生活様式の変化に伴い、犬たちを初めとしたペットを迎えたいという需要は高まるばかりです。
一見すると動物たちにとってはよい傾向があるようにも聞こえますが、決してそんなことはありません。
当サイトでは何度も訴えていますが、安易な気持ちから簡単にペットを飼うのは止めたほうがいいということです。
インターネットでは、【 犬 飼う 後悔 】などという信じられないキーワードがたくさん検索されている事実をご存じでしょうか。
” 飼われて後悔するのは犬たち ” のほうです。
この記事では、無責任な飼い主に飼われて後悔する犬たちが少しでも増えないように、犬を飼いたいと考える人たちが飼い主としての資格(犬を迎え入れる準備)ができているか、チェックして頂けるリストを準備しました。
犬を飼いたいと思うことはとても素敵なことです。
しかし、本当に自分は犬を飼うことができるのか、このリストを使ってチェックしてみて下さい。
- 1 【 犬が後悔しないためための 】飼い主としての資格を判定する22のチェックリスト
- 1.0.1 ✅1. 家族全員が犬を迎えることに賛同していますか
- 1.0.2 ✅2. 家族に動物アレルギーの方はいないですか
- 1.0.3 ✅3. 犬を飼育できる環境がありますか(室内外共に)
- 1.0.4 ✅4. 飼育したい犬の性格・特徴、かかりやすい病気などを把握していますか
- 1.0.5 ✅5. 住居はペット飼育可能な物件ですか
- 1.0.6 ✅6. 毎日散歩やブラッシング、スキンシップなど愛犬のために時間を使えますか
- 1.0.7 ✅7. 毎日決まった時間に決まった分量の食事と水を与えることができますか
- 1.0.8 ✅8. 定期健診・狂犬病・ワクチン接種を受診させることができますか
- 1.0.9 ✅9. フィラリアやノミ・ダニなどの対策を行うことができますか
- 1.0.10 ✅10. 家の近くに動物病院がありますか(できれば生活圏内に複数ある)
- 1.0.11 ✅11. 犬を飼育するのに十分な経済力がありますか
- 1.0.12 ✅12. 仕事などで犬が長時間一人で過ごさない環境を用意できますか
- 1.0.13 ✅13. トリミングやボディケアなど愛犬が健康的に過ごすための出費をする余裕がありますか
- 1.0.14 ✅14. 愛犬がこの世を去るまで、終生飼育することを誓えますか
- 1.0.15 ✅15. 病気や痴呆、夜鳴きなど高齢に伴う介護ができる覚悟がありますか
- 1.0.16 ✅16. 転勤や移住などがある場合、愛犬も連れていくことができますか
- 1.0.17 ✅17. 飼い主の身に何かあった場合、万が一に備えて飼育を頼める家族や知人はいますか
- 1.0.18 ✅18. 愛犬が問題行動を起こさないようにしつけを行うことができますか
- 1.0.19 ✅19. 繁殖する予定がない場合、一定の期間内に避妊・去勢手術を受けさせることはできますか
- 1.0.20 ✅20. 犬を飼った後にご自身にお子さんが生まれても、従来と変わらず飼うことができますか
- 1.0.21 ✅21. お子さんがいる場合でも愛犬に必要なスキンシップや散歩などの世話をすることができますか
- 1.0.22 ✅22. 犬を迎えることが周囲の迷惑にならないよう、周りの環境に必要な配慮ができますか
- 2 飼われた犬が後悔しないために必要な飼い主の準備度
- 3 人間が大好きな犬たちの気持ちを知ってください
- 4 犬を飼うことを考えているなら、保護犬を迎えてみませんか
- 5 初めて犬を飼うときに必要なモノや出費について
【 犬が後悔しないためための 】飼い主としての資格を判定する22のチェックリスト
それでは早速チェックリストをご紹介します。
犬を飼いたいと思っている皆さん、こちらのチェックリストを見て『Yes』はいくつあるでしょうか。
✅1. 家族全員が犬を迎えることに賛同していますか
✅2. 家族に動物アレルギーの方はいないですか
✅3. 犬を飼育できる環境がありますか(室内外共に)
✅4. 飼育したい犬の性格・特徴、かかりやすい病気などを把握していますか
✅5. 住居はペット飼育可能な物件ですか
✅6. 毎日散歩やブラッシング、スキンシップなど愛犬のために時間を使えますか
✅7. 毎日決まった時間に決まった分量の食事と水を与えることができますか
✅8. 定期健診・狂犬病・ワクチン接種を受診させることができますか
✅9. フィラリアやノミ・ダニなどの対策を行うことができますか
✅10. 家の近くに動物病院がありますか(できれば生活圏内に複数ある)
✅11. 犬を飼育するのに十分な経済力がありますか
✅12. 仕事などで犬が長時間一人で過ごさない環境を用意できますか
✅13. トリミングやボディケアなど愛犬が健康的に過ごすための出費をする余裕がありますか
✅14. 愛犬がこの世を去るまで、終生飼育することを誓えますか
✅15. 病気や痴呆、夜鳴きなど高齢に伴う介護ができる覚悟がありますか
✅16. 転勤や移住などがある場合、愛犬も連れていくことができますか
✅17. 飼い主の身に何かあった場合、万が一に備えて飼育を頼める家族や知人はいますか
✅18. 愛犬が問題行動を起こさないようにしつけを行うことができますか
✅19. 繁殖する予定がない場合、一定の期間内に避妊・去勢手術を受けさせることはできますか
✅20. 犬を飼った後にご自身にお子さんが生まれても、従来と変わらず飼うことができますか
✅21. お子さんがいる場合でも愛犬に必要なスキンシップや散歩などの世話をすることができますか
✅22. 犬を迎えることが周囲の迷惑にならないよう、周りの環境に必要な配慮ができますか
いかがでしたでしょうか。
次の章でチェックリストの『Yes』の数に基づき、現時点で犬を飼う準備がどのくらい整っているか確認してみます。
飼われた犬が後悔しないために必要な飼い主の準備度
Yesの数が0~15個
犬を飼う願望はあったとしても、飼われた犬は幸せにはなれそうにありません。
愛犬にとって安心できる飼い主さんとは言えないでしょう。
飼われた犬たちが後悔しないためにも、残念ですが犬を飼うのは今は止めておきましょう。
Yesの数が16~21
犬たちが飼われて後悔しないと思える飼い主さんにはあと一歩・・・・!
と言いたいところですが、やはりこのままでは犬の飼い主としては相応しくありません。
以下の項目を除いた20項目を満たしているのであれば、あと一歩と言えそうです。
✅5. 住居はペット飼育可能な物件ですか
✅10. 家の近くに動物病院がありますか(できれば生活圏内に複数ある)
上記の項目が満たせないのであれば、引越しを検討しましょう。
物理的・金銭的な項目でハードルが高いですが、やはりこれらの条件も犬たちが安心して暮らすためには必要最低限となります。
特に、くれぐれもペット飼育不可の物件でペットを飼育することは止めましょう。
もし大家さんの知るところとなると、強制退去や違約金が発生する可能性が高いです。
Yesの数が22個
おめでとうございます。
全ての項目がYesで初めて犬を飼うための最低限の条件がそろっていることになります。
全ての項目をYesで満たすことができるのであれば、犬たちも飼われて後悔することなく、幸せな人生を歩める可能性があります。
人間が大好きな犬たちの気持ちを知ってください
今回の記事はいささか辛辣な厳しめの記事になりましたが、犬たちは自分で命の選択はありません。
また、自分で飼い主を決定することもできず、全ては人間の手に委ねられているのです。
犬などのペットは確かにかわいいですが、性格や特徴も個体差があります。
また人間よりも早く年を取ります。
病気やトイレの粗相など、お世話が必要になる場面もたくさんあり、きれいな側面ばかりではありません。
それでも私たちに唯一無二のかけがいのない経験をさせてくれるのも、ほかでもない犬や猫などの存在です。
そんな彼らには飼い主である私たちの存在が全てです。
犬たちの人間に対する想いを知ってください。
■ 【 犬の十戒 特別編 】犬たちから飼い主への10のお願い
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当サイトは飼い主である人間目線ではなく、飼われた犬たちがひどい飼い主に引き取られることで後悔しないための情報をこれからも発信して参ります。
私たち飼い主である人間も、ペットとして向かい入れられる犬たちも、お互いに一緒に過ごすことで後悔などしないように、犬たちを迎えるためには十分に検討が必要です。
それが犬たちにも人間にも、お互いのためになると言えるでしょう。
犬を飼うことを考えているなら、保護犬を迎えてみませんか
ペット飼育の需要が高まるほど高まるのは【 供給 】です。
しかし一部のブリーダーやペットショップなどの強引な手口で、必要以上の繁殖が行われています。
またモラルや愛情がない一部の心無い飼い主により、犬をはじめとしたペットたちの飼育放棄が起きています。
そんな彼らは捨てられたり、保護されたり、不安以外何ものでもない境遇にさらされるのです。
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最後にもう一度チェックリストを掲載しておきます。