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【 犬の涙やけ 】原因と治すための8つの方法

犬の涙やけの原因を知っていますか。

飼い主にとって大きな問題である『犬の涙やけ』

放っておくと皮膚に大きなダメージを負うこともあります。

犬の涙やけを治すためには、まずは飼い主が涙やけの原因を正しく理解する必要があります。

涙やけの原因を知り、様々な方法を試していくことで、我が子に合った涙やけ対策が見つかるはずです。

この記事では犬の涙やけが起こる原因と、涙やけを治す効果が高いとされる方法をご紹介します。

 

涙やけの原因は『涙が付着したところに発生する雑菌』によるもの

 

犬の涙やけの原因は一言でいうとこうなります。

 

涙が付着したところに繁殖した雑菌による炎症

 

涙が常に出ていて目の周りがずっと湿った状態が続くと、そこに雑菌が付着します。
涙やけの原因はこの雑菌が正体です。
雑菌により目元に炎症が発生してしまい、毛が赤茶色に変色してしまう症状が涙やけと言われます。
つまり涙やけの直接的な原因はこちらの3つのポイントです。

 
【 涙やけの原因 】

  1. 涙の量が多い
  2. 目元が常に濡れている
  3. 雑菌

 

原因が分かれば解決策が分かります。

つまり、以下の対策が涙やけを治すための方法になるのです。

 

【 涙やけの対策 】

  1. 涙の量を減らす(適正にする)
  2. 涙をこまめに拭く
  3. 雑菌を消毒

 

涙があふれ出す原因を知りましょう

涙の排出システム

そもそも涙があふれ出すことがなければ、涙やけは起きないですよね。

それでは、どのような事が原因で涙があふれ出すのでしょうか。

それは 涙の生産量 > 涙の排出量 になった場合に起こります。

人も犬も同じく涙が出た場合、その涙を排出するシステムがあります。

 

【 涙の排出システム 】

涙点は上下のまぶたの鼻側( 目頭 めがしら )にあり、涙の排出口としての役割を担っています。 涙点から吸引された涙は、 涙小管(るいしょうかん)、涙嚢 (るいのう)、鼻涙管(びるいかん)を通って鼻の奥に流され、さらにそこから喉へと流れていきます。 これら涙の排出経路を「 涙道(るいどう)」といいます。

引用:三和化学研究所

 

ちなみに涙が生産されるところは、上まぶたの奥にある『涙腺(るいせん)』という場所です。

以上をまとめると、涙の生産と排出のシステムはこのようになります。

 

【涙の生産と排出のシステム】

 

①涙腺で涙が作られる

②涙点から涙が吸収される

③涙小管 ⇒ 涙嚢 ⇒ 鼻涙管 を通り、喉へ排出される

 

涙の生産が多い原因

犬の涙やけの根本的な原因となる涙の生産量。

涙の生産量 > 涙の排出量 となった時に目から涙があふれ出します。

涙の排出システムを理解したところで、涙の生産量が過剰になる原因を把握しましょう。

涙が過剰に生産される原因は、このようなものです。

 

・目に異物が入る(ゴミ、逆さまつげなど)
・目の病気(角膜炎や結膜炎などの炎症やアレルギー)

 

動物病院に連れていくことで解決につながるケースもあります。
ちなみに、目の面積が比較的大きな犬種も涙の量が多い傾向があります。

 

涙の排出量が少ない原因

涙の生産量 > 涙の排出量 になる原因として、涙の排出量が過少であることが考えられます。

涙の排出量が少ない原因はこのような事が挙げられます。

 

・鼻涙管が何らかの原因で詰まってしまうケース
・眼の周りの筋肉が未発達な場合

 

生まれつき鼻涙管が細かったり涙の粘度が高い、フードに含まれる成分などが影響して鼻涙管が詰まるケースはよく見られます。
目ヤニがどろっとして黄色かったりすると、目ヤニが原因で鼻涙管が詰まることもあるようです。
また、眼輪筋などの筋肉が発達していないと、十分に涙が排出されないことがあります。

 

涙が多い犬種について

犬種によっても、目の面積が大きくて鼻が短い犬種が顔面の構造上涙やけが多いと言われています。
涙やけが多い犬種としては、このような犬種が挙げられます。
【 涙やけの多い犬種 】
・プードル
・チワワ
・パグ
・狆
・ペキニーズ
・フレンチブルドッグ
・ポメラニアン
・ビションフリーセ
・マルチーズ
・パピヨン

 

目が大きく鼻が短い小型犬が多いと言えそうです。

 

【 犬の涙やけを治す方法 】①こまめに拭くこと

 

涙やけが発生する原因が分かったところで、ここからは涙やけを治すのに効果があると言われる方法をご紹介します。

なぜ我が子の涙が目の周りにあふれてしまうのか、ある程度『アタリ』をつけてみましょう。

その『アタリ』を頼りに、これからご紹介する涙やけ対策にチャレンジしてみて下さい。

涙やけを治す方法としてまずおすすめしたい方法は、こまめに目の周りを拭いてあげることです。

根本治療にはなりませんが、目の周りの被毛が涙で濡れていない状態をキープすることは涙やけ対策としては有効です。

コストも掛かりません。

涙をふくときは、毛の流れに沿って拭いてあげましょう。

毛の流れに逆らって拭いてしまうと、被毛が目に入ってしまい涙がさらに出てくることもあるので注意が必要です。

一日数回拭いてあげることができればベストですが、一日中ワンコと過ごすことができない人もいます。

そうした方には2つ目以降の方法も試してみて下さい。

 

【 犬の涙やけを治す方法 】②目の周りの被毛をカットする

2つ目の方法は、毛が目に入って涙が出ることを防ぐ方法です。

こまめに目の周りをカットしてあげることで、伸びた毛が目に入って涙が出ることを防ぐことができます。

また既に涙やけで赤茶色に変色してしまっている毛も併せてカットしてあげましょう。

自分でカットするのは難しいと感じる方も多いと思います。

そんな方にはハサミではなく、小型のバリカンで刈ってあげることをオススメします。

目の周り全てをきれいにカットしなくてもいいので、目頭~鼻周辺など比較的バリカンが使いやすい部分で試してみて下さい。

バリカンで刈った細かい毛が目に入ることがあるので、バリカン後は流水で目の周りを洗ってあげましょう。

一月に一回するだけでも効果があるので、ハサミやバリカンが使える人にはオススメしたい方法です。

 

【 犬の涙やけを治す方法 】③フードを変えてみる

犬の涙やけの原因で、先ほど説明した鼻涙管の詰まりが原因である場合は、フードを変えてあげることで改善するケースがあります。

食事による鼻涙管が詰まる原因としては、

 

たんぱく質の過剰な摂取で鼻涙管が詰まる
消化不良が原因による老廃物で鼻涙管が詰まる

 

ことがよく挙げられます。
これを改善するためには、犬の体にも負担が掛からず老廃物が出にくいフードを与えることです。
とはいえ、どのような点に注意をしてフード選びをすればよいでしょうか。
本記事では以下の項目を満たすフードを選ぶことをオススメします。

 

  1. 低たんぱく質
  2. 消化によい原料が入っている
  3. 無添加であること
  4. 鉄分が高くない
  5. 継続的に与えられるもの

 

まずは低たんぱく質のフードを選びましょう。

目安としては、フードに含まれるたんぱく質の割合が20%前後のものです。

基本的には穀物中心ではなく、お魚やお肉が中核材料になっている製品がよいでしょう。

また、食いつきがよいフードを選ぶべきです。

涙やけに有効なフードでも、食べてくれなければ継続して与えることができません。

また消化によい原料が入っているフードもオススメです。

乳酸菌やオリゴ糖など腸内環境をサポートする成分が入っていると、食べ物の消化が促進され、消化不良により老廃物が体内に蓄積することを防ぐ効果が期待できます。

また、極端に植物性成分が高いフードは消化不良を引き起こすと言われます。

特に食物繊維の摂取量が高くなるとその傾向が顕著になるようです。

犬はもともと肉食動物ですから、基本的にはお肉やお魚が中心のフードを選ぶとよいでしょう。

無添加であるとなお望ましいです。

フードに多少の添加物が入っていても、便として体内から排出されるのでそこまで問題になならないと言われています。

しかし、添加物が多すぎると消化しきれず、結果体内に老廃物として蓄積されてしまいます。

体内の老廃物の割合が高くなってくると、鼻涙管が詰まるだけではなく、どろっとした涙に変化する可能性があります。

粘度の高い涙が流れ続けることで鼻涙管が詰まり、悪循環が引き起こされます。

鉄分があまり高くないフードもオススメです。

涙の中の鉄分量が増えると、それが酸化して赤茶色に変色すると言われています。

赤肉(シカ肉や馬肉、カンガルーなど)は、高級食材で健康にもよいと言われていますが、鉄分含有量は高めです。

そのため、涙やけ対策としてのフード選びの際は赤肉類は外すことも検討してみて下さい。

また、フードを変えたおかげで涙やけに改善が見られる場合は、しばらく継続してそのフードを与え続けて経過を観察したいところです。

したがって、フードは入手困難ではなく、経済的にも継続して与え続けることができるという条件を付け加えておきます。

フードを切り替える際にも注意をして頂きたい点があります。

それは、フードは一気に切り替えるのではなく、1週間~2週間程度かけて『徐々に』切り替えてあげてください。

現在食べさせているフードから急に新しいフードに切り替えると、上手く消化することができなかったりして便に影響が出る可能性があります。

ゆっくりと少しずつ新しいフードの割合を増やしながら、フードの移行をしてみて下さいね。

 

【 犬の涙やけを治す方法 】④サプリメントを試してみる

 

フードと併用で検討される方も多いのがサプリメントです。

サプリメントは、フードよりもより直接的に涙やけを防ぐために効果的な成分が含まれています。

とはいえ、毎日の食事という観点からはフードをしっかりと整えることが大切です。

サプリメントはフードと併用することで効果を期待したいところです。

涙やけに効果があるとされるサプリメントには、このような成分が含まれていることが多いです。

 

・消化を助ける成分(乳酸菌やオリゴ糖など)
・ブルーベリーなど目の健康によいとされる成分
・抗炎症作用のある成分(ルティンやアスタキサンチンなど)

 

サプリメントは成分重視で、色々と試してみるとよいでしょう。

 

【 犬の涙やけを治す方法 】⑤ホウ酸水で殺菌する

涙やけの原因は、涙で濡れた場所に雑菌が繁殖することで毛の色が赤茶色に変色することだとお伝えしました。

既にこれまで、涙が過剰生産されない方法をお伝えしてきましたが、涙で濡れた場所に発生する雑菌を殺菌する方法も有効とされています。

その方法はホウ酸水で殺菌するというものです。

ホウ酸水は、ホウ酸と精製水があればすぐに作ることができます。

ホウ酸水が準備できたら、コットンに染み込ませて涙で濡れている場所に塗布しましょう。

ホウ酸による雑菌の殺菌が期待できるため、涙が過剰生産されていても有効な対策としてみなされています。

フードや毛の手入れで涙の過剰生産を防ぎ、それでもあふれる涙にはホウ酸水を利用して涙やけを食い止める対策を取ることもできます。

ただし、ホウ酸水を塗布する場合は、愛犬の目の周りに傷などがないか細心の注意を払いながら使用してください。

 

【 犬の涙やけを治す方法 】⑥鼻涙管を洗浄してもらう

様々な理由で鼻涙管につまりが起こる場合、動物病院で鼻涙管を洗浄してもらうことで涙管のつまりを除去することができます。

これは、本記事で説明している涙の排出システムにおいて、涙の排出量を高める方法です。

下の写真でいうと、黄色い矢印の部分にとても細い管を挿入して鼻涙管を洗い流します。

 

 

愛犬の定期健康診断やワクチン接種など、動物病院に行くタイミングがある時に獣医師の先生に涙やけの相談をしてみるとよいでしょう。

涙やけ対策として鼻涙管洗浄の処置をしてくれる病院は多いです。

目の周りの病気などと併せて相談することをオススメします。

念のためですが、鼻涙管洗浄には費用が掛かります。

 

【 犬の涙やけを治す方法 】⑦目薬

涙やけのケアに毎日時間を割けない飼い主さんにはオススメの方法となります。

犬用の目薬で涙やけ対策を謳っている商品にもいくつかタイプがあります。

 

・涙やけを除去するタイプ
・目ヤニを除去するタイプ
・汚れを洗い流したり、結膜炎などの炎症に効果があるもの
・上記の複合タイプ

 

目的に合った目薬を選んで利用するとよいでしょう。
また、汚れを洗い流したり結膜炎などの炎症に効果を発揮するタイプは、人間用の目薬で代用されることもしばしばあります。
また、人間と違って犬は『目薬をさす』行為が理解できません。
そのため、目薬が苦手な犬も多く、目薬が中々うまくいかないといった話もよく聞きます。
最近の目薬は、

 

・スプレータイプ
・コットンに染み込ませるタイプ
・軟膏タイプ

 

など犬に投薬しやすいように開発されたものがたくさんあるので、使いやすそうなものを選ぶとよいでしょう。
点眼回数も1日1回でよいものもあるので、ケアの手軽さが重要な飼い主の方には便利な選択肢となります。

 

【 犬の涙やけを治す方法 】⑧マイボーム腺マッサージ

 

マイボーム腺とは、まつ毛の上下生え際にある皮脂腺です。

ここからは脂分が出ているのですが、これが涙と混ざることで膜のようになり、目の水分の蒸発を防ぐ役割を果たしています。

マイボーム腺が詰まると、涙がサラサラになり、目を保護しにくくなります。

そして目から流れ落ちる涙が涙やけの原因になります。

このマイボーム腺が詰まることを防ぐマッサージがマイボーム腺マッサージです。
やり方は簡単です。
まず、愛犬の目を40℃程度の濡れタオルで軽く温めます。
温めた後に、下のまぶたを押さえて上のまぶたをまばたきするように動かします。
片目ずつそれぞれ20~30回程度マッサージしてあげて下さい。
マイボーム腺が正常に働くと、眼球もしっかりとコーティングされるので、目が傷つきにくくなります。
またマイボーム腺が詰まりが酷くなると、マイボーム腺梗塞という病気に発展することがあります。
マイボーム腺梗塞になると目の保護力が低下するため、角膜や結膜関連の病気が起きやすくなります。

 

【 犬の涙やけ 】原因を知り治すための8つの方法 まとめ

いかがでしたでしょうか。

被毛が白色やクリーム色のワンコであれば、涙やけはとても目立ちます。

見た目の可愛さをアップしたいという理由で、涙やけの改善に取り組まれている飼い主の皆さんが多いと思います。

しかしながら、今回の記事を見て頂けばお分かりの通り、涙やけは健康上のSOSのサインである可能性も否定できません。

つまり、涙やけを治すことに取り組むことは健康上の問題点(特に目に関する病気)の改善にもつながるのです。

是非とも涙やけを治すチャレンジをして頂きたいです。

涙やけを治すための情報はたくさんあります。

しかし、この記事で特に理解して頂きたいことは以下の3点です。

 

① 犬の涙やけが起こる原因(仕組み)を理解すること
② 涙やけの原因(仕組み)を理解した上で、様々な方法を試すこと
③ 治るまで継続して取り組むこと

 

涙やけは愛犬家の多くが抱える悩みの一つです。
唯一無二の治療法はないため、症状が改善するまで色々な方法を粘り強く試してみるしかありません。
今回ご紹介した8つの方法も、試しやすいものから少し難易度が高いものまで様々です。
まずはご自身やご家族全員で取り組みやすい方法を選び、試してみて下さい。

特にフード選びは難しいと思います。

食事は毎日のことですし、愛犬が喜んで食べてくれるかということもとても大切なポイントです。

涙やけを治すためだといっても、愛犬に必要以上のストレスが掛からないようにしてあげましょう。

また、たんぱく質を徹底的に省いた食事などは健康のバランス上好ましくないです。

たんぱく質を極端に摂取しないことは、別の健康上の問題につながる可能性があります。

そのため、フード選びについては、焦らずじっくりと時間を掛けて取り組まれることをオススメします。

涙やけが一気に治ることはありませんが、治る『兆候』は表れます。

涙やけが治りそうな兆候を見つければ、その方法を継続することで改善が期待できます。

ゆっくりと愛犬に合った涙やけを治す方法を見つけて下さいね。

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