日々の愛犬のお世話、我流になっていませんか。
小型犬、中型犬、大型犬、犬種などによって、お世話のしかたや頻度は変わってきます。
この記事ではあなたの愛犬にぴったりな【 数字で理解できる 】お世話の方法についてお伝えします。
この記事は後編となります。
前編の記事はこちらをどうぞ。
■ 【 数字で理解 】一目で分かる愛犬のお世話のしかた|健康編
日々の愛犬のお世話、我流になっていませんか。 小型犬、中型犬、大型犬、犬種などによって、お世話のしかたや頻度は変わってきます。 この記事ではあなたの愛犬にぴったりな【 数字で理解できる 】お世話の方法についてお伝えします。 […]
部屋の環境: 室温は25度、湿度50パーセント
年間を通じてなるべく一定の温度と湿度をキープしてあげることが、愛犬の体調管理につながります。
■ 部屋の環境
室温: 25度前後
湿度: 50パーセント前後
愛犬が室内でリラックスして過ごしているかという様子を一つの目安にして、室内環境を整えましょう。
水入れの数: 2個以上
愛犬がこぼした場合にそなえて、複数(少なくても2個以上)は準備しておくと安心です。
ペットボトル型の給水機だけでは心もとないので、ボウル型のがぶ飲みできるタイプの給水場所も確保してあげて下さい。
ベッドの数: 2個以上
成犬以上の場合は、家の中にいくつかくつろげるスペースがあるとリラックスができます。
そのため、ベッドの数は2個以上が望ましいでしょう。
ただしトレーニング中の子犬はしつけの妨げになる場合があるので、要注意です。
首輪のゆとり: 指が2本分入るくらい
愛犬が息をしやすいように、首輪のゆとりは指が2本分入るくらいを目安にしましょう。
換毛期やトリミング後などは首輪が緩みやすく、外れやすい危険もあるので、その都度チェックして調整しましょう。
トイレのサイズ: 身体よりも大きめのサイズで
はみ出しを防止するためにも、トイレは身体よりも大きなサイズを確保しましょう。
■ トイレのサイズ
超小型犬: 1200㎠以上(レギュラーサイズ)
小型・中型犬: 2750㎠以上(ワイドサイズ)
大型犬: 5400㎠以上(ラージサイズ)
ハウスからトイレまでの距離: トイレの幅×1.5倍の距離
犬は嗅覚が優れているため、寝床との距離が近すぎるとニオイが気になってリラックスできません。
そのため、ハウスからトイレまでの距離は使っているトイレの横幅×1.5倍くらいの距離は確保してあげましょう。
■ ハウスからトイレまでの距離
大型犬: 90cm以上
小・中型犬: 60cm以上
超小型犬: 45cm以上
トイレは寝床までニオイが届かないように意識して配置しましょう。
リードのサイズ: 小型犬なら180cm以内
長すぎるリードはしつけの妨げになります。
また、飛びつきや車道への飛び出しを防ぐためにはあまり長いリードをオススメしません。
リードの長さは犬の体格を問わず120cm~180cm以内に収めましょう
サイズ | リードの長さ | リードの幅 |
超小型犬(1.5~4kg未満) | 120cm~180cm | 幅10~12mm未満 |
小型犬(4~10kg未満) | 120cm~180cm | 幅12~15mm未満 |
中型犬(10~20kg未満) | 120cm~180cm | 幅15~20mm未満 |
大型犬(20kg~) | 120cm~180cm | 幅20~30mm未満 |
特に、都心部の散歩はリードを短く持って、愛犬の安全を確保しましょう。
しつけ1回の練習時間: 15分以内
犬の集中力の限界は15分程度と言われています。
子犬は更に短く5分程度が限界です。
■ しつけ1回の練習時間
成犬: 15分以内
子犬: 5分以内
シニア犬: 15分以内
マテができる秒数: 10秒以上
マテは色々なコマンドの中でも常に使える大事なもの。
成犬では10秒以上マテができるようにしつけを行うとよいでしょう。
■ マテができる秒数
成犬: 10秒以上
子犬: 5秒以上
子犬の場合は5秒以上できるようになるところから始めて、徐々に長さを伸ばしていきましょう。
コミュニケーションの時間: 1回につき5分以上
飼い主さんとのコミュニケーションが取れる時間は飼い主さん、愛犬双方にとって最も大切な時間です。
1回のコミュニケーションは5分以上を目安に、愛犬だけに飼い主さんの愛情を向けて下さい。
もちろん、回数は何回でもOKなことは言うまでもありませんね。
アイコンタクトの時間: 1回につき5秒~
アイコンタクトはしつけだけでなく、飼い主さんと愛犬の関係の向上にも役に立つ重要なコミュニケーションです。
成犬であれば5秒以上を目安に、アイコンタクトをしてみましょう。
■ アイコンタクトの時間
成犬: 5秒以上
子犬: 5秒以上
シニア犬: 10秒以上
関係性ができてくると、愛犬の方から自発的に見つめてくるようになりますので、飼い主さんからも見つめ返しましょう。
愛犬をほめる回数: 1時間に3回以上
ほめ忘れ防止のために、1時間に3回以上はほめましょう。
愛犬をほめるのは関係性の向上につながります。
成犬以上になるとほめる機会も減りがちなので、愛犬が近くに居る時は意識的にほめてあげて下さい。
飼い主さんにほめられることは愛犬にとって何よりも嬉しく、安心できるからです。
【 数字で理解 】一目で分かる愛犬のお世話のしかた|生活編 まとめ
いかがでしたでしょうか。
数字で大まかに理解しておくと、あまり外れたお世話にはならないので、愛犬をよい健康状態に保つことができます。
お世話ができる幸せをかみしめつつ、愛犬と毎日の愛おしい日々を過ごしましょう。