犬の飼い主として、犬と人間が心地よく生活するためには最低限のマナーを身に付ける事が必要です。
ペット需要は高まる一方ですが、それと同時にマナー意識も高めていく必要があります。
この記事では犬のきもち を参考に私たち飼い主が知らないうちにやっているマナー違反のポイントについてご紹介します。
今回はお散歩&ドッグラン編です。
8割の人が犬の飼い主のマナー向上を望んでいる
犬のきもち調べのアンケートによれば、約8割の人が私たち犬の飼い主のマナー向上を望んでいるそうです。
そして約5割の人が『犬の飼い主に対して不快な印象を持ったことがある』と回答しています。
自分では気が付いていないことでも、知らないうちに周囲の人に不快な影響を与えているかもしれません。
犬も、犬の飼い主も、犬を飼っていない人も、みんなが気持ちよく過ごせる環境にしたいですよね。
この記事では住宅街とドッグカフェのマナーについて、ご紹介をします。
犬の飼い主のマナー(お散歩編)
① 散歩前には家でトイレを済ませましょう
犬の散歩は排せつのための時間ではありません。
適切な処理を行っていたとしても、できるだけ散歩前に家でトイレを済ませておきましょう。
② ウンチを草の茂みに放置しないで下さい
ウンチの未処理は条例違反になり、罰則を受けることがあります。
仮に罰則を受けることがなかったとしても、愛犬のウンチ処理は飼い主さんが必ず守らないといけないマナーの一つです。
例え人が少ない茂みや土の上でウンチをしたとしても、必ず持ち帰るようにしましょう。
③ 飼い主さんの歩きスマホ
すれ違う人や車や自転車にとってとても迷惑な行為です。
愛犬の力が強いと、気を抜いている瞬間にリードをしていても車道に飛び出す危険性もあります。
愛犬を守るためにも歩きスマホはやめましょう。
④ 水道の蛇口から直接水を飲ませる
公園の水道は公共設備です。
犬が蛇口に口をつけて水を飲むと、衛生面で問題があります。
その光景を見た人は不快に感じる人も多いでしょう。
愛犬に公園の水道の水を与える時は、容器などから間接的に飲ませるようにして下さい。
⑤ 散歩中のおしっこはトイレシートで吸収するとGood
散歩中のおしっこは水で流すことは多くの自治体が推奨している最低限のマナーです。
水で流す前にトイレシートで吸収するとさらにマナーアップ。
大型犬はやはり一回のおしっこの量も多いので、水で流す前にトイレシートで吸収するとよりきれいに処理ができます。
⑥ 愛犬をベンチに座らせる
公園のベンチは人間用です。
愛犬をベンチに座らせると、足裏についた汚れなどでベンチが汚れてしまいます。
そのため、愛犬をベンチに座らせることは控えましょう。
⑦ ウンチを公園のトイレで捨てるのはNG
お散歩中のウンチは砂利や小枝などの細かい不純物がついてしまいます。
公園のトイレで流すと詰まって呼称する原因になります。
ウンチは自宅に持ち帰り、地域の規則に沿った処理をしましょう。
⑧ 相手の確認を取った上で遊ばせる
散歩中の犬同士のトラブルは意外と多いものです。
相手の犬は攻撃的であったり、社会化が不十分で他の犬や人間との交流が苦手かもしれません。
そのため、相手の犬と遊ばせるときは『あいさつさせても大丈夫でしょうか』と一言声を掛けましょう。
これだけでトラブルにつながる可能性を大きく減らすことができます。
⑨ 公園内でのブラッシング
屋外だから大丈夫、と思ってブラッシングをしている飼い主さんをたまに見かけます。
犬の被毛は必ず周囲に飛びますので、ブラッシングは自宅で行うようにしましょう。
犬が苦手な人は一定数いますので、そうした方に対する心配りも必要です。
⑩ 公園内をノーリードで遊ばせる
人がいないと思っていても、リードは必ずつけましょう。
愛犬と周囲の人を危険から守るためにも必ずリードの着用をして下さい。
急に大きな音が鳴ったりすると、愛犬が飛び出して行方不明になってしまうことも。
ドッグラン以外の公園では犬の散歩中のリード着用は必須となっています。
周囲に人がいないからノーリードでも大丈夫と考えるのは飼い主さんとしてはNGな行動です。
リード着用は必ず守りましょう。
犬の飼い主のマナー(ドッグラン編)
① 他の犬におやつをあげる
ついついやってしまいがちですが、トラブルに発展するケース大なのが飼い主さんのこの行為です。
愛犬のトレーニング用におやつを持参する飼い主さんがいますが、基本的に自分の愛犬にもドッグラン内でおやつはあげないほうが無難です(他の犬が寄ってくるため)
他の犬におやつをあげることは、アレルギーの面で問題があったり、おやつの奪い合いに発展することもあります。
犬同士や人間も噛みつかれてしまうなどのトラブルはよく聞く話です。
ドッグラン内でおやつは与えないようにしましょう。
② 他の犬を追いかけまわしているのを放置している
飼い主さん同士がおしゃべりしていて愛犬を放置すると、知らない間に愛犬が興奮して他の犬にしつこく絡んでしなうことがあります。
こうした愛犬の行動を放置するのはマナー違反です。
ケンカや噛みつきなどのトラブルに発展する可能性もあるので、ドッグランで遊ばせている最中は愛犬から目を離さないようにしましょう。
③ 他の犬の写真を撮る時には飼い主さんに事前に許可を取りましょう
他の犬を撮影するときは飼い主さんに事前に一言相談しましょう。
またSNSなどにアップしたい場合も同様に、事前に許可を得ておくことが大切です。
④ ドッグランには最初はリード着用して入場しましょう
他の犬とのコミュニケーションが心配であれば、ドッグラン入場時にはリードを着用すると安心です。
リードを付けて様子見しつつ、問題がなければリードを外して遊ばせてあげましょう。
⑤ 他の犬のおもちゃを愛犬が取ったらすぐに返しましょう
他の犬がおもちゃで遊んでいるのを見て、愛犬がおもちゃを奪ってしまうようなことがあります。
そうした時にはすぐに取り上げて、飼い主さんに返却しましょう。
よだれが付いているかもしれないので、おもちゃの汚れを拭いて返却するのがマナーです。
犬の飼い主のマナー|気を付けたいポイント(お散歩&ドッグラン編)まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分では気を付けていても、知らず知らずのうちにマナー違反をしていることって実は結構あります。
犬を飼っていない人の中には犬に好意的な人もいればそうでない人もいます。
ペットと共生していく世の中で、みんなが気持ちよく過ごせるように、必要最低限のマナーは身に付けたいですね。
犬のマナーに関する記事前編はこちらです。
■ 犬の飼い主のマナー|気を付けたいポイント(住宅街&ドッグカフェ編)
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