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子犬の噛み癖、2ヶ月3ヶ月治すしつけの方法

2ヶ月・3ヶ月の子犬の噛み癖がひどい|なおすためのしつけの方法

子犬の噛み癖がひどい。

ブリーダーやペットショップから子犬を引き取る場合は、子犬が生後2ヶ月や3ヶ月であることが多いでしょう。

引き取ってからすぐに子犬の噛み癖が始まり、悩んでいる飼い主さんはたくさんいます。

もしくは、子犬のうちは甘噛みの力も弱いため、たいしたことないと放っておくと成犬になっても治らないということもあります。

今回の記事では子犬が噛む理由と、噛み癖を治すための効果的な方法をご紹介します。

 

子犬が噛む理由① 歯の生え変わり期で歯がかゆい

 

子犬が噛む理由の1つ目は、歯がかゆいからです。

子犬は生後2週目くらいから歯が生え始めます。

子犬の乳歯は28本で、生え始めから8週目くらいには全て生えそろいます。

この時期に子犬を引き取ることは一般的には少ないと思います。

永久歯への生え変わりは生後3ヶ月齢あたりから始まります。

犬の永久歯は全部で42本で、生えそろうのは7か月齢あたりです。

 

この歯の生え変わりの時期は子犬にとってはとても歯がむずがゆく、周囲のありとあらゆるものを噛んでしまうことにつながります。

子犬にとってこの時期は苦痛な時期なのです。

しかし、4ヶ月齢を越える頃には少し落ち着いているかもしれません。

とりわけ子犬期の3ヶ月齢~4ヵ月齢の期間は噛み癖がひどくなる傾向があるため、気を付けてあげましょう。

 

歯の生え変わり期を迎えた子犬の噛み癖を治す方法

歯の生え変わり期の子犬はとにかく歯がむずがゆく、手当たり次第何でも噛みついているかもしれません。

そうした場合は、子犬用のおもちゃを与えてあげましょう。

もしおもちゃに血が付いたり歯茎に炎症が起きることがあれば、おもちゃはいったんストップ。

症状がひどければ病院に連れて行ってあげましょう。

噛んでほしくないものは子犬の手の届くところから離し、物理的に噛みつくことができないようにしましょう。

また、外出時などはケージや囲いで行動を制限をすることも有効です。

 

子犬が噛む理由② 遊んでほしい・構ってほしい

 

生後2ヶ月、3ヶ月程度の子犬は、親犬や兄弟から離されて飼い主さんと新しい社会生活を始める時期です。

子犬はとにかく好奇心が旺盛です。

特に飼い主さんの手やズボンのすそなどにしつこく噛みついてくることが多いです。

犬は元来動くものを捕らえる本能があるため、飼い主さんの手の動きやヒラヒラしてランダムに動くものには目がありません。

また、飼い主の存在は愛犬にとって全てといってよいほど大きなものです。

飼い主さんと遊びたい、構ってほしいという一心で手や足に噛みついてじゃれることはごく自然な行動でもあります。

 

遊んでほしい・構ってほしいとじゃれる噛み癖を治す方法

犬にとって【 噛む 】という行為は本能的な行為であり、噛むという行動がストレスを軽減することにもつながります。

そのため、大切なことは噛んでよいものと悪いものをしっかりと教えることです。

噛んでよいものは、犬用のおもちゃや、飼い主さんと引っ張りっこするための遊び道具です。

こうしたものはしっかりと与えてあげて、遊ぶときはしっかりと遊んであげましょう。

子犬にとってはこうした遊びという行為を通じて、心身のバランスが整えられたり、日々の生活を学んでいくことになります。

遊びの過程で愛犬が興奮して飼い主さんの手に噛みついたりすることがあると思います。

こうした時には、短く【 ダメッ 】っといって手を放しましょう。

その後は無視して一時相手にするのをやめましょう。

もしくは、びっくりさせるような声を出した後に、ケージなどに一時隔離して遊びを中断しましょう。

また、こうした方法で噛むのをやめた後には、ご褒美のおやつをあげてほめてあげることも有効です。

おやつを上げるときは、手からあげましょう。

つまり、飼い主さんに噛みつくとイヤなこと(楽しくないこと)が起こると覚えさせることが大切になります。

また、噛みついてほしくないもの(場所)には、犬の苦手なニオイのスプレーを振ることで噛みつくことを防ぐことも有効になるかもしれません。

しかし、この手の防止スプレーは犬にとっては苦痛になるため、できるだけ他の手段で対処するようにしてあげて下さい。

犬の噛み癖を防止するためのスプレーの作り方は以下の記事で紹介しています。

 

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【 じゃれる噛み癖を治す方法 】

噛みつくとイヤなことが起こると覚えさせる

 ― 大きな声、短い声を出して遊びを中断する
 ― 一時的にケージの中などに移動させる
 ― 噛むのを止めたらご褒美を上げてほめてあげましょう

 

子犬が噛む理由③ 人の手や足に対する恐怖心

 

三つ目の理由は人の手に対する恐怖心です。

こうした恐怖から噛みつく場合は、甘噛みとは明らかに力の強さが違います。

何らかの理由で犬が飼い主の手や足に恐怖を抱いている可能性があります。

これは他人に対しても同様の行動を取る可能性が高いため、特に注意深く治していく必要があります。

 

恐怖心に基づく噛み癖の治し方

慎重に手が怖いものではないという事を教える必要があります。

まずは、犬が恐怖心を抱く原因となることがなかったか、過去を振り返ってみてください。

犬が手を怖がらないように、手の形や動きなどに注意しながら犬が触られても嫌がらない場所からボディタッチを始めましょう。

また、家族がいるなら家族全員で愛犬への接し方のルールを決めておく必要があります。

おやつなども使いながら、人の手は怖いものではないということを時間を掛けてゆっくりと教えましょう。

 

子犬の噛み癖を治すためにやってはいけないこと

 

体罰を加えたり食事を与えないなどの虐待

噛み癖が治らないといって、体罰を加えることは絶対にやめて下さい。

飼い主の手は恐怖を与えるものだというイメージを助長し、ますます恐怖心から噛み癖が強くなる可能性があります。

もちろん倫理的な観点から暴力をふるうことはあってはならないことです。

また、食事を与えない、長時間せまいところに閉じ込めるなどといったこともしないでください。

犬と快適に暮らすためにはよいコミュニケーションと信頼関係がもっとも大切であることを忘れないでください。

 

しつけの行動をバラバラにしないでください

飼い主さんが犬の噛み癖を治そうとしてしつけをする時は、しつけの仕方には一定のルールや規則を作っておきましょう。

あまりにもコロコロとやり方を変えてしまうと、愛犬も混乱してしまいます。

家族がいる場合は家族間で愛犬へのしつけの仕方を統一しておくことが大切です。

行き当たりばったりのしつけや、頭ごなしに叱りつけたりすることは愛犬を混乱させたり恐怖を助長することになりますので注意が必要です。

 

2ヶ月・3ヶ月の子犬の噛み癖がひどい|なおすためのしつけの方法 まとめ

いかがでしたでしょうか。

子犬の噛み癖は早くからしつけをすることで、治すことができます。

永久歯に生え変わり終わると、噛み癖がなくなることもありますが、甘噛みを放っておくことで成犬になっても噛み癖がなおらずに悩みの種になることもあります。

噛み癖がついてきたかな、と感じたら早めにしつけをすることで愛犬も飼い主さんもストレスなく生活できるようにすることをオススメします。

今回の記事のまとめです。

 

・ 噛んでよいものとそうでないものを区別させることが大切です
・ 噛みついてきたら、楽しいことが終わってしまうということをしつけのベースにしましょう
・ しつけの仕方をコロコロ変えず、家族でも接し方を統一することを心がけましょう
・ しつけと称する体罰をすることは絶対にやめて下さい

 

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