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【犬&猫】ペットを捨てる理由ランキング

日本ではたくさんのペットショップがあり、生体販売が盛んにおこなわれています。

 

一方で、飼い主の勝手な理由で毎年たくさんの犬・猫をはじめとしたペットが捨てられています。

 

今回は、飼い主がペットを捨てる理由をご紹介します。

 

動物の命も立派な命です。

 

赤ちゃんの時の姿に一目ぼれしたり、寂しいからといった安易な理由だけでペットを飼うのはやめましょう。

 

ペットの平均寿命について知っていますか?

 

ペットはパートナーであり、家族です。

 

一度飼うと決めたならば、死ぬまで付き合うことが前提です。

 

ペットだって年を取ります。

 

しかも人間よりも早く。

 

しかし、年老いて円熟したペットと過ごすことも、家族としての醍醐味なんですよ。

 

それでは、ペットの平均寿命について見ていきましょう。

 

【よく飼われるペットの平均寿命】

ペットの種類 平均寿命
12~15年
ネコ 10~15年
ウサギ 8~10年
ハムスター 2~3年

ネコのキモチを元に作成

 

上記が代表的なペットの平均寿命です。

 

最近はもっと寿命は延びてきているような気もします。

 

長寿であれば犬・猫であれば20歳を超える子もいます。

 

つまり、ペットを飼育する時はそれだけの時間を一緒に過ごすことが前提となります。

 

ペットは人形ではありません。

 

ウンチもおしっこもしますし病気にもなります。

 

高齢になれば体は不自由になるしお金も掛かるんです。

 

それでも、かけがえのない経験を与えくれます。

 

ペットを受け入れることを考えている人は、まずは平均的な寿命について調べてみて下さい。

 

犬であれば大型犬よりも小型犬、その中でもシーズーは平均寿命が長い、と言ったように個体・犬種によっても寿命に差があります。

 

ペットを捨てる理由ランキング

 

一緒にいることができないと判断され、捨てられるペットたち。

 

実際にはどのような理由で捨てられてしまうのでしょうか?

 

飼い主がなぜペットを捨ててしまうのか、飼い主側の事情と、ペット側の事情それぞれの理由をランキング形式にしました。

 

ペットを捨てる理由(飼い主側の事情)

 

  1. 世話ができなくなった
  2. 子供のアレルギー
  3. 引っ越し先で飼えなくなった

 

圧倒的な第一位は『世話ができなくなった』というもの。

 

様々な理由で世話をしにくい状況になることはあると思いますが、あまりにも身勝手な理由です。

 

次は小さな子供のいる家庭でよく起きる理由です。

 

小さなお子さんがいる家庭では、ペットを飼うときはアレルギー検査をされることを強くオススメしたいです。

 

飼ってからアレルギーが分かった、では時すでに遅しです。

 

しかし、ペットを受け入れた後にお子さんが生まれるケースがあります。

 

このような場合は事前にアレルギー検査をすることは難しいので、子育て世代の家庭はこうしたことも想定の上でペットの受け入れを検討すべきでしょう。

 

また、仕事や家庭の都合で、引っ越しを伴う転居が必要な場合にもペット飼育が難しい場合があります。

 

ペット飼育可能なマンションは家賃が高かったり、郊外で大型犬を飼っていた人が都心に移住しないといけなくなった時などは家探しのハードルが上がります。

 

人生のライフスタイルの変化も見据えて、飼うことができる種類のペットを吟味して下さい。

 

ランキング上位の理由は、悪意がある理由ではありませんが、そうした理由がペットを捨てることを正当化することはありません。

 

その他、このような理由もありました。

 

・近所からの苦情

・飼い主の死去

・飼い主が高齢


・飼い主や家族の大病


・飼い主の急な入院


・家族構成の変化や、単身赴任など


・一人暮らしで不在の時間が増えた


・仕事が多忙で家に帰れない


・飼い主が老人ホームに入居


・金銭面の事情で飼育費用が出せない

ペットを捨てる理由(ペット側の事情)

 

ペットを飼ったことがない人に多く見られる理由です。

 

ペットを飼うという事はどういうことか理解していないと、自分の想像とは違うペットたちの姿を見て、手放すことを考える飼い主も存在するようです。

 

  1. ペットの行動が耐えられない(性格・噛み癖など)
  2. 無計画な繁殖で増えすぎて飼育不可能になった
  3. 皮膚病で手に負えない

 

信じられないことですが、ペットの行動が耐えられないという理由が第一位でした。

 

行動の具体的な例はこのようなことです。

 

・狂暴である
・家族や他の人間を噛むくせがある
・四六時中吠えている
・夜泣き
・飼い主のいう事を全くきかない
・家の中を壊したり汚したりする
ペットも個体差で気性や行動に差があります。また、種類によっても大まかな性格に違いはあります。

 

こうしたことを踏まえて飼っていても、ペットの行動に驚き、飼育を継続することが不可能だと感じる飼い主がいるということです。

 

 

とはいえ、ペットの行動については、正しい教育(しつけ)をすることでかなり改善することが見込めます。

 

受け容れたペットの性格や行動が自分の想像と違っていることは当たり前です。

 

 

それでも一緒に生活するための工夫や愛情をかけてあげてほしいものです。

 

第二位の多頭飼いや無計画な繁殖については、一般家庭でもブリーダーでも起こることです。

 

特にブリーダーの無責任な繁殖はよくニュースでも報道されています。

 

第三位は病気に関する理由でした。

 

ペットも病気になる子はよく病気になります。

 

病気の子の世話ができる環境であるか、また治療費の捻出についてもあらかじめ検討しておく必要があるでしょう。

 

家族の環境やペット保険の加入などもしっかりと考えておくことで、ペットの病気に対する対応もスムーズになるはずです。

 

その他の理由としては、以下のようなものがありました。

 

・成犬になり貰い手がつかなくなった

・家族に馴染めない


・脱走グセが強い


・高齢


・アルツハイマー


・近隣住民からの苦情


・咬傷事故を起こしてしまった

 

成犬で貰い手がつかないという理由は、ペットショップに多い理由でしょう。

 

ペットショップでこんなにも生体販売が行われている先進国は、日本くらいだと言われています。

 

ペット(特に犬)の成長スピードは早いので、6ヵ月も立てば外見は立派な成犬です。

 

ショーケースに入れられた可愛い子犬も、6ヵ月経てば貰い手がつかなくなる。

 

これが今の日本での1つの側面から見た現実です。

 

 

ペットがよく捨てられている場所

 

それでは実際にペットがよく捨てられている場所はどのようなところなのでしょうか?

 

こうした場所に捨てることがペットにとって安全なわけでもないですし、何の保証もありません。

 

身勝手にペットを捨てることは絶対にしないで下さい。

 

公園やドッグラン

 

人の多く集まる公園やドッグランなどに捨てる人がいます。

 

誰かの目に触れる可能性が高いですし、エサやりをしているおじさんも確かによく見かけます。

 

しかし、ペットを捨てるような飼い主は虚勢や避妊手術をさせていないことも多いです。

 

そうして、たくさんの捨てられたペットが集まることによって、望まれない繁殖が起き、より多くの野良犬や野良猫が生まれることになります。

 

一時的に捨てられたペットの命がつながったとしても、こうしたことでより多くの命が危険にさらされる可能性があるのです。

 

動物病院やトリミングサロン

 

動物に対してむげな態度を取ることはできないこうした職業の人たちは、一時的には保護してくれる可能性はあるかもしれません。

 

しかしそれは単なる責任逃れであり、こうした職業の人たちの善意に頼ることはやめてほしいものです。

 

本当にペットを捨てるところまで追い詰められているなら、こうしたプロの人たちに情報を求めた方が、ペットにも飼い主のためにもなります。

 

 

 

子猫を捨てる衝撃の瞬間映像です。

 

怖い映像ではないですが、心のない飼い主がいることがよくわかります。

 

保健所には絶対に持って行かないで

 

数年前のデータでも、保健所へのペットの持ち込みは年間で16万件以上あります。

 

保健所では譲渡会も開催されていますが、数日の短い期間で里親が見つからない捨てられたペットに待ち受けている運命は『死』です。

 

保健所に持ち込まれたペットは安楽死させられるという話を聞いたことがあるかもしれません。

 

しかしそれは違います。

 

実際は殺処分用の装置で『窒息死』させられるのであり、大変な苦痛を伴うのです。

 

飼えなくなったペット ≠ 保健所

 

保健所はペットにとっては運命が断たれる場所だと考えてよいでしょう。

 

本当にペットを手放さないといけなくなった時は

 

本当にどうしようもない理由で、ペットとお別れをしないといけなくなった時、これまで紹介した内容の行為は絶対にしてはならないことです。

 

ペットとお別れをしないといけなくなった時、現実的にはどうすればよいのでしょうか。

 

いくつかその方法をご紹介します。

 

家族や身近な知人などの相談する

 

まずは一人で抱え込まないで、だれかに相談することが大切です。

 

飼い主が一人で悩んだ末に、これまで長く付き合ってきたペットを捨てたり遺棄するよりも、誰かに相談することでペットの命がつながる可能性は大幅に増えます。

 

家族や知人が引き取ってくれるかもしれないし、家族や知人がさらにその周囲に相談することで、ペットの貰い手がつく可能性が一段と上がります。

 

飼い主にとっても、よく知らない人より知っている人や信用のおける人に里親になってもらう方が安心だと思います。

 

まずは、身近な人に頼ってみましょう。

 

ジモティーに登録する

 

ジモティーは有名な地域別に里親を募集することもできる有名なサイトです。

 

家族や知人に相談しつつも自力で新しく里親になってくれる人を探してみるとよいでしょう。

 

ジモティー

【ジモティー】全国の里親募集掲示板です。全国付近で、やむを得ず手放さなければならなくなった成長した犬や、産まれたばかりの…

 

【ペットのおうち】というこちらのサイトもオススメです。

 

 

【犬&猫】ペットを捨てる理由ランキング まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

ペットを捨てる理由は様々ですが、ペットも基本的には人間と何も変わりません。

 

違うところといえば、

 

・飼い主がいないと一人で生きていくことはできない
・人間よりも寿命が短い

 

このような点です。

 

飼い主がいないと一人で生きていくことができないからこそ、しっかりと考えたうえで家族になりたいものです。

 

また、家族になる、パートナーになるということは、相手のよいところもそうでないところも受け容れるという事です。

 

寂しいから、一目ぼれしたから、という安易な理由だけで簡単にペットを飼うことは避けて頂きたいです。

 

人間は離婚すると決めたら、それぞれが独自で新しい道を探すことができます。

 

ですが、ペットは飼い主と別離することになっても自分の次の生活を自分で決めることはできませんよね。

 

また、ペットはペット自身の自分勝手な理由から飼い主と別離を望むことはありません。

 

ペットと別離するほぼすべての理由は飼い主によるものであり、だからこそわたしたちはペットと過ごすことについて役目をしっかりと理解することが大切なのです。

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