位が目安になります。

山や川が大好きなのでアウトドアレジャーも積極的に連れて行ってあげましょう。

頭と体の運動を十分とれば問題行動は減りやすいと言えます。

 

迎える前の心構え

優秀な盲導犬のラブラドール・レトリーバーと家庭犬のラブラドール・レトリーバーは全く別物だとの認識を持ちましょう。

子犬期のやんちゃぶりは覚悟し、成犬になれば大型犬を制御する体力が必要になります。

また誤飲事故を防ぐために部屋の片づけを徹底しなければなりません。

拾い食いさせないしつけを行うなど、命を守る対処法も事前に学んでおきましょう。

 

人気だけど飼いにくい犬種ランキング: 第1位 シベリアン・ハスキー

 

狼のようなクールな容姿と神秘的な青い瞳が印象深いシベリア生まれの大型犬。

見た目に反して陽気で人懐っこく社会性が高いのも特徴です。

 

飼うのが大変な理由

・ ルーツはそり犬、凄まじい運動量なので運動不足はストレスに

・ 極寒のシベリア出身なので高温多湿は体に負担

・ 脱走癖がある

・ 年に2回換毛期があるので抜け毛が多い

・ 引っ張る力が強く事故の危険性がある

 

歴史から見るハスキーの特性

ハスキーのルーツはそり犬です。

シベリアの原住民族とともに広大な雪原を重い荷物を積んだりそりを引きながら走り続けていました。

並みの散歩程度では満足させてあげられません。

また極寒の気候に耐えれるために、保温力の高い分厚い被毛を備えているため、暑さ対策や皮膚ケアも重要になります。

日本の風土には合わない前提で、ハスキー中心の家作りが必要になります。

 

過去の悲劇を繰り返さないために

ハスキーはかつてブームによる安易な売買で、多くの誤解と飼育放棄にさらされました。

ハスキーは環境が合わないと居心地のいい場所を求めて放浪する習慣があります。

また、常に仲間といたいので、外飼いや留守番で寂しいと仲間を呼ぶために遠吠えします。

これがいつも吠えて脱走癖がある悪い犬という誤解を生みました。

犬種の特性を理解して飼うことの大切さを学ぶべき事件です。

 

性格(魅力)

クールな見た目と真逆で楽天的で温厚な性格です。

また仲間意識が強いため、小さな子供や他のペットにもとても優しく接してくれます。

心を許した相手には特に陽気で甘えた姿を見せます。

 

性格(注意点)

自立心が強く頑固な面があり、必ずしも従順に指示に従ったり芸を覚えるタイプではありません。

寂しがり屋なので孤独な状況にストレスを溜めやすい傾向にあり、しつけには根気が必要です。

 

迎える前の心構え

最重要は運動です。

散歩時間の確保は絶対条件となります。

ドッグランなど全力で走れる環境を確保してあげましょう。

室温湿度管理にも注意が必要です。

365日20℃前後の室温で暑さ対策を万全にしましょう。

しつけ訓練をしっかりすることも大切です。

また、ハスキーは群れで暮らす犬なので、寂しい思いさせないようにしてあげましょう。

 

【 人気犬種なのに 】飼いにくい犬種ランキングTOP10をご紹介します まとめ

 

最後に、どんな犬にも可愛い殻だけでは飼えません。

飼いやすさは飼い主自身の知識や構えで変わります。

その犬種の特性を尊重してあげる心構えがあれば、きっとあなたもその犬の最良の存在になれるはずです。

これから犬を飼おうとしている皆さんが、素敵な家族に出会えますように。

 

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