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【 前編 】犬のかゆみと食物アレルギーとの関係

人間に対する卵や小麦、そばなどのアレルギーはよく知られていると思います。

実は犬にも『食物アレルギー』があることをご存じでしたでしょうか。

この記事では愛犬がやたらかゆがっている時に気が付いてあげたい『食物アレルギー』についてご紹介します。

人間とは違ったちょっと厄介なアレルギーの特徴もあるので要注意です。

 

犬のアレルギーが人間と違う点

 

人間の食物アレルギーは、アレルゲンとなる食材を口にして間もなく身体の異変が起こることが多いですが、犬の場合は少し違います。

すぐにアレルギー反応があるケースもありますが、遅れてアレルギーの症状が出るケースが多いという特徴があり、食物アレルギーの発見に気が付きにくいという厄介な点です。

また、食物アレルギーになる犬は少数と言われていますが、中年期以降に急に発症する犬がいることも併せて知っておきたいポイントになります。

犬の食物アレルギーとは一体どんな病気なのか、見ていきましょう。

 

犬の食物アレルギーに関して知っておきたい3つのポイント

 

それでは、まず初めに知っておきたい犬の食物アレルギーに関する3つのポイントをご紹介します。

 

アレルギー反応が人間と比べかなり遅い

人間の場合は食べてすぐに食物アレルギーのそれと分かる症状がでることが多いのですが、犬の場合即座に反応が出るのは少数で、数十時間経ってから発症するタイプが多いと言われています。

実は数日前に食べた食べ物が食物アレルギーの原因だった、ということがありますので注意が必要です。

 

中年期を過ぎて発症することもある

人間では小さい子供のころから発症することが多く、犬でも1歳未満で発症することが多いと言われています。

しかしながら、7歳頃の中年期以降に急に発症することもあります。

これまで皮膚のトラブル(かゆがったり)がなかったのに、7歳以降急に皮膚をかゆがりだしたりすると、食物アレルギーの可能性を疑った方がよいでしょう。

 

アトピー性皮膚炎と似ている

食元アレルギーもアトピー性皮膚炎も、ともに何らかしらのアレルゲンによって皮膚症状が現れるアレルギー性皮膚炎です。

アレルゲンは両者で異なるのですが、かゆみが出る部位が非常に似ているので紛らわしいのです。

しかし、食物アレルギーは季節問わず発症しますが、アトピー性皮膚炎は季節の変わり目に出やすいという少し異なる特徴もあります。

 

アレルゲンになりやすい食べ物とは

 

それでは食物アレルギーになりやすい食べ物とは一体どんな食べ物なのでしょうか。

実は食物アレルギーの原因は、食べ物に含まれるタンパク質が原因と言われています。

小麦や大豆などに含まれる植物性タンパク質もアレルゲンになります。

牛肉、鶏肉、大豆、乳製品、とうもろこし、小麦、卵など総合栄養食やおやつの原材料になる食べ物がアレルゲンになりやすいというデータがあるので、非常に厄介です。

特に手作りご飯を与える時の食材選びの際は、かかりつけの獣医師によく相談するとよいでしょう。

 

アレルゲンになりやすい食材

・ 牛肉
・ 鶏肉
・ 大豆
・ 小麦
・ 卵
・ とうもろこし
・ 乳製品 

また薬やワクチンへのアレルギーも食品が原因の場合があります。
食べ物の成分が入っている一部の薬品、牛由来の成分を含むワクチンに対してアレルギー反応が起こることがあります。
記事後編では犬のかゆみが起こりやすい場所や、食物アレルギーで飼い主さんが気を付けたいことなどについてご紹介します。
■ 【 後編 】犬のかゆみと食物アレルギーとの関係
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