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犬にとっての睡眠とは?|睡眠の仕組みと重要性を一挙解説

犬は人間に比べ寝ている時間が長いと感じたことはありませんか。

一日中ずっと寝てるイメージもあるかもしれません。

実際のところ犬は人間よりも睡眠時間が長く、健康には欠かせない重要な要素なのです。

この記事では犬の睡眠のメカニズムや重要性について解説します。

 

犬にとっての睡眠の役割とは

 

人間も犬も、哺乳類の睡眠のメカニズムや役割はほとんど同じだと言われています。

睡眠は疲労を回復させたり成長ホルモンを分泌させたり、記憶の整理など身体的な機能・健康の維持に深くかかわっています。

 

【 睡眠の主な役割 】

✅ 体の成長促進
✅ 免疫機能の維持
✅ 脳にたまった老廃物の除去
✅ 記憶の整理と定着
✅ 脳や身体の疲労回復

犬の睡眠時間は1日9~14時間

 

人間の睡眠時間は7~8時間前後と言われていますが、犬の場合は一日のうち何と9~14時間も寝ます。

犬の睡眠時間は年齢や生活環境などによりかなり変化するのも大きな特徴です。

シニア期の犬は疲労回復のために睡眠時間が長くなることはイメージしやすいでしょう。

その他、大型犬は小型犬に比べ睡眠時間が長く、ストレスを感じやすい犬は睡眠時間も短めの傾向にあります。

また、室内飼いよりも外飼いの犬の方が周囲の騒音などで目が覚めやすく睡眠時間も短めになります。

愛犬がしっかりと睡眠を取れるように生活環境を調えてあげたいものです。

 

睡眠の間隔

 

人間は夜の時間帯にまとまった睡眠を取りますが、犬の場合は一日のうちにこまめに短い間隔で睡眠を取る傾向があります。

しかし21時から翌朝4時までの時間帯は睡眠をとりやすく、また留守番が長い子は留守番中に睡眠を取ることが多いようです。

 

レム睡眠とノンレム睡眠

 

レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)があり、人間は90分間隔でレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返すことはご存じの方も多いかもしれません。

しかし犬の場合は16分間隔でノンレム睡眠→レム睡眠、そして5分間の覚醒(目を覚ます)を繰り返します。

覚醒するのは外敵からの脅威から身を守るためだと言われています。

 

犬も夢を見るのか

 

多くの飼い主さんが愛犬が寝ている時に手足をばたばたしたり、寝言を言ったり唸ったりしているのを目に耳にしたことがあるのではないでしょうか。

それは夢を見ている可能性が非常に高いと言われています。

飼い主さんと遊んだり、大好きなおやつを食べたり、走り回ったり、夢の中で様々なことをしているのかもしれません。

 

夏場は犬の睡眠を妨げる季節

 

夏場は犬の睡眠を妨げる要素が増え、睡眠の質が落ちやすい季節です。

そのため、夏場は愛犬がゆっくりと睡眠が取れるように、飼い主さんとしては気を付けてあげたいところです。

真夏は高温多湿になり、人間もじめじめした暑苦しさを感じるのと同様に、犬たちにもストレスになります。

そのため、不快感を感じてゆっくり眠れないこともしばしば。

また、エアコンの掛け過ぎにも要注意。

毛布などを用意せずにエアコンをかけっぱなしにしたり、扇風機などの風が直接当たるとことにベッドやハウスがあると、犬は身体が冷えて眠れない、風を引いてしまうこともあるため注意しましょう。

更に夏場は日が長く、家で人と集まったりする機会も増えるでしょう。

飼い主さんの生活リズムが夜型になったりすると、その影響で愛犬の睡眠時間も削られる可能性があるため気を付けてあげて下さい。

 

睡眠が取れないことによる健康への影響

 

睡眠が十分にとれない、または睡眠自体の質が低下すると、慢性的な寝不足が続くことになります。

普段の活動時間も眠たくて活動ができないなどの『睡眠障害』を引き起こすこともあります。

また十分な睡眠が取れないと免疫機能が低下して感染症などの病気に罹りやすくなるリスクが高まります。

脳や身体がしっかり休むことができないと強いストレスになり、皮膚や胃腸、精神面など様々な面で悪影響をおよぼし、万病の元になるため注意が必要です。

 

犬にとって眠りやすい環境とは

 

睡眠時間の確保と睡眠の質を向上させるために飼い主さんが気を付けてあげたいことを最後にご紹介します。

まずは部屋の温度や湿度を快適に保つことが重要です。

犬は一日を通じて短いスパンの睡眠を蓄積します。

そのため24時間温度や湿度を調えるのが理想です。

26度前後の室温と50パーセント前後の湿度を目安にしましょう。

寝るためのスペースは、四方を囲まれており、若干暗めが利用です。

クレートやドーム型のハウスを用意して、人間の生活環境から少し遠い静かな場所に設置してあげるとよいでしょう。

犬用のベッドは柔らかい材質のものを用意してあげましょう。

愛犬が自分で体温調節ができるように、毛布やひんやり素材のマットなども併用するのも手です。

身体の大き目の子であれば、負担のかかりにくい低反発素材のマットレスなどを使用することもオススメです。

 

犬にとっての睡眠とは?|睡眠の仕組みと重要性を一挙解説 まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

犬の睡眠は人間同様、健康の維持向上のためには必須となります。

愛犬が十分な睡眠を取れるように、飼い主である私たちも工夫をしてあげましょう。

愛犬がストレスを感じず、安心して眠ることができる環境が整っていれば、飼い主さんともども健康的で幸せな生活を送ることができるでしょう。

 

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