まだまだ少ないペットと泊まれる宿。
今回は東北は山形県米沢市にある、
小野川温泉 名湯の宿 吾妻荘 さんに宿泊して参りました。
その感想を徹底レビューします。
2泊3日のペット宿泊オススメルートも合わせてご紹介しています。
東北南部をペットと旅したい方は必見です。
★ 2021年4月12日追記
今回宿泊した小野川温泉 吾妻壮 さんですが、なんとあのYouTubeの【 エガちゃんねる 】に紹介されました!
爆笑の映像を是非ご覧下さい。
小野川温泉 名湯の宿 吾妻壮 へのアクセス手段はバスのみ
吾妻壮へのアクセス手段は、ローカルバスのみとなります。
米沢駅前から出ている山交バスに乗って20分強で小野川温泉街に到着します(米沢駅前乗車 ⇒ 小野川温泉下車)
山交バスの小野川温泉行の時刻表 はこちらです。
1時間に一本もないため、乗り過ごさないように注意しましょう。
料金は590円掛かります。
交通系ICカードは使えず、両替できないかもしれないので、千円札を用意しておきましょう。
タクシーを利用すると3,000円以上掛かるようです(1.5kmで700円位かかるようです)
小野川温泉 名湯の宿 吾妻壮 ペット宿泊施設は別館です
チェックアウト:10:00
山交バス 米沢駅前乗車22分(590円)
送迎は10名以上で米沢駅前までお迎え
【 POINT 】
・ ペット宿泊は別館
・ ペット用品は施設にはなし
・ 周辺にコンビニあり
・ 玄関前に灰皿あり
小野川温泉 名湯の宿 吾妻壮: 部屋の内湯が最強な説
小野川温泉 吾妻壮には大浴場、貸切浴場、そして内湯があります。
大浴場はチェックイン時間の15:00~翌日の9:30まで利用できます。
大浴場は本館にあります。
本館入り口から大浴場へ、進みます。
受付付近には貸し浴衣のサービス(有料:500円)
こちらで浴衣のレンタルができますよ。
通路をさらに進んでいき、
中庭も充実しており、掲示板にはワンコに関する情報があります。
話は脱線しますが、小野川温泉はあの小野小町が発見し、愛した温泉だそうです。
そしてたどり着いた大浴場。
洗濯ばさみが5つあり、自分の履物を挟むようになっています。
洗濯ばさみがない場合は、時間を空けてまた来てくださいということでした。
5人以上の入浴とならないよう、『蜜』を避ける対策が施されているようです。
そしてこちらが大浴場です。
お湯の泉質は軟水ですべすべとしており、かなりハイクオリティな温泉です。
さすが源泉かけ流しというべきでしょうか。
旅の疲れが芯から取れるような、そんな温泉で満足度はかなり高いです。
しかし一つだけ難点があります。
それは、『熱い』ということ。
加水できそうな設備はぱっと見ても見当たらず、お湯をかき混ぜるへらがあるくらいで温度調節が難しいです。
一緒にいた小さな子供は湯船に浸かることができないようでした。
恐らく43℃くらいはあったかもしれません。
しかし泉質は非常に高いことは再度申し上げておきます。
しかし吾妻壮にはそれをしのぐことができる設備、【 内湯 】が部屋の中にあります。
この内湯は自由に温度加減ができ、最高です。
ペット連れは食事の時間や入浴の時間、ペットを留守番させると鳴き止まず、周りのお客様に気を使ったり部屋に誰かがいる状態にしなければいけないこともあります。
しかしこの内湯であれば、室内にありいつでも入り放題(温度も調整し放題)ですので、周囲に気兼ねなくいつでも温泉が楽しめます。
ペット連れにとって、部屋の内湯は最強の設備なので、ここはとてもポイントが高いでしょう。
【 POINT 】
・ 温泉の泉質は非常に高い
・ 大浴場のお湯はかなり熱い
・ 部屋の中に内湯が最高
小野川温泉 名湯の宿 吾妻壮: 質・量・独自性の3拍子揃った優雅な晩餐
小野川温泉 吾妻壮で個人的に最も気に入ったのは食事です。
料理長がとてもセンスのあるのでしょう。
米沢牛を始めとした地元の郷土料理が、抜群の味付けでこれでもかと出てきます。
そしてペット連れにはうれしい【 部屋食 】なのです。
このサービスは本当にありがたいです。
ただし、ペット専用の食事はありませんので、持参しましょう。
こちらがお品書きです。
夕食の全体像はこんな感じです。
マグロ、かんぱち、甘えびのお造りは、新鮮で嫌味のない一品です。
前菜だけでもかなり出てきます。
ローストビーフ、胡麻豆腐、鯉のことこと煮、どれも絶妙な味付けで薄すぎずくどくない味わいです。
季節の盛り合わせ、上に乗っているのはカニ身です。
シンプルなのですが、随所にこだわりを感じられます。
茶碗蒸しには実は栗が入っており、シンプルながらも季節を感じさせてくれる一品です。
イワナの塩焼き、東北の食材はレベルが高いと感じさせられます。
てんぷらは後出しというこだわり用で、温かくほくほくで美味しかったです。
海老の湯葉巻き、サツマイモ、エリンギのてんぷら。
菊花つみれのお吸い物、ここでも湯葉が入っているこだわり用。
もちろんさっぱりだしに相まって豊かな風味と触感が楽しめます。
黒毛和牛のすき焼き(Before)
折りたたまれていますが、見た目の2倍位のお肉量があります。
お肉は2人前レベルです。
上品な割り下で頂きます。
黒毛和牛のすき焼き(After)
実は白くて長いものは糸こんにゃくではなく、葛切りです。
料理長のこだわりが伝わり、思わず『おっ』と声が出ます。
味については、語るまでもないでしょう。
これに山形県産コシヒカリの御ひつが4人前くらい出てきます。
そしてデザートでしめとなります(ババロアではなかったような・・・)
お料理一品一品の質、ボリューム、そして米沢郷土の風情を感じさせるここでしか食べることができない食事といった感じでした。
同等クラスの旅館と比べても頭一つ抜けている位料理のレベルが高かったです。
この食事だけでも頂く価値があり、大満足の晩餐となりました。
お腹いっぱい幸せいっぱいです。
ここから部屋の内湯にまた入れるので、極楽度が×100倍位になります。
↓食べられない人
【 POINT 】
・ 料理は最高クラスで申し分なし
・ ペット連れにはうれしい部屋食
・ 一度食してみる価値あり
・ ペット専用食事はありません
小野川温泉 名湯の宿 吾妻壮: ペットと就寝する環境
こちらのお宿、お布団がとてもふかふかなのです。
温泉につかって程よく疲れた体でお布団に入ろうものなら、一瞬で寝てしまいそうなくらいふかふかなお布団が最高でした。
お布団はスタッフの方が上げ下げしてくれますが、私たちは自分で敷きました。
あらかじめ部屋にお布団が出されており、簡単に引っ張るだけで敷けてしまうのでとても楽です。
一つ気になるところは、ペットたちの鳴き声です。
今回別館の一階に宿泊したのですが、早朝からスタッフさんたちが動き始めるので、それに釣られて各部屋のワンコたちの合唱が始まります。
早朝は若干眠りにくいと思われますので、音に敏感な方は頭の片隅に留めておいて頂ければと思います。
小野川温泉 名湯の宿 吾妻壮: 朝ごはんもステキすぎます
夕食については、申し分ないものでした。
食事後におつまみなど一切入らない位のボリュームで、本当に満足度が高いです。
それでは朝ごはんというと、こちらもまた負けず劣らずのおいしさです。
たまごはなんと温泉卵という豪華さで、朝からテンションが上がります。
温泉卵殿は、悩んだ末にこうしてやりました。
朝ごはんも御ひつ一杯のご飯と、あっさりながらも食事しているといった感じのおかずでここでも質と量が両立されていて素晴らしいです。
欧風的な派手さはないものの、見せかけではなく、細部にこだわった日本創作料理はこちらの旅館の神髄なのでしょう。
そしてびっくりしたのが、先ほどの温泉卵が1パックお土産として頂けるのです。
そんなことして本当に大丈夫なんでしょうか、と思いつつもありがたく頂戴しました。
ありがとうございました。
【 ペットと泊まれる宿 】小野川温泉 名湯の宿 吾妻荘 まとめ
というわけで今回はペットと泊まれる山形県米沢市にある、小野川温泉 名湯の宿 吾妻壮 に宿泊した感想をレビューしました。
温泉とお食事が何より素晴らしく、再訪したくなるとても良いお宿でした。
ペットフレンドリーな設備や備品はないものの、ペット宿泊可能なお部屋は温泉付客室なので非常にポイントが高いと思います。
ペットフレンドリーさはまだまだ向上の余地があり、今後に期待ができます。
ペット宿泊料金は掛かりませんが、宿泊料金を設定してペットフレンドリーな環境を提供してもよいと感じました。
またスタッフの方たちは大変気さくで丁寧な接客をして頂き、とても温かい気持ちになりました。
コロナ感染対策もしっかりととられており、安心して宿泊できる施設だと思います。
楽天トラベルでは4.43(2020年11月時点)という高評価を獲得しており、非常に高い人気がうかがえます。
当サイトではペットフレンドリーな観点も重視して、以下のように数値化させて頂きました。
お部屋や館内設備 | 3.80 |
サービス(ペットフレンドリー要素含む) | 3.50 |
温泉 | 4.00 |
お食事 | 4.50 |
総合 | 4.00 |
こちらに宿泊した後は、福島県の会津若松に移動してもう一泊しました。
その時のレポートはこちらになります。
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山形&福島旅行の初日の記事です。
■ 【 犬と泊まれる宿 】愛犬と旅行する山形&福島(前編)|小野川温泉 名湯の宿 吾妻壮
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そしてこちらが二日目の記事となります。
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