愛犬の食糞・飲尿にお困りの飼い主さんは意外と多いと聞きます。
人間では習慣のない行為ですのでゾッとする飼い主さんも多いと思いますが、犬が食糞・飲尿をするのにはそれなりの理由があったりします。
この記事ではそれらの理由や食糞・飲尿にまつわる不可解な行動について解説していきます。
食糞・飲尿をする理由
食糞や飲尿は私たち人間から見るとギョッとするほどの行動ですが、犬にとってはさほど異常な行動ではありません。
理由は色々とありますが、野生時代の名残にまつわる行動であると言われています。
犬は野生時代、排泄物の痕跡をなくして敵から身を守るために自分の排泄物を食べることもあったようです。
また、母犬は子犬の排泄を促したり、清潔にするためにウンチやおしっこを食べたり飲んだりすることで処理するという本能があるので、食糞や飲尿は異常行動ではないのです。
とはいえ飼い主さんからしてみるとできるだけそれらの行為はして欲しくないと思うでしょう。
食糞や飲尿に悩まされる飼い主さんたちですが、愛犬がこのような行動をとっていることもあるようです。
お尻から直接ウンチを食べようとするようになった
子犬の頃から食糞の癖がある愛犬の飼い主さんが、食糞したら食べないようにすぐに片付けるようにすると、何と自分のお尻から直接ウンチを食べようとするようになったようです。
実はこうした話はよく聞く話で、飼い主さんが愛犬のウンチをすぐに片付けてしまうことが結果愛犬とのウンチの取り合いのような形になっていると言えます。
愛犬がウンチを食べようとしたら、おやつで引き付けておやつを食べているうちにウンチを処分しましょう。
処分したら再びおやつをあげます。
ウンチをして片付けたらご褒美がもらえると覚えさせるとよいでしょう。
夜中にウンチをして食べるように
こちらのケースも子犬の頃から食糞の癖がついてきて、飼い主さんが食糞をやめさせようとウンチをすぐに片付けるようになると、家族のいるところでは食べなくなったようです。
しかしその代わりに、夜中にトイレに行ってウンチをして食べている形跡が見られるようになりました。
解決策としては、夜中にウンチをしないように逆算した時間帯でご飯をあげてみましょう。
また、ウンチを片付けたらおやつが食べられると学習させることで、食糞を止めてくれるようになる可能性があります。
トイレシートにしたおしっこを舐めるようになった
トイレシーツでおしっこをしたら、その後もどってきてトイレシートのおしっこを舐めているようです。
ダメと注意したり、大きな音を出してやめさせようとしても全く効果がないようで、困っているようです。
明確な原因は不明ですが、やめさせようとしている飼い主さんの行動自体、愛犬は喜んでいると勘違いしてわざわざおしっこを舐めている可能性があります。
愛犬がおしっこをしたら、騒がずにおやつで気を引いてさっとシートを片付けるようにしてみましょう。
後編に続きます。