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ペット飼育可能物件、東京都23区、犬と住める、ペット居住可能

【 衝撃の少なさ 】東京23区のペット飼育可能な賃貸物件ランキング

当サイトではペットと楽しく暮らせるための情報を発信しており、『住まい』に関する情報も発信しています。

本日は東京23区の【 ペット飼育可能物件 】についてレポートしたいと思います。

都会だからペット飼育可能な物件がたくさんあるイメージがありますよね。

賃貸物件検索サイトのデータを分析したところ、衝撃の事実が分かりました。

今回の記事では、東京23区のペット飼育可能物件の物件数に焦点を当ててご紹介致します。

 

贅沢は言えない?東京の住居事情

 

筆者も23区在住ですが、もともとは地方都市出身です。

初めて東京で賃貸物件を探した時は、地元との家賃相場の差にかなり面喰いました。

愛犬との引っ越しでしたので当然【 ペット飼育可能 】物件を探すのですが、思っていた間隔よりも随分と少ないんですよね。

23区(特に人気のエリア)は条件のよい空室物件が出ると、その情報が出て1日あればすぐに決まると思った方がよいかもしれません。

流動性も高いのですが、その分の需要が非常に高いため、いわゆる『お宝物件』はその名の通りお宝を探すくらい難しいものです。

特にペット飼育可能物件という条件がつけば、物件を探すのは非常に苦労する可能性があります。

筆者もその内の一人でした。

 

今回の調査データは最低限の条件で検索

今回ご紹介する東京23区のペット飼育可能物件数の算出に当たっては、最低限の条件設定としました。

条件を付けすぎると本当に物件が限られてくるため参考にならないからです。

具体的には以下の3つの条件に絞っています。

 

① ペット飼育相談可

これは当然のことですが、ペット飼育可能物件であることです。

ペット飼育不可の物件でペット飼育していることが判明した場合、違約金や即退去などを求められることがあります。

ペット飼育不可の賃貸物件でペット飼育するはやめましょう。

 

② 一般的な間取り

ペットと一緒に生活するための一般的な間取りを設定しています。

具体的にはこちらの間取りです。

 

・ 1R
・ 1K
・ 1DK
・ 1LDK
・ 2K
・ 2DK
・ 2LDK
・ 3K
・ 3DK
・ 3LDK

③ 最寄り駅『徒歩10分』以内

最寄り駅から10分圏内としました。

一般的には駅に近い方が物件の価値は高まり、賃貸物件の家賃相場も高くなります。

多くの人が求める駅までの徒歩許容範囲は10分以内と言われているため、この条件を追加しました。

 

東京23区 ペット飼育可能物件の数は衝撃の少なさ

以上の条件を元に、不動産検索サイトで有名なアットホーム を利用して調べた結果(2021年3月時点)がこちらです。

東京23区では、229,392件の物件があります。

その内ペット飼育可能物件の数は、『34,354件』です。

この数を聞いてどう思いますか。

筆者個人の間隔では非常に少ないと感じます。

また物件を探すときは、今回検索したようなワンルームから3LDKまでといった検索は普通しませんよね。

ワンルームや1K、1LDKと2LDK、3LDKといった検索の仕方をするはずです。

そうなると、23区全体で検索しても、自分が住みたい間取りのペット飼育可能な賃貸物件数はこの数字の三分の一程度にはなるということです。

 

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全体の割合で言うと、東京23区のペット飼育可能な賃貸物件数は、全体の15パーセントとなりました。

100件の物件の内、たったの15件しかペット飼育可能物件ではないということです。

東京23区は単身世帯も多く、ペット飼育の需要は非常に高い都市です。

コロナの影響もあってペット飼育の需要はさらに増えていると言われています。

そうした事情も考えると、15パーセントという数字はペット飼育の需要に追い付いていないと考えてしまいます。

稀少価値の高い【 ペット飼育可能物件 】ですが、区によってもその割合に差があります。

それを表したデータがこちらです。

 

東京23区 ペット飼育可能な賃貸物件 ランキング

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東京23区の中でペット飼育可能物件の割合が一番高い区は、中央区(31.5%)でした。

中央区が東京23区内でペットの住まいという観点では最もペットフレンドリーな街であると言ってよいでしょう。

続いて第2位は江東区(28.9%)、第3位は千代田区(26.5%)第4位は墨田区(25.3%)、第5位は港区(24.3%)、第6位は台東区(23.2%)でした。

何と中央区のみが唯一の30パーセント越えでした。

20パーセント台が江東区、千代田区、墨田区、港区、台東区の5区です。

10パーセント台が新宿区、目黒区、品川区、文京区、大田区、渋谷区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区の計11区です。

一桁パーセント台は、世田谷区、中野区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区の6区という結果でした。

江戸川区は23区の中でも家賃相場が安く、ファミリー世帯も数多く居住している区です。

今回の調査条件で算出された全体の物件数は10,419件に対し、ペット飼育可能な物件数は397件(3.8%)で23区の中でもっとも割合が低い区という結果になりました。

葛西臨海公園などのペット同伴可能な大型公園やドッグカフェも結構ある街なのですが、意外な結果に驚いています。

 

ペット飼育可能な賃貸物件は家賃相場も上がります

 

ペット飼育可能な賃貸物件は周辺のペット飼育不可の同レベルの物件に比べて、家賃が割高なケースがほとんどです。

それは、ペット飼育可能な賃貸物件自体が稀少価値を持っていること、ペット飼育可能な物件はそうで得ない物件に比べリスク(近隣トラブル、清掃、原状回復など)が上がるからだと言われています。

最近の新築マンションはペット飼育可能な条件である物件も増えてきましたが、ペット愛好家の需要を完璧に捉えられているとは言えません。

特に都心のワンルームなどであれば、2~4年で転居することが一般的なので、ペット飼育可能な条件を付けると現状回復などのリスクが上がります。

そのため、ペット飼育可能な賃貸物件は周辺家賃相場よりも高い金額設定になる傾向があります。

また敷金も通常よりもプラス1ヶ月、猫であれば2ヶ月分収めるという条件になっていることもザラです。

 

東京23区のペット飼育可能な賃貸物件ランキング まとめ

いかがでしたでしょうか。

こうして具体的なデータを見ると、普通に賃貸物件を借りると選択肢が100件あるのに対し、ペット飼育可能という条件がつくと一気に15件まで候補が落ちる事がお分かり頂けたでしょう。

東京は良い物件は本当に即借り手が決まるため、愛犬や愛猫と引っ越しをする場合にはかなり時間を掛けて探すことになると思います。

本来であれば築年数や風呂・トイレ別、オートロックや2階以上、などの条件が加わると思います。

条件が加われば加わるほど物件探しの難易度が上がるため、100件に1件しか希望物件が見つからないということが容易に起きます。

転居は計画的に進めていきましょう。

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