犬のしぐさ。
愛らしいものから、意味不明なものまでありますよね。
今回の記事では2回に分けて、犬の行動・しぐさの代表的なものをピックアップし、その内容を解説します。
犬のしぐさ①: 出会った犬のお尻のクンクンする
お尻の匂いを嗅ぎあうのは相手の事をもっとよく知るためのコミュニケーション手段であり犬同士の挨拶のようなもの。
犬は嗅覚で情報を得ることが出来ます。お尻付近はその犬特有の匂いを発しており年齢、性別、体調、発情、気分などの言わば「個犬情報」を収集しているのです。
犬のしぐさ②: シャンプーの後に暴れる
犬の嗅覚に関する行動です。
部屋のあちこちに体をこすり付けることでシャンプーによって消えてしまった自分の匂いを取り戻そうとしているのです。
犬のしぐさ③: オモチャをぶん回し叩きつける
これは狩猟本能の名残で獲物の首に咬みつき仕留める行為。
興奮すると現れる正常な行為であり多くは狩りのマネ事をして遊んでいるだけです。
ただしあまりにも激しく吠え続けたり破壊行動が度を超す場合は悪注意。
分離不安症や運動不足などによるストレスを抱えていないか見極めましょう。
犬のしぐさ④: 激しく腰を振る
これは必ずしも性的な意味とは限らず相手に自分の優位性を示すためや、作業・運動不足によるストレス発散など子犬やメス犬がする場合もあります。
また喜びの最上級の表現や興奮を抑えるための行動だったりします。
散歩やトレーニングの時間を増やすなどストレスの解消で減る場合もあります。
犬のしぐさ⑤: ウンチした後に地面を蹴る
犬の肉球には汗腺から体臭を発します。
それを地面にこすり付けることで排泄物の匂いと一緒に拡散んし「ここは私の縄張りだ!」と主張しているのです。
犬のしぐさ⑥: ウンチする前にくるくる回る儀式
これは野性的な習慣の名残りで周囲の安全を確認する為の行動。
無防備な排泄前に地面を踏み固めて害虫やヘビから身を守ろうとしています。
犬のしぐさ⑦: 飼い主の席を奪う
席を奪うのはあなたの事が好きすぎるからです。
犬の大好きな人の匂いに癒しを求めています。
あなたの香りや温もりが残る場所は愛犬にとって一番リラックス出来る場所です。
上下関係の面では退いてもらうことも大切でが代わりに膝の上にのせたり
体を寄せ合わせる時間をとってあげる事で良好な関係を築くことが出来るでしょう。
犬のしぐさ⑧: 飼い主をなめる
舐める場所によって意味が違います。
顔や口を舐めるのは親愛の情を表します。
子犬が母犬にエサをねだる時や相手への敬意を示す時にする行為です。
手や腕を舐めるのはかまってほしいサイン。
犬は飼い主の手をオモチャを投げてくれたり優しく撫でてくれるものと認識しているので何か期待して舐めるようです。
犬のしぐさ⑨: 自分の手足を舐める
食後や寝る前に舐めるのは単なるグルーミング(お手入れ)やリラックスするための正常な行動なのですぐ止めるなら心配ないようです。
手足や床まで舐め続けるのは自律神経の乱れが原因の場合もあるので
食事や散歩の時間を充実させてり家族で生活習慣を見直してみましょう。
犬のしぐさ⑩: お尻を床に引きずって進む
微笑ましくも見える通称「お尻歩き」これは「スクーティング」と呼ばれ
多くの場合、感染症によるかゆみや痛みなど校門周りの問題を示すサインです。
飼い主さん自身が定期的に「校門腺絞り」をしてあげる事で炎症や病気を予防出来ますが、難しい場合は獣医さんに相談してください。
犬のしぐさ⑪: 地面に体をこすりつける
匂いに特に敏感な犬がする傾向があり初めて訪れる広場や芝生などでその場に溶け込もうとしてこの行動をすることが多いそうです。
犬のしぐさ⑫: お腹をかくと足をパタパタする
お腹をかいてあげるとジタバタと足を動かしちゃうのは可愛いものですが実は、ひっかき反射と呼ばれる犬の自己防衛本能の1つなのです。
犬のしぐさ⑬: 寝る前に穴掘りする
犬の先祖は敵から身を守るために巣穴を掘って寝る習慣がありました。
布団やクッションを掘るのはその名残りです。
安心できる寝床作りの意味があります。
後編の記事はこちら。
■ 犬の行動・しぐさの本当の意味を解説します(前編)
犬のしぐさ。 愛らしいものから、意味不明なものまでありますよね。 今回の記事では、犬の行動・しぐさの代表的なものをピックアップし、その内容を解説します。 この記事は後編です。 ■ 犬の行動・しぐさ[…]