愛犬との暮らしはかけがえのない大切な時間ですよね。
しかし私たちと同じ時間を過ごしていても、犬は人間の4倍の速さで歳を重ねていると言われています。
ですから、愛犬の老化に早く気付づき、体に対する負担やストレスが掛からないような環境を飼い主が整えてあげることが大切になります。
この記事では愛犬がずっと健やかに生きていくために知っておきたい、の老化のサイン(症状や変化など)をご紹介します。
いつまでも愛犬とかけがえのない時間を過ごすために知っておきたい情報です。
犬の老化は何歳から始まる?
初めに知っておきたい老化のサインとしては、『犬の老化は何歳から始まるのか』ということです。
以前は7歳を過ぎるとシニアと言われていましたが、最近の情報では、
■ 大型犬: 7歳以降
と認識されているようです。
ただし、体の大きさや愛犬の健康状態によっても老化のスピードは変わるため年齢はあくまで目安です。
それでは、老化のサインを詳しくご紹介いたします。
犬の老化のサイン①: 被毛・ひげが白くなる
愛犬の老化の症状で最もわかりやすいのが被毛やひげがに白髪が増えることです。
体全体ではなく、鼻や口の周りの毛が最初に白くなりやすいのが特徴です。
被毛がブラックの犬種の犬はシニアになると分かりやすいですね。
クリームやブラウン系の犬種も、被毛の色が薄くなっていきます。
犬の老化のサイン②: 被毛が抜ける、パサパサしてくる
こちらも被毛に関する老化現象ですが、毛が抜けたり以前と比べ潤いがなくパサパサした感じになってきます。
この症状も犬の代表的な老化のサインと言えるでえしょう。
毛が抜けたりパサついたりするだけではなく、伸びるのが遅くなる傾向もあります。
伸びが遅くなるのは意外と気が付きにくいかもしれませんが、愛犬がトリミングが必要であればふとしたタイミングで気づくことも。
”毛” にまつわる老化現象は私たち人間と全く同じですね。
犬の老化のサイン③: 目に白いものが混ざる、目やにが出る
これも比較的分かりやすい老化の症状として挙げられるポイントです。
犬の目の中に白く丸い輪郭が現れる『核硬化症』は水晶体の老化によるもの。
これだけではすぐに視力障害にはなりませんが、白内障と見分けがつきにくいので目の中の白い濁りに気づいたら、一度病院で検査してもらうと安心です。
ちなみにこちらの症状ですが、亜鉛の摂取で症状が改善されたケースも報告されています。
亜鉛の多い食べ物は、牡蠣、レバー、ゴマ、納豆などが代表的です。
また、目やにが出やすくなる傾向もあるようです。
目やには放置しておくと固くなり、取りづらくなります。
健康上の理由としても好ましくないため、こまめにケアをしましょう。
また、目やには涙目の原因にもなるため、気を付けて下さい。
犬の老化のサイン④: 体重の増加または減少
代謝の低下により今まで食べていたご飯の量でも太りやすくなったり、ご飯をちゃんと食べているのに体重が減少していく場合は、栄養を消化吸収出来ていない可能性が考えられます。
体重が増加した場合はご飯の量を調整、現象した場合は一度病院で診てもらうのが良いでしょう。
増加よりも減少の方が心配です。
代謝や栄養吸収機能の低下だけでなく、病気に罹っている可能性があります。
ちなみに、口の内部に問題があると、食べるスピードが落ちたりご飯を残すこともあるので、ご飯を美味しく食べてくれるためにも歯のケアや口臭チャックも大事!
こちらの記事で愛犬の歯のお手入れ方法をご紹介しています。
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犬の老化のサイン⑤: 散歩を嫌がったり喜ばない
犬も歳を重ねるにつれて、徐々に好奇心が薄れるため遊んだりはしゃぐことが少なくなっていきます。
加えて体力も衰えるため、散歩4を切り上げようとしたり関節痛や体調が良くないと散歩を嫌がるようになることもあります。
これを予防するには、若いころからある程度の運動をさせ、筋肉をつけておくことが大切です。
日々の散歩は気分転換、脳への刺激、筋力低下を防ぐためにも、継続することが大切です。
また私たち飼い主と一緒に共有する貴重なコミュニケーションの時間でもあります。
老化のサインとしては、後ろ足の動きが鈍くなる傾向があるため、日ごろから気にかけてあげましょう。
犬の老化のサイン⑥: 睡眠時間が増える
犬も高齢になると、体力の低下により疲れやすくなります。
また、体力回復にも時間がかかるため寝て過ごす時間も増えてきます。
以前ほど好奇心が沸かないため、ジッとしているとそのまま寝てしまうこともしばしば。
犬の1日の平均睡眠時間は成犬で12~15時間、シニアで16~19時間と言われています。
犬の老化のサイン⑦: 耳が遠くなる
若いときは名前を呼ぶとすぐに振り返っていた愛犬、しかし高齢になるにつれて反応しなくなることがあります。
呼びかけたときに耳がピクッと動かなければ、原因は聴覚の衰えでしょう。
物音がしても起きなかったり、私たちが外出して帰ってきても気づかず、雨や雷、インターフォンの音にも反応しなくなります。
ちなみに、高齢になってくると寝ながらイビキをかくようになる子もいるようです。
犬の老化のサイン: ⑧粗相が増える
シニア犬が粗相をするのは、膀胱にためられる尿の量が減少したり、トイレまで歩くのが間に合わなかったりするためです。
また、腎臓に異常がある場合もあるので、気になるときは動物病院を受診してください。
おしっこの量が増えたり減ったりしていたら別の病気も考えられるので、一度病院で検査してもらいましょう。
犬の『老化サイン』を知っておこう まとめ
いかがでしたでしょうか。
人間と同様、犬も年を取ります。
ですが、老化は悪いことではありません。
シニア期を迎えて以降が、本当の家族として円熟した関係を構築できる醍醐味です。
愛犬とかけがいのない時間を過ごすためにも、老化のサインに気づいたら愛犬の健康や生活スタイルを見直すキッカケにしましょう。
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