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【後編】愛犬の老化のサインに気が付いたら見直すべきお世話ポイント

犬も人間と同様シニア期に入るにつれ老化していきます。

老化のサインに気が付いた時、飼い主である私たちはどうすればよいでしょうか。

この記事では、シニア期に差し掛かった愛犬に対するお世話の方法のコツについてお伝えします。

シニア期からが愛犬とのパートナーシップの本番です。

円熟した犬生を満喫するために、私たち飼い主のできることについて勉強していきましょう。

今回は前編で紹介した食事方法の見直しに続く後編記事です。

 

シニア期のお世話の見直し②: お散歩や遊び

 

犬の楽しみの主軸となる「散歩」「遊び」。

シニア期に入るとこのように変化を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

足を上げる散歩を取り入れる

シニア期の犬に必要な散歩は「量」<「質」です。

自然の中のアップダウンのあるコースで、足腰を鍛え心身のリフレッシュをしましょう。

例えばおちばの 積もった場所、草むらの中や気の根っこが流々とした地面などを積極的に歩くことが足を上げて歩くことに繋がります。

足を上げて歩くことは足の可動域が拡がるので、足の健康維持に大いに貢献することになります。

 

上り坂を散歩コースに加える

 

犬は後ろ足から衰えていきます。

上り坂を歩くとその後ろ足を鍛えるのに効果的です。

この時にしたを向いて歩くと効果が下がるので飼い主さんが愛犬よりも一歩前を歩き、愛犬の視点が飼い主さんを向く(高くなる)ように仕向けると効果があがります。

 

嗅覚を遊びの中で鍛える

嗅覚は犬にとって大事な感覚機能です。

使わない昨日は衰えるため、おやつ探しのゲームなどでニオイを嗅ぎながら楽しむ遊びを積極的に取り入れてみて下さい。

ニオイを嗅ぐことは脳を刺激することにもなります。

上手にできたらしっかり褒めてあげることも忘れずに。

 

ストレッチを散歩前に取り入れる

 

犬は加齢に連れて「伸び」をすることが難しくなります。

身体が固まりやすくなるため、散歩前には愛犬を飼い主さんの膝の上に抱いて、前足の肘、後ろ足の肘をそっと伸ばすイメージで伸ばす(ストレッチ)させて散歩に出かけてみましょう。

嫌がる子もいるので、できる範囲でストレッチを取り入れてみましょう。

 

シニア期のお世話の見直し③: 住環境を整える

 

毎日の生活の基礎となる「住環境」。

シニア期に入るとどのような工夫をするとよいでしょうか。

 

滑り止めマットで関節の負担を軽減する

フローリングなどの滑る床で生活をし続けると足腰への負担が増加します。

足が滑って踏ん張りがきかず、自力で立てなくなることも。

滑りにくく爪が引っ掛かりにくいマットを愛犬の生活領域全般に敷いて足腰への負担を減らしましょう。

マットは100円均一などで簡単に入手することができます。

 

高反発素材のベッドを取り入れてみる

睡眠時間が増えるシニア犬にとって寝床はとても重要です。

高反発素材のベッドであれば自力で寝起きしやすい、寝返りが打ちやすいなどのメリットがあります。

床ずれができにくいという点もポイントです。

 

トイレを大きくする

 

トイレからはみ出して排泄するようになると、トイレを大きくして周囲に柵を取り付けてみましょう。

又トイレ以外で排泄するのなら、トイレを増設するなどそそうの状況に応じて臨機応変に対応しましょう。

愛犬はそそうをしたくてしているわけではありませんので、そそうしたのを見つけて怒りつけたりすることはやめましょう。

 

角ばった場所にはクッション材を

人間と同様犬も加齢と主に足腰が弱り、視力も低下します。

暮らし慣れた家の中でも家具の角などにぶつかってけがをする可能性もあります。

そこで家具などで角張っていた李鋭利な部分があるものにはクッション材を取り付け、もしぶつかっても衝撃を和らげることができるようにしましょう。

 

シニア期のお世話の見直し④: その他の生活方法見直し

 

シニア期になると現れる様々な体の変化や生活様式の変化に合わせ、お世話の方法にこのような工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

投薬練習をする

 

シニア期は投薬の機会が増えます。

目薬は特に若い時に使うことはあまりないのでシニア期に入っていきなり目薬を頻繁にされると強いストレスになる可能性があります。

目薬は犬から見えない位置からさすのがコツです。

今の内から目薬の練習をしておきましょう。

飲み薬も食事に混ぜて服用させるなど、愛犬がストレスを感じにくいような工夫をしてみて下さい。

 

フェイスマッサージを行う

老化が進むと思うように口が動かなくなり、食事がうまく取れなくなるケースがあります。

口角の周りを撫でたり、軽く押したり伸ばしたりすることで口の筋肉が鍛えられたり、唾液を出す部分が刺激され自分の口で食べる力がアップします。

無理強いはNGですが、愛犬が許容する範囲内で取り入れてみましょう。

 

愛犬の老化のサインに気が付いたら見直すべきお世話ポイント まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介した記事はシニア期に入った愛犬には有効ですが、若い時からのお手入れや健康チェックが何よりも重要です。

歯磨き、ブラッシング、爪切りなどは若い時からこまめに丁寧に行いましょう。

おしっこの量や色なども体調を見るうえで重要なポイントですので、気に掛けるようにしておくとGood。

また、しつけの練習は継続して行うことで、老犬に見られる要求グセの抑制にもつながります。

いずれにしても、ともに生活する愛犬のいつもの姿に気を配り、変化があれば病院に相談したり情報サイトなどを活用して改善を行うことが大切になります。

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