犬と言えば走る、吠える、体を掻く、こんなしぐさをイメージすると思います。
犬はよく体を掻きますが、掻きすぎは当然好ましいことではありません。
犬がかゆみを感じる原因は様々あり、それぞれに対処が必要です。
この記事では、愛犬がかゆみを感じないように予防する方法を中心にご紹介します。
- 1 犬がかゆがる体の場所13ポイント
- 2 愛犬を “かゆみ” から予防する①: ノミ・ダニは徹底的に排除する
- 3 愛犬を “かゆみ” から予防する②: 保湿をしっかり潤いをキープ
- 4 愛犬を “かゆみ” から予防する③: 適度なシャンプーとブラッシングを
- 5 愛犬を “かゆみ” から予防する④: 散歩時は草むらを避けましょう
- 6 愛犬を “かゆみ” から予防する⑤: 散歩が終わったら体をふいてあげましょう
- 7 愛犬を “かゆみ” から予防する⑥: 洋服を着せる習慣をつける
- 8 愛犬を “かゆみ” から予防する⑦: 部屋をきれいな状態に保つ
- 9 愛犬を “かゆみ” から予防する⑧: 成分表をしっかりとチェックする
- 10 愛犬を “かゆみ” から予防する⑨: リフレッシュする時間を作る
- 11 愛犬を “かゆい” から防ぐ予防法9選 まとめ
犬がかゆがる体の場所13ポイント
まずはこちらの図をご覧ください。
犬のかゆがる体の場所です(ほぼ全身ですね)
様々な原因でかゆみが生じることがお分かりいただけると思います。
その中でも特にかゆみが発生しやすい場所が以下の3つの部位です。
犬のかゆがる体の場所【 第三位 】: 内股
全身被毛に覆われた犬の体は散歩などでもこすれやすく蒸れやすい場所はかゆくなりやすいです。
内股は犬の体の中でもかゆみが出やすい場所です。
意識的に見てあげないと変化に気が付きにくい場所ですので、日ごろから注意してあげましょう。
犬のかゆがる体の場所【 第二位 】: 足先
歩くことが仕事でもある犬の足は、様々なトラブルが発生しやすいと言えます。
食物アレルギー、マラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎など、足先はいろいろな原因でかゆみが発生しやすい場所です。
犬のかゆがる体の場所【 第一位 】: 耳
犬のかゆがる体の部位の第一位は耳です。
外耳炎、食物アレルギー、花粉やハウスダストなどがアレルゲンとされるアトピー性皮膚炎など、とにかくいろいろな原因でかゆみが発生します。
耳が大きく垂れており長毛種であるほど耳に関するトラブルが大きくなる傾向があります。
犬の飼い主としては特に気を付けてあげたい体の場所です。
愛犬を “かゆみ” から予防する①: ノミ・ダニは徹底的に排除する
まずは基本中の基本となる、飼い主の義務ともいうべきポイントがこちらです。
かゆみの原因となるノミやマダニは、予防薬などの投与によりほとんど完全に防ぐことができます。
予防薬は投薬型や塗布型などの種類がありますが、特にノミやマダニが発生しやすい暖かい時期には徹底的な予防が必要です。
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愛犬を “かゆみ” から予防する②: 保湿をしっかり潤いをキープ
犬の皮膚は人間の1/6程度しかなく、乾燥を防ぎ保湿することが非常に大切になります。
保湿は皮膚の感想を防いでバリア機能をアップしてくれます。
シャンプーの後が実はもっとも乾燥しやすいと言われており、シャンプー後の保湿対策をしっかり行うことが大切です。
愛犬を “かゆみ” から予防する③: 適度なシャンプーとブラッシングを
シャンプーは通常月に1~2回程度がベターです。
洗いすぎると、必要な皮脂まで洗い流されたり、皮膚の乾燥やバリア機能低下につながります。
シャンプー後はしっかりとした保湿対策を。
ブラッシングも強すぎずに適度な時間ピンブラシを使ってあげて下さい。
スリッカーなど先端がとがったものは愛犬の皮膚を傷つけ、それが原因でかゆみに発展することも。
シャンプーやブラッシングは適度に心地よい範囲で行いましょう。
愛犬を “かゆみ” から予防する④: 散歩時は草むらを避けましょう
草むらにはノミやダニのほか、様々な虫も潜んでおり皮膚の弱い犬にとっては少々危険です。
散歩時には草むらは避け、開けた場所を散歩するようにしましょう。
虫から刺されたり、寄生されることを予防することができます。
愛犬を “かゆみ” から予防する⑤: 散歩が終わったら体をふいてあげましょう
外の環境は虫がいたり花粉が舞っていたりするので、愛犬のかゆみの原因になりやすいと言えます。
散歩から帰宅したら、軽く濡らしたタオルで体をふいてあげましょう。
全身をふいてあげるのと同時に、飼い主さんは皮膚のチェックも行ってあげると◎です。
愛犬を “かゆみ” から予防する⑥: 洋服を着せる習慣をつける
普段から洋服を着ることを習慣化すると、皮膚を舐めたり掻き壊さないようにすることができます。
散歩のときにも洋服を着せると防御力がアップします。
縫い目のない洋服なども販売されているので、皮膚の敏感な愛犬にはそうした洋服をきせてあげるとよいでしょう。
愛犬を “かゆみ” から予防する⑦: 部屋をきれいな状態に保つ
ノミやダニの死骸、フンなどのハウスダストは犬のかゆみの原因になります。
家の中は掃除をしっかりして、部屋を清潔な状態に保ちましょう。
また犬用ベッドやおもちゃなでゃ定期的に洗濯してよく乾燥させましょう。
愛犬を “かゆみ” から予防する⑧: 成分表をしっかりとチェックする
食べ物などに含まれる成分がアレルゲンとなり、アレルギー性皮膚炎を発症することがあります。
フードやおやつなどの成分はしっかりと目を通しましょう。
アレルゲンとなる成分は個体差があるため、愛犬の苦手な成分はあらかじめ知っておくことが必要です。
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愛犬を “かゆみ” から予防する⑨: リフレッシュする時間を作る
犬もストレスからかゆみを感じることがよくあります。
適度な散歩やスキンシップは愛犬のストレス軽減にとても大切です。
また、犬も人間もストレスを感じないように、家族みんなで仲良く過ごしましょう。
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愛犬を “かゆい” から防ぐ予防法9選 まとめ
いかがでしたでしょうか。
愛犬をかゆさから救う方法は意外と身近で実践可能な方法ばかりです。
フレント・ブルドッグなど皮膚が敏感な犬種には特に今回の記事でご紹介した方法は有効かと思います。
日ごろのちょっとした心がけで、愛犬をかゆいという悩みから解放してあげることができますので、ぜひ試してみて下さい。
犬のかゆさの原因についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
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