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犬の食糞をやめさせるための8つの方法と大切な心構え

愛犬が食糞をする姿を見た時、ビックリしてひっくり返りそうになったことがあります。

 

犬の食糞行動は人間には理解しづらく、成犬になっても食糞をやめない子もいます。

 

食糞はいつかやめるという話を聞いたことがありますが本当でしょうか?

 

またいつまでもやめるのを待っているだけではなく、できれば早めにやめさせたいですよね。

 

この記事では愛犬の食糞をやめさせるために効果があると言われる方法を幅広くご紹介します。

 

この記事『食糞をやめさせる方法』でわかること

 

  • 食糞をやめさせるための基本的な知識
  • 食糞をやめさせるための効果的な方法
  • 食糞をやめさせるためにやってはいけない方法
  • 飼い主が持っておきたい食糞をやめさせるための心構えとは?

 

食糞で悩んでいる飼い主はどのくらいいるのか

 

本題に入る前に、食糞のことで悩んでいる飼い主の割合について見てみましょう。

 

ペット保険のアニコムが実施した調査をご紹介します。

 

犬のしつけに関する悩みで『トイレに関する悩み』を抱えた飼い主はなんと81.9パーセント。

 

その内、食糞が悩みだと答えた人の割合は26.9パーセントもいたことが分かりました。

 

【ペットのトイレに関する悩みアンケート結果】

引用:アニコム社ホームページ

 

このアンケート調査によると、かなりの割合の飼い主が愛犬の食糞行動で悩んでいることが分かります。

 

これから、食糞をやめさせるための方法を見ていきましょう。

 

①ウンチをするタイミングを把握しましょう

 

犬の食糞をやめさせるためにまず知っておきたいこと、それは『ウンチをするタイミング』です。

 

『ウンチをするタイミング』は『食糞をするタイミング』でもあるからです。

 

犬はトイレをする時に一定の行動を取ることが多いです。

 

・ソワソワして飼い主から顔をそむける

・右回り(左回り)にクルクルと回りだす

・(地面の感触を確かめるように)その場を踏み踏みする など・・・

 

愛犬がトイレをする時の行動がどのようなものであるか、まずは把握しましょう。

 

また、ウンチをする時間帯というものがあります。

 

一日3~4回、例えば朝起きてからはウンチをする子は多いです。

 

こうして、愛犬のウンチをする時間帯とウンチをする時に見せるしぐさや行動を把握することが、食糞をやめてもらうための大きな一歩となるのです。

 

まずは飼い主側の努力が必要です。

 

②ウンチをしたらすぐに取り除く

食糞をするタイミングを与えないことが一番大切

 

当たり前の話に聞こえると思いますが、食糞をさせないためにはウンチがない状態を保っておくことが一番です。

 

そのためには、ウンチをしたらすぐに取り除く。

 

これがもっとも効果的な方法と言えるでしょう。

 

とはいえ、常にワンコと過ごせる環境にない飼い主の方も多いですよね。

 

そんなときはどうすればよいでしょうか?

 

ウンチをする時間帯や行動をコントロールする

 

極力ウンチをする瞬間に立ち会うには、愛犬のウンチをする時間帯や行動習慣をコントロールしてみましょう。

 

まず、朝起きてからウンチをする子は多いです。

 

朝起きてシャワーを浴びる前に、愛犬がウンチをしてくれるまで少し待ってみましょう。

 

ちょっとした工夫で愛犬がウンチをする瞬間に立ち会うことができます。

 

また、散歩の途中でウンチをする子も多いですよね。

 

日々の習慣に散歩を取り入れることで、散歩途中にウンチをさせることができます。

 

これで、少なくとも2回はウンチをした後にすぐに回収をすることができるというわけです。

 

③食事の量を変えてみる

 

食糞をする理由は様々ですが、食事の量が足りていない(つまり空腹)ことが理由で食糞をするケースがあります。

 

愛犬の体を触ってみたり、体重を測ってみたりして、食事の量が適切であるか確認してみて下さい。

 

特に子犬の時期は体の成長も著しく、栄養面や食事量の調整を必要とする子も比較的多いです。

 

適切な食事量を発見することができれば、食糞をやめてくれる可能性があります。

 

④ドッグフードを変えてみる

 

消化がよくない食事をすると、栄養分が吸収されないままウンチになって出てくることがあります。

 

そんなウンチはもともとの食べ物のニオイに近く、思わず食べたくなると感じる原因にもなるようです。

 

愛犬の体にあった消化の良いものを与えるように工夫しましょう。

 

フードは好き嫌いや成長の過程で調整が必要なので、苦労も絶えないと思いますが根気強く試していくしかないです。

 

また、極端にウンチの回数が多い子は、フードを変えるだけで吸収率が上がりウンチの回数が減る可能性があります。

 

ウンチの回数が減ることはそれだけ食糞の機会が減ることを意味します。

⑤ドライフードに変える

 

手作りのフードや人間用の食べ物を与えていると、どうしてもウンチのニオイもきつくなります。

 

食糞を続ける子はどうしても口臭がきつくなるため、ウンチ自体のニオイがあまり強くならないようにしたいものです。

 

(種類にもよりますが)ドライフード中心にすると、ウンチのニオイは薄くなることが多いでしょう。

 

しかし、ドライフードにすれば食糞をすぐやめるわけではないので、そこだけ注意が必要です。

 

⑥食糞防止のサプリメントを与えてみる

 

食糞防止のサプリメントは色々と市販されていますが、こうしたものを試すのも一つの手段ではあります。

 

また、乳酸菌など腸を整えるために有効な成分も、消化やウンチの回数によい影響を与える可能性があります。

 

サプリを使えばすぐに食糞をやめるとは考えずに、食糞をやめさせるための『補助的な』手段として取り入れるとよいでしょう。

 

⑦ウンチをしたらすぐにホメる

 

ウンチをしたら、ホメてあげましょう。

 

ウンチをしたらすぐにホメてあげることで、犬はウンチをするという行動を肯定的に感じることができるようです。

 

ウンチをしたらすぐにホメることで、食糞をすることに気を取られにくくなります。

 

ウンチをしたらホメてあげる、ちょっとしたおやつをあげてみましょう。(※与えすぎには注意)

 

愛犬がウンチをした後にすぐにウンチと距離を空ける、ウンチを食べようという気が起こらなくする習慣をつけると効果的です。

 

愛犬がウンチに気を取られていない隙に、そっとウンチは取り除いておきましょう。

 

⑧たくさん遊んであげる

 

飼い主が構ってくれず、食糞をすることで構ってくれると感じることで食糞を続ける子もいるようです。

 

食事の量や消化の面が原因で食糞をすることもあれば、精神的なことが理由で食糞をすることもあります・・・

 

愛犬は大切な家族です。

 

食糞をやめさせることが目的であってもいいですが、遊べるときは思いっきり遊んであげましょう。

 

愛犬のココロが満たされることで、食糞防止につながる可能性は大いにあるでしょう。

 

ここからは、食糞をやめさせるために飼い主として選択しないでほしいNGな方法です。

 

【 NG 】ウンチに唐辛子やワサビを混ぜる

 

ウンチが美味しくないものだと認識させて食糞をやめさせようとする方法です。

 

この方法は犬のキモチを全く無視した方法であり、体に与える影響もよいとは言えないことは想像がつくと思います。

 

犬が食糞をする原因は様々ですが、このような方法では食糞をする根本的な原因を発見することはできないでしょう。

 

体罰といっても過言ではない行為なので、この方法を試すのはやめて下さい。

 

【 NG 】食糞をしたら怒鳴ったり叩いたりする

 

これも説明する必要もありませんが、食糞をした時に怒鳴ったり、体罰を与えるようなことは絶対にしないで下さい。

 

愛犬は飼い主を困らせるために食糞をしているわけではありません。

 

また、食糞がなぜよくないことなのかという事も理解していません。

 

食糞をした時に叱りつけることは、排せつそのものに対する恐怖心につながる可能性があるため、他の健康上の問題に繋がる危険性もあります。

 

【 NG 】エリザベスカラーを付ける

 

エリザベスカラーをつけると、食糞を防止することは可能です。

 

ほんの一瞬を留守にする時のような場合には効果があるかもしれませんが、一日中つけっぱなしとなると話が違います。

 

そもそも病気やケガをした時のために使用するものであり、日常で装着されているとストレスに繋がる可能性もあるため、オススメはしません。

 

【 NG 】ウンチをする時にプレッシャーを与えない

 

基本的に犬や猫は飼い主に自分の排せつ行為を見られたいと思っていません。

 

ウンチやおしっこをしている時、恥ずかしそうな表情になっていませんか?

 

人間と一緒で、犬や猫も排せつ行為はデリケートな行動なのです。

 

そうした行動をガン見したり、プレッシャーを与えたりするとどう感じるでしょう?

 

私たちだって同じようなことをされると、ゆっくり用を足せませんよね。

 

彼らもそれは同じなので、ウンチをする時にむやみなプレッシャーを与えないように気をつけましょう。

 

排せつ行為そのものが悪いことだと勘違いしてしまうと、食糞とは別の問題につながることもあるため十分に注意しておきたいところです。

 

犬の食糞をやめさせるために持っておきたい心構え

犬が食糞をやめてくれるまで付き合っていくと決める

 

ここまで犬の食糞をやめさせるための方法をご紹介しました。

 

一つ言えることは、今回紹介した方法を試せば100%食糞がなくなる訳ではないということです。

 

食糞をやめるまでの道のりは、ワンコたちそれぞれであるため、唯一無二の方法はありません。

 

今回は食糞防止に有効な方法を掲載しましたが、結局のところ『食糞をやめるまで付き合う』しかないのです。

 

私たち飼い主は、愛犬に食糞をやめてもらうためには、やめてくれるまで付き合うと自分たちが決心することが大切なのです。

 

対処方法を色々と変えてみる

 

犬の食糞をする原因は様々なので、原因に合った対処法が必要です。

 

初めに試した方法ですぐに食糞をやめてくれれば、それに越したことはありません。

 

しかしこの記事にたどり着いた皆さんは、我が子が中々食糞をやめてくれずに困っているのだと思います。

 

食糞は急に治るようなものでもないので、何度も何度も試す必要があります。

 

また、やめたかなと思ってもまた始めたり、そう簡単にはうまくいかないものです。

 

ですから、手を変え品を変え、じっくりと色々な方法を試していく中で有効な方法を見つけるしかありません。

 

根気強く向き合っていきましょう。

 

愛情深く見守る親心を忘れずに

 

最後に、食糞は必ず治ります。

 

ただし、いつ治るかは個体差があるので一概には言えません。

 

しかし、根気強く付き合っていけばいずれ食糞は止みます。

 

私たち飼い主は、愛情を持って温かく我が子の失敗も見守っていきませんか?

 

愛犬が食糞をしてしまっても、過剰に反応せずに残ったウンチをさっと片付けてあげましょう。

 

私たちが温かい目で見守っていれば、いつか食糞をやめてくれる時がきますから。

 

犬が食糞をする原因について

 

犬が食糞をする原因については、別記事でまとめています。

 

食糞の原因も気になる方はこちらをご覧下さい。

 

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犬の食糞をやめさせる方法 まとめ

 

今回は犬の食糞をやめさせる方法についてご紹介しました。

 

こうしたことに気を付けながら、ワンコの食糞防止に取り組んでいきましょう。

 

・ウンチをするタイミングと習性を把握しましょう
・ウンチは極力取り除きましょう
・食事量の調整をしてみましょう
・サプリなどは補助的な手段として考えてみましょう
・精神的な原因もあるため、ワンコのココロのケアをしましょう
・ワンコのキモチを無視したしつけはやめましょう

 

トイレを覚えない時の原因と対処法も記事にしています。

 
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