ご自身が高齢な場合、ペットを飼うことをためらう方もいらっしゃるかもしれません。
高齢でも、条件が整えば愛犬を迎え入れることは十分に可能です。
この記事では、高齢者の飼い主さんがペット(犬)を飼うことで得られる5つの効果についてお伝えしようと思います。
記事後半では、高齢者でもペットを飼いたい方に必要な条件についてもご紹介しています。
高齢者がペットを飼う効果①: 生活にハリがでる
やはり何と言っても一番の効果はこれです。
ご自身が仕事をしていない場合、外出する必要性がない場合など、高齢者の方の中には引きこもりがちな方も多いと思います。
しきあし、愛犬がいることで生活は大きく変化します。
犬は正直ですから、決まった時間に起き、飼い主さんにご飯や散歩をねだり、寝たい時には勝手に寝ます。
そんな愛犬をお世話することができる幸せは何ものにも代えがたいものです。
愛犬にご飯をあげたり、一緒に散歩したりお昼寝したり。
愛犬の存在だけで飼い主さんの心づもりや生活リズムが変わることは間違いありません。
愛犬が飼い主さんの日々の生活を活発にしてくれることは、高齢者の飼い主さんが犬を迎え入れることで得られる最大の効果でしょう。
高齢者がペットを飼う効果②: 自身の健康管理につながる
犬は運動(散歩)が必要な生き物です。
毎日少しの時間でもいいので、愛犬と一緒に散歩にでかけましょう。
散歩することで愛犬の健康維持、ストレス発散ができることはもちろん、飼い主さん自身の健康につながることは言うまでもありません。
愛犬を散歩に連れていくためには、飼い主さんご自身が健康である必要があります。
そのため、ご自身の健康管理に興味が出たり、毎日の生活リズムを整えるなど健康志向が高まる効果があると言われています。
高齢者がペットを飼う効果③: 家族・夫婦の仲が良くなる
愛犬がいることで、家族や夫婦間に共通の話題ができるため、長年一緒に過ごしてきてコミュニケーションが減ってきた家族や夫婦間でも会話する機会が増えます。
愛犬と散歩や時には遠出のお出かけも家族でする機会も増えるでしょう。
犬という存在は、家族をつないでくれる存在でもあります。
良くも悪くも愛犬を飼うことで様々なことが起きます。
そうした出来事をともに経験することで、愛犬を含めた家族の絆が深まるのです。
高齢者がペットを飼う効果④: ご近所さんとのコミュニケーションが増える
愛犬と散歩していると、周りの人に声を掛けられたり、ワン友、散歩仲間などができることもあります。
散歩するときに出会う人はご近所さんであることが多いため、ふとしたことから仲良くなったり意気投合することも。
高齢者は孤独になりがちな面もありますが、家にこもってばかりでなく散歩を通じた外出をすることで地域社会との接点が生まれることもあります。
これは地味ですが非常に安心感につながる効果と言え、高齢者が愛犬と過ごす大きなメリットになります。
高齢者がペットを飼う効果⑤: 認知症の症状の緩和になる
愛犬を失ったことでペットロス状態になり、認知症の症状が現れることがあります。
思い切って新しい愛犬を受け入れたところ、症状がみるみる改善することもあるそうです。
愛犬を飼うことで心が癒され、認知症の症状が軽減することは国内外の様々な研究や調査でも明らかになっています。
高齢者(シニア世代)が犬を飼うために必要なこと
いかがでしたでしょうか。
高齢者でも愛犬を飼いたい、そう考えている人はたくさんいます。
また、愛犬を迎え入れることで得られる様々な効果についてご理解いただけたと思います。
しかしながら一方で高齢者は犬(ペット)を飼ってはいけないという意見もあります。
こうした意見も当然一理あるのですが、高齢者全員がペットを飼ってはいけないということは決してありません。
ただし、高齢者は現役世代と比べ、ペットを飼うためのハードルは少し高くなります。
以下の記事では、高齢者が犬を迎え入れるために必要な条件をご紹介しています。
本記事と合わせてお読み頂けると幸いです。
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