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【犬の低血糖症】原因、治療方法や予防対策についてご紹介します

犬の低血糖症。

人間の話はよく聞きますが、犬にも低血糖症が起こります。

また、色々な犬種のかかりやすい病気ランキングでもしばしばお目にかかる病気であることをご存じでしたでしょうか。

この記事では犬の低血糖症について、その原因、治療方法が予防の方法についてご紹介します。

 

犬の低血糖症とは

 

低血糖症は犬が血糖値が異常に低下した状態を指します。

正常な血糖値の範囲は、犬種や個体によって異なりますが、一般的には70 mg/dL未満が低血糖とされます。

この低血糖症はどのようなことを引き起こすのでしょうか。

まずは低血糖症になった時に表れる症状を見ていきましょう。

 

犬の低血糖症の時に表れる症状

 

犬が低血糖状態になった時にはこのような症状が見られます。

 

振戦や震え

特に体が冷えた場合によく見られます。

 

めまいやふらつき

犬が立ち上がったり歩行したりするときに見られることがあります。

 

異常な行動

興奮したり、意識が混濁したりすることがあります。

 

意識消失

重度の場合、犬は意識を失うことがあります。

 

食欲不振

犬が普段よりも食事を拒否することがあります。

 

愛犬にこのような症状が見られた場合は低血糖症の可能性があります。

 

犬の低血糖症の原因について

 

犬の低血糖症には様々な原因がありますが、おもにはこのような原因であることが多いです。

まずは栄養不足である可能性があげられます。

犬が十分な食事を摂取していない場合、十分なグルコースが供給されず、低血糖症を引き起こす可能性があります。

次に過度の運動が原因となり症状が表れることがあります。

激しい運動や長時間の運動によって、血糖値が急激に低下することがあります。

また、糖尿病治療中の犬にも低血糖症はよく見られます。

糖尿病の治療に用いられるインスリン投与によって過剰に血糖値を下げた場合、低血糖症のリスクが高まります。

肝臓疾患が原因であることも考えられます。

肝臓は血糖を貯蔵する役割を果たしていますが、肝臓疾患によってこの機能が低下し、低血糖のリスクが高まります。

生活習慣の原因として、高いストレスが原因である可能性もあります。

環境の変化やストレスがかかると、ストレスホルモンの分泌が増加し、これが血糖値の低下につながることがあります。

このように、低血糖症の症状は様々な原因から引き起こされる可能性もあり、注意が必要です。

 

犬の低血糖症の治療方法

 

低血糖症になった時はこのような治療方法があげられます。

まずは十分な糖分を摂取することです。

糖分を含む食品や飲み物を与えることで、血糖値を急速に回復させることができます。

例えば、砂糖水や蜂蜜水を口にさせることが効果的です。

上記の方法で回復できない比較的重度の低血糖症の場合は、獣医師の治療が必要になることがあります。

獣医師の診察のもと、必要に応じて点滴やその他の処置を行います。

 

犬の低血糖症の予防策について

 

低血糖症の予防方法として一般的なのは、日常の生活全般に渡る習慣を整えることが重要になってきます。

まずは定期的な食事を与えることです。

犬には定期的かつ栄養バランスの取れた食事を与えることが重要です。

小型犬や糖尿病の治療を受けている犬は、食事管理が特に大切になってきます。

また、日々の適度な運動も欠かせません。

過度の運動は低血糖症を引き起こす可能性があるため、適度な運動量を保つことが重要です。

糖尿病治療を受けている犬の場合は、インスリンの適切な投与量や食事管理を行うことで低血糖のリスクを管理することができます。

最後にストレスの軽減することです。

私たち人間と同様に、犬も環境の変化やストレスを最小限に抑えることが日々の生活の中で大切になってきます。

毎日の生活習慣を規則正しく、ストレスをため込まない生活を心掛けることで、低血糖症を発症するリスクをかなり減らすことができます。

 

【犬の低血糖症】原因、治療方法や予防対策についてご紹介します まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

どんな犬種でもかかる可能性のある低血糖症。

一般的には命の危険にかかわるような重篤な病気ではありませんが、日ごろの生活習慣を整えることでかかりにくくできる病気でもあります。

適度な食事と運動、精神的な負担も掛からないような健全な環境を整え、愛犬と安心した生活を送りましょう。

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