犬が体を搔いている姿って誰しも見たことがあると思います。
そのくらい犬とかゆみは密接な関係と言えます。
ですが、犬たちも好き好んでかゆくなりたいわけではなく、そこには様々な原因が潜んでします。
今回は犬がかゆがる理由について、原因と対処法をまとめました。
犬がかゆがる体の場所13ポイント
まずはこちらの図をご覧ください。
犬のかゆがる体の場所です(ほぼ全身ですね)
様々な原因でかゆみが生じることがお分かりいただけると思います。
その中でも特にかゆみが発生しやすい場所が以下の3つの部位です。
犬のかゆがる体の場所【 第三位 】: 内股
全身被毛に覆われた犬の体は散歩などでもこすれやすく蒸れやすい場所はかゆくなりやすいです。
内股は犬の体の中でもかゆみが出やすい場所です。
意識的に見てあげないと変化に気が付きにくい場所ですので、日ごろから注意してあげましょう。
犬のかゆがる体の場所【 第二位 】: 足先
歩くことが仕事でもある犬の足は、様々なトラブルが発生しやすいと言えます。
食物アレルギー、マラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎など、足先はいろいろな原因でかゆみが発生しやすい場所です。
犬のかゆがる体の場所【 第一位 】: 耳
犬のかゆがる体の部位の第一位は耳です。
外耳炎、食物アレルギー、花粉やハウスダストなどがアレルゲンとされるアトピー性皮膚炎など、とにかくいろいろな原因でかゆみが発生します。
耳が大きく垂れており長毛種であるほど耳に関するトラブルが大きくなる傾向があります。
犬の飼い主としては特に気を付けてあげたい体の場所です。
犬のかゆみが発生する理由: 病気が原因
犬の体がかゆくなる理由は様々あります。
ここからはかゆみが発生する原因について見ていきましょう。
まず考えてあげたい理由はズバリ【 病気の可能性 】です。
犬のかゆみとなる病気はどのようなものがあるのでしょうか。
犬のかゆみの理由: 外耳炎
ヒゼンダニ、マラセチア、アレルギーなど様々が原因で耳の外耳と言われる部分に炎症が起こる病気です。
耳垢が出たり、耳が臭くなることが特徴です。
長毛種で耳が大きく垂れさがっている犬種によく見られます。
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犬のかゆみの理由: アレルギー性皮膚炎
体に取り込んだり触れたものに対して免疫機能が過剰反応することで起きる病気です。
アレルゲンは食べ物や草花、虫、化学物質などさまざまなものがなり得ます。
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犬のかゆみの理由: マラセチア性皮膚炎
マラセチアという真菌が増えることが原因で皮膚全体にかゆみが発生します。
もともと皮脂の多い犬種に発生しやすく、湿度が高い時期の繁殖が見られます。
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犬のかゆみの理由: 膿皮症
免疫力が低下している時やアレルギー症状が出た時などに、皮膚の表面にいるブドウ球菌などの細菌が繁殖して起こる病気です。
かゆみ以外にも湿疹やふけ、かさぶたができることもあります。
犬にとっては非常に身近な皮膚病の一種です。
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犬のかゆみの理由: 目の病気(結膜炎など)
目に異物が入ったり、アレルギーが原因で目の粘膜に炎症が起こることでかゆみが発生します。
充血や涙量が増えたりという症状が併発することもあります。
犬のかゆみの理由: 皮膚がん
皮膚にできるリンパ腫などのがんは皮膚炎のような全身のかゆみ、湿疹、脱毛などの症状が表れます。
皮膚炎とリンパ腫の見極めは素人には難しいため、医療機関の受診が必要です。
犬のかゆみの理由: 天疱瘡
自己免疫機能が自分自身を攻撃しまうことで、皮膚や粘膜のトラブルに至る病気です。
湿疹や皮膚のただれ、水疱、かさぶたなどができます。
犬のかゆみの理由: 毛包虫症
毛包虫(ニキビダニ)が被毛の根本にある毛包などに寄生することで繁殖し、かゆみや発疹などが出る病気です。
症状が進むと細菌感染を伴い皮膚の深い部分までダメージを受けます。
犬のかゆみの理由: 疥癬症
ヒゼンダニというダニの一種が皮膚に穴をあけることで寄生する病気です。
強いかゆみが出るほか、ふけや皮膚に赤みが出ます。
飼い主さんにも移る可能性もある病気であるため、要注意です。
犬のかゆみの理由: 肛門嚢炎
マーキングに使う体液が出る肛門嚢に膿が貯まり、炎症になる病気です。
悪化すると膿が貯まって破裂することもあるので、早めに動物病院へ連れていきましょう。
犬のかゆみが発生する理由: 季節の影響
続いては季節や時期的な原因です。
一体どのような原因が考えられるのでしょうか。
犬のかゆみの理由: ノミやダニが原因
犬のかゆみとは切っても切れない代表的な原因がノミやダニの寄生です。
暖かい季節になると特に増えます。
刺されると皮膚の炎症やかゆみ、貧血などを引き起こすこともあり、注意が必要です。
ノミやダニの駆除に関する記事をご紹介します。
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犬のかゆみの原因: 換毛期
春先から夏にかけては犬の換毛期です。
換毛期は体がむずかゆくなるようです。
抜け毛により皮膚が蒸れ、さらなるかゆみにつながることもあります。
犬のかゆみの理由: 乾燥
空気が乾燥していると皮膚上の水分が減ることでかゆみが発生しやすくなります。
犬の体も人間と同様ある程度の潤いが必要です。
犬のかゆみの原因: 虫などに刺されること
蚊やハチに刺されるとかゆみが出るほか、フィラリアを媒介したりアナフィラキシーショックが起きることもあり危険です。
フィラリア対策も別記事でご紹介しています。
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犬のかゆみの理由: 花粉
杉やたんぽぽ、ブタクサなどの花粉に反応して皮膚にかゆみが引き起こされることがあります。
犬のかゆみが発生する理由: 犬の生活環境
犬のかゆみが発生する原因は病気や季節的なものだけではありません。
毎日の生活環境が原因になることもあります。
犬のかゆみの理由: ハウスダスト
生活環境は清潔であるに越したことはありません。
ダニの死骸やフン、カビや細菌などを総称してハウスダストと言います。
これらのハウスダウトに触れたり吸い込むことが原因でかゆみにつながることがあります。
犬のかゆみの理由: 家の化学物質
皮膚が敏感な犬はフローリング材や家具の接着剤、洋服や首輪などの生地フードボウルなどの化学物質などに反応してかゆみが生じることがあります。
犬のかゆみの理由: 首輪やハーネス
サイズが合わない首輪、ハーネス、過度な装飾が施されたものなどはこすれなどによってかゆみの原因になることがあります。
犬のかゆみの理由: ブラッシング
良かれと思ってブラッシングをしていることが逆効果になることがあります。
スリッカーなど先のとがったもので力強くブラッシングすることで、愛犬の皮膚が傷つき、それが原因でかゆみにつながることがあります。
ブラッシングは適度な回数でピンブラシを利用することをオススメします。
犬のかゆみの理由: ストレス
家庭環境がよくなかったり、大好きな家族がいなくなったりすることが犬のストレスとなり、かゆみの原因となります。
犬も人間と同様にストレスを感じます。
心地よい生活環境を整えてあげましょう。
■ しぐさから分かる|犬のストレスのサイン20パターン
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犬のかゆい場所とその原因を徹底調査 まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬が体を掻いている姿は日常的な気もしますが、様々な原因でかゆみが発生していることをお分かりいただけたと思います。
過度に体をひっかいていたり、ずっと体をこすりつけていたりする行為はやはり健康的ではありません。
心当たりがある場合は考えられる原因と対応をとりましょう。
病気である可能性がやはり高いので、動物病院を早めに受診することをオススメします。
最後に犬の皮膚病ランキングに関する記事をご紹介します。
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