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【 保護犬ってなに? 】保護犬を知り保護犬を取り巻く現在の環境を知る記事

「保護犬」。

テレビやインターネットでの露出が増え、最近随分と聞くようになりました。

もはや犬を飼っている飼い主さんの中では当たり前のキーワードになりつつありますが、犬のことを全く知らない人は保護犬という言葉を知らない人もまだまだいます。

この記事では改めて保護犬とは何か、また保護犬たちを取り巻く昨今の環境についてご紹介します。

一人でも多くの方が保護犬に興味を持ってもらえますように。

 

保護犬とはどんな犬なのでしょうか

 

昔は保護犬に関する情報発信はほとんどありませんでした。

それが大きく変わったのが2011年に発生した東日本大震災です。

テレビや雑誌、インターネットでは連日被災地で行き場を失った犬たちの様子や、彼らを助けるボランティアの姿が報道されました。

こうしたことをきっかけに保護犬に対する関心が増え、最近では保護犬・保護猫をメインにしたTV番組やYouTubeなどのコンテンツも増え、一般の方々でも保護犬や保護猫を迎えたいと考える人が多くなりました。

 

保護犬の種類は様々

 

数十年前は保護犬という言葉はなく、野良犬・捨て犬・雑種と呼ばれ、日本犬に近い見た目の中型犬が多かった印象があります。

しかし現在はこうした言葉で呼ばれることはほどんどなく、「保護犬」「保護っ子」などと呼ばれることが多いです。

以前は雑種と呼ばれていた名称も「ミックス犬」と呼ばれることが多くなりました。

昔は純血種が好まれていた時代もありましたが、時は変わり現在ではミックス犬を好んで選ぶ飼い主さんも多く、人々の興味関心の内容も移り変わりを感じます。

保護犬としては飼育放棄・育児放棄などで保護された犬たち、ブリーダーの繁殖環境崩壊からレスキューされた犬たち、繁殖の役割を終えた引退犬など様々な事情から保護された子たちがいます。

犬種や身体の大きさも様々で、特に最近では小型犬の需要の高さから相対的に小型犬の割合が増えています。

犬種も様々で、日本犬のようないで立ちの子もいれば洋風のいで立ちの子もたくさんおり、バラエティ的には豊かになっています。

 

保護犬=凶暴ではないのでしょうか

 

以前は野良犬・野犬的なイメージとしてはしつけがされておらず、凶暴なイメージがありました。

しかし現在はしつけの重要性もかなり認知されており、保護された政権は基本的なしつけができていたり、人なれしている場合もあります。

また、元々の血統気質的に穏やかな性格だったり、警戒心が高くない犬もたくさんいますので、保護犬は凶暴で特に扱いが難しいというイメージは今ではあまりなさそうです。

 

保護犬たちはどのように生活しているのでしょうか

 

最近の保護犬たちは民間のボランティア団体の施設や個人宅で暮らす子も増えています。

動物愛護センターの多くは、センターに登録したボランティアと協力関係を結んでいます。

ボランティアの方が保護犬を一時的に引き取り、新しい家族が見つかるまでボランティア団体のシェルターや個人の家でお世話をするケースが増えています。

保護犬たちは以前に比べ格段に安心できる環境で里親を待つことができるようになりつつあります。

各県の動物愛護センターの中には避妊・去勢手術が行える獣医療設備や犬たちが運動できるスペースが確保されている施設もあります。

また定期的に専門のドッグトレーナーによるしつけ状況の確認を行っているところもあります。

 

1年間の殺処分は5635頭

 

環境省の「犬・猫の引き取り及び殺処分の状況」のデータによると、2019年4月1日~2020年3月31日までの全戸の殺処分は5635頭となっています。

以前に比べ頭数は減ってきていますが、皆様この数字をどう思われますでしょうか。

殺処分自体が基本的にはあってはならない行為であり、「殺処分ゼロ」を目指すことは、人間と動物たちの共生社会においては当然のことでしょう。

2013年の動物愛護管理法の改正では「殺処分ゼロ」を目指す内容が追加されており、今後もたゆまぬ努力が必要になります。

保護犬・保護猫を迎えたいという飼い主さんはずいぶん増えてきましたがそれでも全体の割合としてはごく少数と言わざるを得ません。

ペット先進国である欧州では、保護犬・保護猫を迎えることは一般的に浸透している考えであり、日本はまだまだ遅れを取っている状況です。

その一つが欧州では禁止されているが日本では堂々と行われている「生体販売」です。

この生体販売が一部劣悪なビジネス化していることから、望まれない多くの命が誕生したり、繁殖犬がひどい目にあっていたり、その結果死亡したり運よく保護犬としてレスキューされる現状があることをよく理解しておく必要があります。

 

保護犬を迎えたい場合はどうすればよいでしょうか

 

各自治体の動物愛護センターやボランティア団体主催の譲渡会が全国各地で毎日開催されています。

譲渡会の情報はこのようなサイトで検索することができるので是非覗いてみて下さい。

 

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その他ブログやSNS,ネット上での里親募集サイトなどでも譲渡が行われており、こうした手段を活用するのも有効です。

 

 

また保護犬と触れ合えるカフェなども最近では増えており、店内で家族募集中の保護犬にあうことができます。

こちらのAHBASEさんなどでも活発に活動が行われています。

 

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【 保護犬ってなに? 】保護犬を知り保護犬を取り巻く現在の環境を知る記事

 

いかがでしたでしょうか。

以前とは違い保護犬・保護猫に関するイメ―ジは向上し、興味を持つ人々も増えてきました。

保護犬を実際に受け入れてみたいとお考えの方はこちらの記事も参考にしてみて下さいね。

 

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