愛犬のトイレトレーニングは、飼い主さんにとっては重要課題の一つでしょう。
成犬になってもトイレの場所を覚えてくれなかったり、トイレを外してしまうという話はよく聞きます。
今回は100均にあるアイテムを使い、犬の習性を利用したトイレのトレーニング方法をご紹介します。
とっても簡単なのにかなり高い効果を期待できるので、愛犬のトイレトレーニングに悩んでいる人は必見です。
この方法は、小型犬~中型犬を対象にした【 室内 】のトイレのトレーニング方法になります。
成犬のトイレトレーニングは難しい
子犬の頃にトイレのトレーニングを十分にできていれば、成犬になっても苦労することは少ないでしょう。
トイレという存在を自分の中で理解をすることで、外出先や引っ越し先など環境が変わっても適応できる子も多いです。
一方、子犬の時に十分なトイレのトレーニングをしてもらえなかった犬は、成犬になっても中々トイレを覚えてくれない場合があります。
保護犬もいい例です。
成犬のトイレトレーニングは、一般的に子犬に比べ難しいと言われています。
大切なのは、飼い主があきらめないことです。
何度失敗してもしからずに、根気よくトレーニングを続けていくことが成犬になってトイレを覚えさせるための最大のヒケツです。
しかしトイレは毎日のことです。
毎回間違えてトイレをした場所をきれいに掃除するのも大変だと思います。
今回は筆者が実際に試した方法でかなり効果が高かった方法をご紹介します。
ダイソーなどの100円均一ショップに売っているあるものを使うだけで、トイレを外すことが劇的に少なくなりました。
愛犬の体のサイズに適したトイレトレイを選びましょう
犬は狭い場所を好む動物です。
トイレもあまりにも広すぎると、オロオロしてしまうこともあるため、愛犬の体に適したサイズのトイレを用意してあげましょう。
ちなみに筆者は保護犬(トイ・プードル/2.2kg)を飼っていますが、こちらのトイレトレイを利用しています。
ペットのトイレシートが挟み込めるタイプのものを利用しています。
※おおよそのサイズ
【 縦 】48cm 【横 】61cm 【高さ】5cm
トイレを掘ったり、足をばたつかせることで、トイレシートがクチャクチャになって足場が悪くなるのを防ぐためです。
体のサイズで比較するとこのくらいになります。
写真を見ると分かりますが、愛犬の体約2つ分くらいのサイズのものを選んでいます。
【 保護犬 × 成犬 】トイレを覚えてくれない悩み
筆者の愛犬のトイレに関する悩みはこのようなものです。
① トイレの場所を正確に覚えてくれない
② カーペットなどの柔らかいさわり心地の生地の上でおしっこをしてしまう
③ おしっこの最中に動いてしまい、いつもおしっこがトイレトレイからはみ出してしまう
【 成犬のトイレトレーニング 】100均のワイヤーネットでトイレに囲いを作りましょう
今回ご紹介する方法は、とっても簡単な方法です。
尚かつ、100均やホームセンターなどで簡単に手に入るあるアイテムを利用するだけです。
それは、【 ワイヤーネット 】です。
重たいものを載せることができるような、銀メッキの頑丈なものではなく、こものをぶら下げることができるようなタイプのものです。
こちらの写真は、100均(ダイソー)で購入したワイヤーネットを、足で押さえつけて『えいっ』と曲げたものです。
本当に簡単に曲がってしまいます。
このワイヤーネットを利用して、トイレ中の愛犬の動きを封じます。
おしっこが終わるまでトイレから離れないようにするのです。
犬はある程度狭い場所を好む修正を利用してトイレに入りやすくしています。
これまでは、トイレ中にソワソワして動いてしまうことでおしっこを外していましたが、この100均のワイヤーネットの囲いを設置したことでおしっこを外すことがほぼなくなりました。
上から見るとこんな感じです。
これまでのトイレスペースにもほとんど影響を与えることなく、トイレトレイの周囲に囲いを設置することができました。
【 成犬のトイレトレーニング 】囲いを設置することでおしっこがはみ出なくなりました
これまでは、このような感じで毎回必ずと言っていいほどトイレからおしっこがはみ出していました。
それが、今回ご紹介した方法で、おしっこをはみ出すことがなくなりました。
下の写真は実際のトイレの場所です。
ワイヤーネットで作ったトイレを囲うコツをご紹介します。
① 出入口の一部を狭くするように囲いを設置する
② トイレは壁に囲まれるよう部屋の角に設置する
③ トイレが終わって飼い主の居るところに戻ってくる方向に囲いを設置する
【 成犬のトイレトレーニング 】トイレの場所を覚えさせるためのコツ
今回はある程度トイレの場所を覚えている成犬向けのトレーニング方法をご紹介しました。
しかし、トイレの場所自体を覚えてくれないケースもあるでしょう。
そうした場合に有効ないくつかの方法をご紹介します。
① トイレのサインを見つけたらトイレに連れていく
トイレを覚えてもらうために有効な方法が、トイレのサインを発見した時点でトイレに連れていくということです。
愛犬にはトイレをする時の前兆(サイン)がそれぞれにあるはずです。
周囲をクルクル回りだしたり、明らかにソワソワしたり・・・・
また、基本的には朝起きた時はかなりの確率でおしっこをすると思いますので、そのタイミングを見逃さずにすかさずトイレに連れていきましょう。
② トイレシートは常にきれいな状態を保つ
犬はきれい好きな動物です。
そのため、トイレの場所が汚れていると、その場所は足で踏みません。
結果、トイレを違う場所でしてしまうことにつながります。
トイレシートは常に清潔な状態を保ってあげましょう。
基本は1回トイレをしたら、シートを交換してあげて下さい。
③ トイレシートを重ねることで、トイレのニオイを覚えさせる
先ほど、トイレシートをこまめに替えることが大切だとお伝えしました。
しかし、トイレを完全に覚えるまでは、一枚一枚捨てずにシートを重ねることが効果を発揮する場合もあります。
このように、足の踏み場はきれいにしつつ、シートを重ねることで前のおしっこのニオイが残るため、トイレの場所を覚えてもらいやすくなります。
※ウンチをしたシートは捨てましょう。
④ トイレが上手にできたらホメまくる
トイレが上手にできたら、とにかくホメてホメて、ほめちぎってあげましょう。
犬はホメられることが大好きです。
与えすぎには注意ですが、おやつと組み合わせて、トイレをするといいことがあると覚えさせることも効果が高いです。
トイレが終わった後に、毎回笑顔であなたのところに駆け寄ってくるようになったらこっちのものです。
【 成犬のトイレトレーニング 】大切なのは飼い主の根気です
いかがでしたでしょうか。
今回は、とても簡単なのにトイレのトレーニングとしては効果が高い、囲いを利用した方法をご紹介しました。
成犬になってもトイレを覚えてくれず、あきらめかけている飼い主の皆さまには、是非とも試していただきたい方法です。
その他、犬のトイレに関する記事はこのような内容もあります。
■ 【 今すぐできる 】トイレを覚えない犬のしつけ方法
愛犬がトイレを中々覚えてくれない。 覚えたと思っていても、トイレからはみ出したり違う場所でしてしまう。 犬のトイレに関する悩みは多くの飼い主が抱えており、改善にも時間が掛かることが多いです[…]
■ 犬が食糞をする理由
■ 犬の食糞をやめさせる8つの方法と大切な心構え
愛犬が食糞をする姿を見た時、ビックリしてひっくり返りそうになったことがあります。 犬の食糞行動は人間には理解しづらく、成犬になっても食糞をやめない子もいます。 食糞はいつかやめるという話を[…]
■ 犬の噛み癖・マーキング・食糞を防止する手作りスプレー5選
噛み癖・マーキング・食糞、愛犬のしつけに関する悩みで多い項目です。 それぞれにしつけの方法があり、原因を知ることが本当の対策になります。 それでも中々クセが治らないとお悩みの飼い主の皆さまへ、噛み癖・マーキング・食糞の防止をサポ[…]