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育犬ノイローゼ、犬の飼育放棄、犬を飼うのが嫌になる

【 育犬ノイローゼ 】かかりやすい飼い主さんの特徴と克服方法

育児ノイローゼという言葉は一般的ですが、【 育犬ノイローゼ 】という言葉を耳にするようになりました。

育犬ノイローゼはその名の通り、犬と暮らすストレスから心身に不調が発生することですが、いったいどのような症状なのでしょうか。

この記事では育犬ノイローゼになりやすい飼い主さんの特徴やノイローゼの症状、また育犬ノイローゼになってから立ち直る方法についてご紹介しています。

 

【 育犬ノイローゼ 】とは

 

育犬ノイローゼとは、犬と暮らすことによるストレスからくる心身の不調のことを指しています。

可愛いはずの愛犬、でもお世話がうまくできない、しつけも思うようにできないといった犬と生活することで抱えるストレスが原因となります。

ストレス状態が長く続くと飼い主さんの心身に不調をきたす場合があり、このことを指して育犬ノイローゼと呼ぶことがあります。

 

育犬ノイローゼの症状とは

育犬ノイローゼの主な症状はこのような状態が挙げられます。

 

【 育犬ノイローゼの主な症状 】

・ イライラする
・ ネガティブ思考になる
・ 愛犬を可愛いと思えなくなる
・ 突発的に悲しくなる
・ 眠れない
・ 吐き気を催す
・ 食欲不振

 

育犬ノイローゼは愛犬にもマイナスの影響を及ぼします

 

犬という動物は社交性が高く、飼い主である人間の感情の動きを驚くほど微細に感じることができます。

そのため、飼い主さんの感情が伝播しやすいと言われており、飼い主さんが楽しければ愛犬も楽しい、飼い主さんが悲しければ愛犬にも悲しい感情が移ってしまいます。

飼い主さんが育犬ノイローゼになり、不安な心理状態が続くと、その感情が愛犬にも伝わってしまい、愛犬も心身不調になることがあります。

従って飼い主さんが育犬ノイローゼになった場合は、その状況を克服して元気になることが愛犬の心身の健康と安全につながることになるのです。

 

育犬ノイローゼになりやすい飼い主さんの特徴

 

育犬ノイローゼになりやすい飼い主さんには、特徴があります。

基本的にまじめで繊細な飼い主さんほど育犬ノイローゼになりやすいと言われており、このような特徴が当てはまる自覚のある飼い主さんは、あまり気負い過ぎないように愛犬との生活を送るように心がけるとよいでしょう。

 

育犬ノイローゼになりやすい飼い主さんの特徴①: 責任感が強い

責任感が強く、まじめで頑張り屋さん。

こうした性格の方は素晴らしい性格でもありますが、頑張りすぎがたたって疲れてしまうことも。

責任感が強いとお世話やしつけにも厳しくなってしまいます。

自分の思い描くようなお世話やしつけができないと、それがストレスとなり育犬ノイローゼの原因につながることも。

愛犬にもプレッシャーを与えてしまい、犬が委縮する原因にもなります。

 

育犬ノイローゼになりやすい飼い主さんの特徴②: 心配性である

愛犬のことを思うがあまり、過度な心配をしてしまう飼い主さんは不安定になりやすく、結果としてそのことがストレスになってしまい育犬ノイローゼになりやすい傾向にあります。

 

育犬ノイローゼになりやすい飼い主さんの特徴③: 全部自分でやってしまう

育犬ノイローゼの原因はその名の通り育犬です。

お世話やしつけを全部自分一人でやれる、あるいはやらないといけないと思っている飼い主さんは、それが自分にプレッシャーになってしまい、育犬ノイローゼの原因になってしまうことも。

適度に周囲の人を頼ったり、場合によってはペットシッターやプロのしつけトレーニングサービスを受けてみるなど、なんでも自分一人でやらないことも時には大切だったりします。

 

育犬ノイローゼになりやすい飼い主さんの特徴④: 周りの評価が気になる

犬を飼うことの常識やマナーを非常に大切にしている、周囲にどう見られているかがとても気になる飼い主さんは、心が休まるタイミングがなく結果としてストレス過多の状態になることがあります。

このように愛犬が直接的な原因でないストレスも育犬ノイローゼにつながることもあり、注意が必要です。

 

育犬ノイローゼになりやすい飼い主さんの特徴⑤: サービス精神旺盛

愛犬のことがとにかく可愛く、愛犬のためなら何でもしてしまうといったサービス精神旺盛な飼い主さんも育犬ノイローゼになることがあります。

自分自身が無理しすぎない状態を保つことが、愛犬と生活していくうえでとても大切なポイントとなります。

 

育犬ノイローゼを克服するためのケーススタディ

それでは育犬ノイローゼにならないための心がけ、また現在育犬ノイローゼになっている場合でもどのような対処をすることで克服することにつながるのでしょうか。

ケーススタディとして考えてみたいと思います。

 

コロナ禍のストレス

愛犬: ヨークシャー・テリア/3才/♀
コロナ禍のストレスから気持ちに余裕がなく、愛犬と楽しく遊ぶ気にならないのですが、どうしたらいいでしょうか。


対処方法: 飼い主さんは無理に遊ばず、愛犬だけで遊べるようにしましょう

飼い主さんの心に余裕がない時は愛犬と遊んであげるもの難しいと思います。

そんな時には知育玩具など愛犬が一人で遊べるおもちゃを与えるようにしましょう。

飼い主さんは愛犬が一人で遊んでいる間はリラックスして、心身の回復に努めて下さい。

 

お散歩のこと

愛犬: チワワ/1才/♀
仕事などで疲れている時に愛犬を散歩させるのが面倒くさいと感じることがあります。

楽しみにしっぽを振っている愛犬にとても申し訳ない気持ちになるのですが、どうしても気乗りしません。


対処方法: お散歩は一回休みにしてまずはご自分のケアを!
疲れている時は休む、これに限ります。

飼い主さんもおっくうな気持ちのまま散歩に連れていくと余計疲れやストレスがたまり、悪循環の原因になることも。

疲れている時はしっかりとリフレッシュして、次回の散歩は飼い主さんも愛犬も楽しく出かけられるようにしてみては。

 

吠え癖がなおらない

愛犬: ミックス/3才/♂
小さなころから吠え癖があり、頑張ってしつけをしているのですが一向に改善しません。

自分のしつけの仕方が悪いのか、愛犬の覚えが悪いのか、もうこれ以上どうしていいのか分からず、犬を飼う自信を喪失しています。


対処方法: 周囲に相談をしてみませんか
飼い主さんはきっと責任感が強く、まじめな性格だと思います。

一人で頑張りすぎるとやがて限界が来てしまうこともあるので、そんなときは家族全員でしつけに取り組んだり、プロのトレーナーの手を借りてみることも検討してみてはいかがでしょうか。

これまでとは違った切り口でしつけをすることで、しつけ効果が表れるケースはたくさんあります。

 

家族が非協力的

愛犬: ミックス/5才/♂
家族は全員愛犬のしつけに非協力的です。

中でも夫は、しつけができていないことがあると全て私のせいにしてきます。

これではしつけのやる気もなくなり、愛犬も暴れてしまうわで毎日の生活がおっくうになってしまいます。


対処方法: しつけはチームプレイで行うことが大切です
愛犬を家族として迎える以上は、家族全員でしつけに取り組むことが必要です。

家族全員の愛犬に対する対応が異なると、愛犬も混乱して結果として飼い主さんにとってよからぬ行動をとってしまうこともあります。

まずは飼い主さん自身が、一人でしつけを行うことは無理だということ、家族全員でしつけをしようということをご主人に伝えるところから始めてみてはいかがでしょうか。

自分の口から伝えるのが苦手な場合は、ドッグトレーナーのようなプロの口から伝えてもらってもよいでしょう。

 

不在時間のストレス

愛犬: トイ・プードル/3才/♀
仕事が多忙であり、家を不在にすることが多いのですが、愛犬を一人で留守番させる時間が長くなっていることが自分自身のストレスになっています。

愛犬がかわいそうでとにかく心苦しくなってしまいます。


対処方法: 愛犬と一緒にいる時間をしっかりと充実させましょう
長期間の間長時間愛犬を一人にさせることは愛犬の心理的不安はかなりのものとなります。

しかし、たまに不在時間が長くなるくらいであれば、帰宅した後にしっかりとコミュニケーションを取ってあげるとよいでしょう。

愛犬がお留守番時間を楽しく過ごせるような環境作りをしっかりしてあげて、帰宅後は十分なスキンシップを取ることで愛犬のストレスも緩和されることでしょう。

 

散歩中のトラブル

愛犬: 柴/3才/♂
愛犬は他の犬や人間が苦手なので散歩には細心の注意を払っています。

散歩中のトラブルにならないようにいつも気を遣って歩いており、飼い主の方が疲れてしまい、散歩に連れていくことに気乗りしません。


対処方法: 対人・対犬との接し方を決めておきましょう
吠えたり唸ったりすることは犬の自然な行為であるため、数回の吠えや唸りなら過度に気にする必要はありません。

相手に会釈しながら切り抜けるとよいでしょう。

犬や他人を遠くに見つけたら、抱っこしたり違う道に入るなど回避したり、人が少ない場所や時間帯を選んで散歩することで飼い主さんの負担も減らすことができます。

 

たまには一人になりたい

愛犬: ミニチュア・ダックスフンド/9才/♂
愛犬は昔からとにかく甘えん坊で私のそばを片時も離れようとしません。

そんな愛犬は可愛いのですが、いつもそばにいるため、たまには一人になりたいと正直思ってしまうことがあります。


対処方法: 意図的に愛犬と別々の時間を作ることも大切です
愛犬がどんなに可愛いといっても、四六時中常に隣にいると、飼い主さんも心が休まらないこともあるでしょう。

その場合は、意図的に一日のうちの数時間を別の環境で過ごしたり、フードの入ったおもちゃなどで愛犬が一人遊びできるような環境を整えることでそれぞれの時間を確保するとよいでしょう。

 

お別れがよぎってしまい不安になる

愛犬: シー・ズー/11才/♀

シニア期になり、色々と落ち着いた愛犬を見ていると、いつか来るお別れが頭をよぎってしまい、不安になってしまいます。


対処方法: 不安な気持ちは誰かに聞いてもらってリラックスしましょう
愛犬といい時間を過ごしているが故に感じる感情であり、これまで愛犬と素晴らしい時間を共有できている証拠でs。

お別れの時はいつかくるものですが、そのことばかりに気を取られていると、愛犬と生きて一緒に過ごせる『今』の時間が過ぎて行ってしまいます。

誰か心のうちを聞いてくれる人に話をしてみることで、飼い主さんの心の不安も軽減するはず。

気心の知れた誰かにお話をしてみてはいかがでしょうか。

 

愛犬に八つ当たりしてしまう

愛犬: ビーグル/8才/♂
私(飼い主)自身が更年期と言われる年代になり、イライラすることが多くなっています。

ついついそのイライラから愛犬に八つ当たりしてしまうこともあり、その都度後悔の念に苛まれています。


対処方法: 適度な距離を保ちちつつ、飼い主さんご指針のケアを
更年期のイライラはホルモンのバランス変化によるものが原因と言われており、自分自身でコントロールすることが中々難しいものです。

イライラしている自分を責めすぎるのはNG。

もしイライラしていると感じたら、愛犬をハウスに入れたり、別室ですごしたりするなど、意図的に適度な距離感を確保するとよいでしょう。

一人になった時間はマッサージやアロマなどご自身をケアできるとよいですね。

 

仕事と育犬の両立

愛犬: シェットランド・シープドッグ/9才/♀
愛犬に持病があり、通院しています。

しかし自分自身仕事をしていることもあり、動物病院への通院はと仕事の両立が難しくなっています。

飼い主としての責任は理解しているのですが、心身共に疲れています。


対処方法: 自分自身で全て賄おうとせずペットシッターなどに頼りましょう
責任感が強く愛犬想いの飼い主さんであるはずです。

ですが仕事をしながら愛犬の通院も行うことはとても負担になると思います。

自分一人で抱え込もうとせずに、家族や周囲の協力、ペットシッターサービスなどを利用することで改善できることがあります。

かかりつけの動物病院の獣医師にも、通院の回数を減らせないか相談してみることも大切です。

一人で何でも対処するには限界があります。

そうした時は遠慮なく周囲に助けを求める勇気も時には大切になり、ひいては愛犬のためにもなります。

 

育犬ノイローゼにならないために、ペットシッターサービスを利用するのもオススメです

 

愛犬と過ごす以上はお互いに楽しく幸せな時間を共有したいですよね。

世の中の変化も激しいこの時代においては、時に愛犬と一緒に生活することが困難になるときもあります。

そんな時は一人で抱え込まずに、信頼できる友人や家族に相談してみることも大切です。

そして、育犬ノイローゼに悩む飼い主さんの心強い選択肢として【 ペットシッターサービス 】の存在も見逃せません。

当サイトではペットシッターサービスで業界大手の『ケアペッツ』の体験レポートを掲載しています。

育犬ノイローゼに悩む飼い主さんは是非一度ご覧頂きたい内容になっています。

詳しくはこちらの記事をお読みください。

 

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