この記事では犬の様々な行動に関する情報をお届けします。
今回は『ふれあい編』として、犬が毎日の生活の中でふれあいを嫌がる理由をご紹介します。
犬が飼い主さんの抱っこを嫌がる理由
愛犬に抱っこを拒否されると中々ショックを受けてしまうものです。
特殊な生活環境で生きてきた犬を除けは、犬は基本人間とのふれあいを好む傾向があります。
しかしながら、愛犬が抱っこを嫌がる理由としては以下のことが考えられます。
疲れている、そっとしておいてほしい
かなり疲れていて寝たい、自由な体制で横になっていたい、など犬も人間同様自分一人で過ごしたい時があります。
こんな時は無理に抱っこをすると逆効果。
そっとしておいてあげましょう。
抱っこの体勢が不快
抱っこの仕方がよくないと、愛犬の体に負担がかかり、嫌がる仕草を見せることがあります。
無理にお腹をひっくり返して抱っこしていたりしませんか。
犬は基本的に四肢の自由を奪われたり、反転して抱っこされることに強い反応を示すことがあります。
愛犬に負担が掛からず心地よいと感じる体制で抱っこしてあげましょう。
ケガや病気の可能性
普段は抱っこされて喜んでいるのに、抱っこを嫌がったり体の特定の部分をかばうような仕草を見せることがあります。
この場合は病気やケガをしている可能性があります。
外傷がある場合は分かりやすいですが、外傷がない病気に該当するケースがありますので、おかしいと感じたら動物病院で診てもらいましょう。
犬が他人の抱っこを嫌がる理由
犬が他人に抱っこされるときに嫌がる理由は様々あります。
まずは単純に人なれしていないこと。
また、抱っこする人が犬慣れしていない、犬のことが苦手、怖いなどと感じていればそれが犬にも伝わるため犬もその人のことを嫌がってしまいます。
また、抱っこのまま他人に渡そうとすると、犬は高い場所で体勢が不安定になるため『怖い』と感じてしまうことがあるようです。
愛犬を他人に抱っこしてもらう時は、一度地面におろしてから相手に抱っこしてもらうようにしましょう。
抱っこする時愛犬が嫌がるそぶりを見せたり、逃げるようであれば無理に抱っこはしないようにしてあげましょう。
他人に撫でられるのを嫌がる理由
小型犬の場合は特に、他人から頭を撫でられるときに怖がることがあります。
これは、他人の手が頭上から覆いかぶさってくるように見えるからだと考えられます。
他人の手が自分のことを襲ってくるように見えているのでしょう。
人間も上から何かが落ちてきたり、覆いかぶさってくると怖がって身構えるのと同様に、犬も恐怖を感じているのです。
他人に愛犬を撫でされるのであれば、おやつを利用することも一つの方法です。
相手の人におやつを渡して、おやつを握った手を愛犬の方に差し出してもらいます。
愛犬が自らにおいをかいだらおやつを与えてもらい、頭ではなく背中を撫でてもらいましょう。
他の犬を嫌がる理由
犬の中にはそもそも犬嫌いな子もいます。
犬が苦手なのに無理やり他の犬に近づけられるのは単なる無理強いでしかありません。
相手の犬が目の前にいて逃げることができない状況は愛犬にとって恐怖以外何ものでもないでしょう。
そういう時は無理に犬に引き合わせようとするのはやめましょう。
散歩の時に他の犬とすれ違いそうになったら愛犬の視線を飼い主さんの体でふさぐ、進行ルートを変更したり、他の犬とすれ違う時は飼い主さんが愛犬を抱っこしてあげるなど、他の犬とあまり接することがないように注意してあげましょう。
ブラッシングや足ふきを嫌がる理由
足先を触られることを嫌がる犬は多いものです。
そんな足先を持ち上げたり広げたりしてブラッシングされるのは犬にとっては『痛い』『触られたくない』などと感じてしまい、お手入れされることに苦手意識を持つことに繋がります。
足を高く持ち上げる、横にびよーんと伸ばす、足先やしっぽ、おしりなのの敏感な場所からお手入れしていたりしませんか。
ブラッシングをする場合は、背中や肩など、比較的嫌がりにくい場所から始めるようにしましょう。
肩をブラッシングしつつその流れで足先をとかしたり、時間もあまり長時間するのは控えましょう。
お手入れが上手にできたらその都度褒めておやつをあたえましょう。
足先のケアは、足を高く持ち上げたり横に広げたりせず、ひじ(ひざ)から下を軽く前方に広げて行いましょう。
足裏が下を向いている状態は犬にとって痛くない状態ですので、足裏が下に向くようにしてブラッシングしてあげましょう。