シニア期に差し掛かった我が子に訪れる変化。
以前より怒りっぽくなったり甘えん坊になったりした気がすることがありませんか。
犬も身体の変化に伴って心も変化します。
この記事ではシニア期に入った犬の性格の変化についてご紹介します。
どのような変化が起こるか知っておくことで、愛犬の心に寄り添えるようになるでしょう。
シニア期に起こる心の変化とは
人間と同様犬もシニア期にはいれば体力が落ちたり心に変化が表れたりすることがあります。
また、環境やストレスの変化・度合いなどで変化が加速化することがあります。
一般的には小型犬や中型犬では7歳以上、大型犬では5才を超えた頃から心にも変化が表れると言われています。
とはいえ変化には個体差がかなり影響しますし、生活環境やストレス度合いでも大きく変わるため一概にいつから変化が始まるとは言えません。
毎日の生活の中で愛犬の変化をじっくりと感じてみましょう。
シニア犬になると起こりやすい心の変化について
甘えん坊になる
加齢で体力が衰えてくると自信もなくなりがちになることがあるようです。
一人で過ごすことも心細くなり、信頼できるひとのそばにいたいという想いから甘えん坊になる傾向があります。
人がいなかったり一人になると不安で鳴くこともあるようです。
食いしん坊になる
シニア期に差し掛かると若いころに比べて外出する機会が減りがちに。
楽しみはもっぱら食事になるということもあり、食べものに対する執着が見られることになる傾向があります。
食事やおやつをくれくれと要求吠えしたり、おねだりするようになる子も多いようです。
穏やかになる
若い時に比べて感覚機能が低下したり、また経験をたくさん積むことによる慣れが原因で穏やかになる傾向があります。
五感が衰えることで視覚や聴覚への刺激が薄くなり、結果として穏やかに過ごすようになります。
闘争本能も薄れ、ライバル心が減ることも穏やかになる傾向につながることがあるようです。
頑固になる
反対に頑固になる傾向が見られることもあります。
老化で脳が変化することでストレスの許容量も低下することがあります。
これまでは我慢できていたことも許容できなくなったり、身体の痛みや違和感から怒りっぽくなる犬もいるようです。
これまでは完璧にできていた「マテ」のコマンドができなくなったり、お手入れもさせてくれていたのが我慢できなくなったりと、毎日の生活の些細な部分からも変化が分かるかもしれません。
シニア犬になると現れる心の変化について まとめ
いかがでしたでしょうか。
人間と同様犬も年を重ねれば性格に変化が起きるのは自然なことです。
大切なのはその変化に気が付いて、接し方や生活スタイルなどを現在快適になるように整えていくことが、愛犬とシニア期を満喫できる秘訣だと言えるでしょう。
愛犬の性格の変化を見逃さず、その子に合ったスタイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。