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【 危険!】犬の肥満を甘く見てはいけない、その恐ろしい理由とは

愛する我が子(愛犬)には、一日でも、一秒でも長生きしてほしいもの。

健康でずっと一緒に居続けるためには、【肥満】には注意が必要です。

犬の肥満は想像以上に健康面で色々なリスクをはらんでいます。

この記事では犬の肥満による様々な問題、肥満チェック方法などご紹介します。

 

長生きは『健康寿命』であってこそ

 

愛犬が長生きしてくれるのはありがたいことです。

しかし、ただ長生きしてくれればよいというものではありません。

大切なのは『健康寿命』です。

健康で長生きしてくれてこそ、安心して一緒にいることができますよね。

そんな健康寿命に様々なリスクを引き起こす『肥満』。

さて、一体どのように危険なのでしょうか。

 

犬の肥満が引き起こす現時点のリスク

 

犬の肥満がもたらす現時点でのリスクをいくつかご紹介します。

 

肥満症になる

太りすぎが原因となる『肥満症』。

肥満が原因で何らかの病気や異常が起きている状態のことです。

糖尿病や脂質代謝異常、脂肪肝、呼吸器系の機能低下、関節炎など症状は多岐にわたります。

ダイエットすることで減量することができれば、これらの症状の改善が見込まれるため、なるべく早くダイエットに取り組むことが必要です。

 

手術に時間が掛かる

肥満で皮下脂肪が分厚くなってくると、臓器が見えにくくなります。

また、脂肪により器具などが滑って手術がやりにくくなることも。

麻酔から覚めにくい、手術中の出血量が多いなどのリスクもあり、思わぬ危険をはらんでいます。

 

熱中症が重症化しやすい

理由は『体に熱がこもりやすい』から。

厚い皮下脂肪のせいで体内の熱が放出されず、脂肪で気道も狭くなっていることがあるため、呼吸で熱を逃しにくいのです。

肥満体形の犬の熱中症が重症化してしまうと非常に危険です。

 

呼吸器障害を起こしやすい

短頭種は肥満が原因で問題が起こりやすいと言われています。

短頭種は生まれつき気道が狭い犬も多く、肥満による起動圧迫でさらに呼吸が苦しくなるケースがあります。

また、短頭種には、のどの奥にある軟口蓋が長い犬も多く、肥満により軟口蓋に脂肪が付着することで呼吸が苦しくなることがあります。

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)が悪化する

膝蓋骨脱臼(パテラ)とは、膝の麻らの骨が外れる病気です。

進行度合いにより4つのグレードに分類されるのですが、肥満により膝関節に常に負荷が掛かり、悪化しやすいと言われています。

 

■ 犬の病気ランキング|膝蓋骨脱臼症(パテラ)の症状・治療法・予防法と治療費用

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犬の肥満が引き起こす将来のリスク

 

生命にかかわる病気を引き起こしやすくなる

犬が肥満になると、体に蓄えられえた脂肪から、炎症を引き起こす物質が絶えず分泌されるようになります。

その影響で、体内に毒性の高い物質が増え、身体の様々な部位に炎症を起こすことになります。

この炎症が免疫機能やホルモンに影響を与え、重大な病気につながることになります。

例えばがんや膵炎、糖尿病といった命に直結する病気を引き起こす可能性があります。

 

歩けなくなる位に関節に影響が出る

これは、愛犬にとっては本当に苦痛ですので、最も避けて頂きたい内容です。

それは、肥満により慢性的に関節に負担が掛かり、将来歩けなくなる位の関節炎や変形性関節症につながるということです。

歩けないだけではなく、愛犬にとっては激痛との闘いになります。

悲鳴を上げるほど症状が悪化することもあるので、過度な肥満体形を維持し続けるのは非常に危険です。

飼い主さんが愛犬のことを心から愛しているならば、適切な体重コントロールを行ってあげて下さい。

 

犬が太る理由

 

犬が太るのには人間同様、れっきとした理由があります。

例えばこのような理由が該当します。

 

犬が太る理由①: 食べすぎ

何も異論はないであろう、ダントツで太る理由がこれ。

人間と同じで、犬も食べすぎれば当然肥満になります。

可愛いから、おねだりが激しいから、といってフードやおやつをむやみに与え過ぎるのは注意が必要です。

何事も適度に行うことが一番、食事の量も叱りです。

愛犬の犬種や体重などから一日に与えてもよい食事量を予め把握することがとても大切になります。

 

犬が太る理由②: 年齢に応じたフードを与えない

これは逆を言えば、愛犬がシニアになっても成長期に与えていたフードと同じものを与え続けているということです。

成長期が過ぎても同じフードを与え続けると、摂取エネルギー過多になり、結果肥満体形になります。

小型犬で10ヵ月、中型犬で1歳、大型犬で1歳半くらいまでが成長期にあたります。

成犬期以降は成長期ほどのエネルギーを必要としないため、成長期に与え続けていたフードは成犬用のものに切り替えましょう。

もちろんシニア期も同様です。

 

犬が太る理由③: ホルモンの病気が原因

シニア期に入ると、病気の影響で肥満体形になることがあります。

クッシング症候群や甲状腺機能低下症といったホルモンに関わる病気では、お腹周りが太ってくることも珍しくありません。

食事量が変わらないのに愛犬が急に太りだしたら、病気の可能性を疑ってください。

ちなみに食べすぎが原因の肥満は、背中に脂肪が付きやすく、病気が原因の肥満は背中には脂肪がつかずにお腹が張り出す太り方であることが特徴です。

 

犬が太る理由④: バランスの悪い食事

食事が偏っていると、腸内環境が悪化して肥満に繋がります。

腸内には『デブ菌』と言われる菌がおり、その菌が増殖することで太りやすい体質になると言われています。

肉などのタンパク質、おやつばかりを与えたりしていると、腸内環境が乱れてデブ菌が増える恐れがあり注意が必要です。

 

【 危険!】犬の肥満を甘く見てはいけない、その恐ろしい理由とは まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

犬の肥満を甘く見ていると命の危険にもつながる恐ろしい病気につながることがあります。

命には直接影響はないものの、慢性的な関節炎などは苦しみも大きく、特に注意してあげて下さい。

犬が太る理由の一番の原因は、『食べすぎ』、これに尽きます。

本当の愛情は愛犬の健康寿命をしっかりと伸ばしてあげることではないでしょうか。

健康でい続けるために必要な食事量の把握、適度な運動などに気を付けて愛犬と楽しく毎日の生活を楽しみましょう。

愛犬の肥満度チェックとダイエット方法についてはこちらをご覧下さい。

 

■ 愛犬の肥満度チェックとダイエット方法をご紹介

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