愛犬の食事に関する飼い主さんはとても多いものです。
小食、食べすぎ、加齢とともに食べなくなった、偏食などなど。
この記事ではしつけも兼ねて愛犬が安定かつ健康的に食事を摂れる方法を「NG事例」形式でご紹介します。
このようなフードのあげ方をしている飼い主さんは要注意です。
① フードを食べきるまで放置する
愛犬が小食のタイプによくありがちなケース。
愛犬が中々既定量のフードを食べてくれないため、食べきるまで飼い主さんがフードをそのままにしておくことです。
フードがいつまでもそこにあると、愛犬はいつでも好きなタイミングで食べることができると学習する恐れがあり、食べムラを助長することにつながります。
衛生上もよくありませんし、20~30分経ったら一旦フードは下げましょう。
その後数時間経ってから残した分と同じ分量のフードを与えてみて下さい。
② フードにトッピングを追加する
フードにおやつ、肉類のトッピングを加えると一時的に愛犬の小食が改善することがあります。
しかし長い目で見るとあまりオススメすることはできません。
トッピングがないどフードを食べないことにつながるため、後々苦労するのは飼い主さんでもあります。
食いつきをよくするためには、運動量を増やすなど工夫しましょう。
③ おやつを与え過ぎてフードを食べない
おやつの目安は一日のフード量の10パーセント程度です。
フードよりおやつが好きな犬は多いですが、おやつが主食になる問題です。
肥満の原因にもなるため、おやつのあげすぎには注意です。
④ 愛犬の意のままにフードの量を増やす
フードの与え過ぎは肥満の原因になります。
個体差はありますが、適正量のフードを与えており、それでもフードをねだるのであればスキンシップなど食事以外で満たされていない可能性があります。
マッサージや遊びを増やすなど触れあう機会を増やしてみるのもよいでしょう。
⑤ ネットで見かけた手作りご飯レシピを与えている
手作りご飯レシピはご自身の愛犬にあったものになっているか、判断は簡単ではありません。
愛犬の健康を考えた時、手作りご飯ももちろん有効な手ですが飼い主さん自身が栄養に関する勉強をしておくとよいでしょう。
いきなり手作りご飯100パーセントに切り替えるよりも、ドライフードの総合栄養食をベースに少しずつ加えていくような工夫を行うとよいでしょう。
⑥ フードを頻繁に替える
愛犬の好みを探すべく、フードジャーニーになっている飼い主さんはとても多いもの。
基本的に犬は毎日同じものを習慣的に食べさせることで健康が安定します。
年齢別に応じたフードの切り替え時期はあるものの、頻繁にフードを変えるのはNG行動になります。
体調不良を起こしたり、変化を嫌って逆にフードを食べなくなる可能性もあるため注意が必要です。
⑦ 食事の回数を1日1回に減らす
食べないからという理由や胃腸に掛かる負担を減らしたいなどを理由に自己判断で食事量を減らす飼い主さんがいますが、実はこれはとても危険な行為です。
フードをふやかしたり、愛犬が食べやすくなるための工夫が必要です。
特にシニア期になると食欲減退から飼い主さんのこのような対応を耳にすることがありますが、独断は厳禁。
愛犬の体調も含めて対処法を獣医師に相談しましょう。
⑧ 興奮したままの状態でフードを与える
食事の前に愛犬のテンションが上がることがある程度仕方がないことです。
しかし、走り回ったり吠えたりしている時に食事をアが得るとそれらの行動を悪化させてしまうことに繋がります。
フードはコマンドができた後に与えるようにすると、愛犬の興奮状態を抑えることができます。
具体的には「オスワリ」「マテ」などのコマンドでクールダウンさせてからフードを与えるとよいでしょう。
⑨ 同居犬と一緒に食べさせる
多頭飼育をしている飼い主さんで、愛犬たちを同じ時間同じ場所で食事を与えるのは注意が必要になることもあります。
フードを取りあったり、早食いにつながることがあるからです。
また、食べるペースが違うので、ペースが違うと遅い犬がストレスを感じやすくなります。
そんな時は別々のクレートに入れて、扉を閉めた状態で食べさせると安心して食事をすることができます。
⑩ 食事中に愛犬の体を撫でる
食事は愛犬のペースで食べさせることが基本になります。。
食事中に飼い主さんが周囲をウロウロしたり、愛犬の食事を直視する、ましてや触ったりすることは愛犬の食事のペースを乱すことにつながります。
大事なフードを守るために飼い主さんに噛みつくこともあり、攻撃性が高まる場合もありますので、食事の時間は遠くから見守ってあげましょう。
【 犬の食事 】フードの食べさせ方NG事例10 まとめ
いかがでしたでしょうか。
フードに関する悩みは様々ですが、今回はフードの食べさせ方のNG事例をご紹介しました。
基本的に犬は毎日同じ食事を適量摂取することが体調が安定すると言われています。
食事の時間を落ち着いて安定的に使えるように、今回のNG事例をご参考にしてみて頂けると幸いです。